[過去ログ] 悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ (472レス)
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410: 2021/12/14(火)23:24 ID:plm03EWs(1/13) AAS
前半が書けましたのでこれより投下します

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「「「三人揃って…マジカ・エンジェル!!!」」」

都内の某所にて、今日も密かに活動する淫魔達の前に立ちはだかり
いつもの名乗りを上げるマジカ・エンジェル。
その中には屈辱の敗戦を経験し、パワーアップに失敗したドミナントの姿もあった。

「行くよ、二人とも!」
省22
411: 2021/12/14(火)23:26 ID:plm03EWs(2/13) AAS
(クラウンは…ヤバイ!もうトドメを刺す寸前じゃない!?)

戦いながらクラウンの様子を見ると、例によって強化フォームを発動しており
既にトドメを刺す体勢に入っている。
今回の中級淫魔は3体…このペースだと自分が1体倒す頃には2体目にもドドメを刺され3体中2体をクラウンの単独スコアとされてしまう。

またこのパターンだ。
よくある中級淫魔が3体のパターンだと、どうしても3体目を持って行かれてしまう。
以前はパワーのクラウンに対して手数のドミナントという感じの二大アタッカーという
イメージだったのにアクセラレイションを発動したクラウンにはもう手数だけでは
追いつけなくなりつつあるのだ。

(私だって…パワーアップさえ出来てれば…!)
省14
412: 2021/12/14(火)23:28 ID:plm03EWs(3/13) AAS
「きゃあっ!?」

ハサミが運悪く翻ったスカートに引っ掛かってしまいバランスを崩すドミナント。

「ギギィ!」

スカートを引っ掛けたまま突き出したハサミをそのまま振り回す中級淫魔。

「いやあぁっ!放してよぉっ!」
省17
413: 2021/12/14(火)23:30 ID:plm03EWs(4/13) AAS
「…どっせ〜い!!!」

そうこうしている内に遠くから接近してくる掛け声と共に淫魔のハサミから解放された。

「グギェッ!?」

淫魔が奇声を上げながら吹き飛んだ気配がする。
2体目の中級淫魔をも倒したクラウンが救援に来たのだ。

「はあ…はあ…」
省16
414: 2021/12/14(火)23:32 ID:plm03EWs(5/13) AAS
「んはぁ…!」

肛門や秘所に不意に叩き付けられる熱風に思わず声が漏れる。
スカートを整え、熱風の吹き付けて来る方向へ向き直ると予想通り
淫魔が爆発炎上した痕跡とそれをバックに仁王立ちするクラウンの姿があった。

コスチュームの所々に輝く強化フォーム特有のラインが夜の闇に映える。
まさに主役ヒロインの姿だ。

(それに比べて…私はさっきまでずっとスカート捲れてお尻丸出し…)

自慢のミニスカートが原因で醜態を晒してしまった悔しさと恥ずかしさに
スカートの裾をギュッと握り締める。
省13
415: 2021/12/14(火)23:34 ID:plm03EWs(6/13) AAS
帰還後、ミーティングルームでくつろぐ二人を尻目に開発室に向かうドミナント。
実はあの強化実験失敗の翌日、事前の策として密かに新たな技(呪文)の開発を
九十九に打診していたのである。

「そろそろ出来ている頃だと思うんだけど…」

ノックして室内に入る。

「こんばんは…例の『アレ』出来ました!?」

開発室の室長である若い男性の姿をした九十九(正体は百地同様妖精のツクモン)に尋ねる。
省15
416: 2021/12/14(火)23:36 ID:plm03EWs(7/13) AAS
数日後…

「この辺りに反応があった筈だが…気を付けてくれ!」

「了解!…と言っても、ここ何にも無いね?」

クラウンが首を傾げる。
淫魔の反応があるというので出撃したものの、
今回は普段と違い良くある夜の街中や廃ビルや廃工場でも無い山中であった。
周囲を見渡しても何も無い。

「わ…罠とかじゃ無いですよね?」
省13
417: 2021/12/14(火)23:38 ID:plm03EWs(8/13) AAS
「…う、ここは!?」

空間の揺らぎを通り抜けて着地した場所を見渡すドミナント。
明るいピンク色をしたコンクリートの通路の様な場所に飛ばされた様だ。
前方と左に数メートル幅の通路が広がっている、まるで迷路だ。

(クラウンとハーモニーは…居ない…どうやら完全に分断されたみたいね。)

「もしもし!3人とも、聞こえるかい!?」

通信機から百地の声が響く。
省18
418: 2021/12/14(火)23:40 ID:plm03EWs(9/13) AAS
迷路内に居るメンバー同士の通信も遮断されているらしく連絡は取れない。

「でも、コレって私にとってはチャンスよね…」

状況を概ね把握したドミナントがニヤリと笑う。
この状況ならば目指すのは術者の反応のある北東の部屋だろう。
そして彼女が先日習得した新呪文は今回の状況には打って付けなのだ。

「要するに競争って訳ね!ウフフ、この状況にピッタリの新呪文があるのよね〜!」

早速新呪文の発動体勢に入るドミナント。
省16
419: 2021/12/14(火)23:42 ID:plm03EWs(10/13) AAS
「このスピードなら北東の部屋への一番乗りは私に決まりね!」

風を切りながらマップに従い北東の部屋を目指して進むドミナント。
角を曲がると通路に数体の下級淫魔が待ち受けていた。

「ギギィ!?」

「そんな攻撃当たらないわよ!」

ドミナントがヒラリと身を躱す。
角を曲がってくるドミナントを狙った淫魔の攻撃が虚しく空を切る。
省15
420: 2021/12/14(火)23:44 ID:plm03EWs(11/13) AAS
シルフィード・レガースから吹き上がる余剰エネルギーをスカートで受け止め
蓄積させた魔力を利用して放つサイクロン・ブルームの変形技である。
逆立ちになって足技と共に放つサイクロン・ブルームと比べ威力こそ落ちるが
移動しながらの連続使用が出来る為、格段に小回りが利くのだ。

「コレが私の新スタイル!百花繚乱と言ったトコロかしら!」

新呪文を使った戦法に確かな手応えを感じるドミナント。
残りの淫魔達に一気呵成に攻撃を仕掛ける。

「ギエェッ!」

ドミナントが淫魔達の間を縫ってスカートを翻す度に淫魔の悲鳴が響き渡る。
省15
421: 2021/12/14(火)23:46 ID:plm03EWs(12/13) AAS
「おっと、いつまでもこうしちゃ居られないわね!先を急がないと…」

暫くの間、勝利の余韻に浸っていたドミナントだったが
まだ目的の部屋に辿り着いていない事を思い出し再び滑り出す。
その後は下級淫魔には遭遇せず迷路をスムーズに進んで行く。

「えっと…確かここを右に曲がれば…と。」

遂に目的地である北東の部屋に辿り着いた。
部屋の入り口で周囲を見渡すが先に誰かが到着した形跡は無い。

(よしっ、予想通りの一番乗り!シルフィード・レガース様々よね!
機動力が違うのよ、機動力が!)
省12
422: 2021/12/14(火)23:48 ID:plm03EWs(13/13) AAS
「流石はマジカライザーの一人、この程度では仕留められねぇか…」

「ふぅん…話せるんだ、アンタ。」

相手からは言葉が返ってきた。
中級の中では比較的上位の淫魔に多い特徴だ。

「何だ、ドミナントかよぉ!お前、ルナリス様に負けて吸淫されたんだってなぁ!?」

「ぐ…!」
省19
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