【友達≦】幼馴染み萌えスレ25章【<恋人】 (93レス)
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(1): 2014/01/29(水)17:16 ID:j3Oqu7ua(1/3) AAS
幼馴染スキーの幼馴染スキーによる幼馴染スキーのためのスレッドです。
■■ 注意事項 ■■
 *職人編*
エロパロ板のスレですが、エロは必須ではありません。
ラブラブオンリーな話も大歓迎。
書き込むときはトリップの使用がお勧めです。
幼馴染みものなら何でも可。
*読み手編*
 つまらないと思ったらスルーで。
わざわざ波風を立てる必要はありません。
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(1): 2014/01/29(水)17:18 ID:j3Oqu7ua(2/3) AAS
前スレ:【友達≦】幼馴染み萌えスレ24章【<恋人】
2chスレ:eroparo

23代目:【友達≦】幼馴染み萌えスレ23章【<恋人】
2chスレ:eroparo
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省38
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(1): 2014/01/29(水)17:23 ID:j3Oqu7ua(3/3) AAS
*関連スレッド*
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お姉さん大好き PART8
2chスレ:eroparo

*これまでに投下されたSSの保管場所*
2chエロパロ板SS保管庫
外部リンク:sslibrary.gozaru.jp
省4
4: 2014/01/30(木)00:51 ID:aN2LEm6p(1) AAS
>>1-3
乙です
5: 2014/01/31(金)20:20 ID:XdLveTNL(1) AAS
縦乙
今スレも職人の方々に感謝しながら良き作品に期待
6: 2014/02/08(土)23:40 ID:1ANC2nYe(1) AAS
hoshu
7: 2014/02/09(日)17:18 ID:GiiOB3vb(1) AAS
最近保管庫って全然更新されてないのな
俺もやり方とか知らんから出来ないけど
8: 2014/02/13(木)11:21 ID:s22kfokq(1) AAS
即死回避支援
9: Peachの人 2014/02/17(月)02:13 ID:UJUMWCdc(1/10) AAS
新スレ投下一番乗り。
「Like a sister」久々に投下させていただきます。

九月の終わり、少しだけ肌寒くなってきた頃。
俺はかつて通っていた高校の正門の前にいた。
「懐かしきかな我が母校、ってとこか……」
少し気取った風に言ってみるが、実のところ俺はまだ卒業して半年くらいしか経っていない。そうそう感慨深い気分にはならないものだ。
待ちあわせ場所の正門にまだ待ち人はいないようだった。周囲では一般来場の人たちが派手に飾り付けられたゲートをワクワクとした表情で通過していく。
今日は一年に一度、外部の人間も招待して騒ぐ学生の最大のイベント、学園祭の日だった。

話は二か月前に遡る。あの「デート」の日からだと一か月後という事になるか。
カレンダーが七月になり、季節は完全に夏に入っていた。
省45
10: Like a sister 2014/02/17(月)02:16 ID:UJUMWCdc(2/10) AAS
「んで、ここは?Iを代入して……」
「あ、なるほど……わかりました」
「ねー兄さん、こっちは〜?」
「ああ、これはこの公式を使って……」
とりあえず勉強会はつつがなく進んでいた。始まってから二時間程度しか経ってないが、数学の試験範囲はもうそろそろ網羅できそうだ。
もちろん本当に重要な部分をさくっと教えているだけだし、もとより二人の理解力が優れている事が何よりの理由だが、この分なら今日一日で主要な科目を全部教えられるかもしれない。
二人が問題を解き始めたので手持ち無沙汰になった俺は、ふと葵の方に目を向けた。
(そういえばあの日以来こんな間近で葵ちゃんの顔見る事無かったな……)
そんな事を思いながらぼんやりと葵を眺める。
くりんとした大きな目や小さめな鼻梁、唇は綺麗な薄紅色で成熟しきっていないのが見てとれる。
省45
11: Like a sister 2014/02/17(月)02:17 ID:UJUMWCdc(3/10) AAS
「じゃあ葵、頑張りましょうね。必ず兄さんの鼻をあかしてやるのよ」
「え!? わ、私!?」
「おい待て!葵ちゃんもやるのか!?」
美久がしれっとした口調で当たり前のように葵を激励する。
いきなり話を振られた葵といきなり参加者を増やされた俺が、揃って困惑気味にツッコミを入れた。
「当然。葵も今日一日兄さんに勉強教えてもらったでしょ、条件は同じじゃない。仲間外れは良くないわ」
いや、そんな条件があった事も今聞いたんだが……。
一方で急に当事者にされた葵もまた戸惑った様子で、遠慮がちに口を開いた。
「美久ちゃん……わ、私は……その、いいよ……」
「いいから乗っておきなさいって。この男を好き放題に出来るチャンスよ」
省48
12: Like a sister 2014/02/17(月)02:17 ID:UJUMWCdc(4/10) AAS
しかしデカい男とちっこい女子が校門の前で向かい合ったまま固まっているという状況はどうにも周りの目を引く。チラチラと見られているのに気付いた俺たちはとりあえず移動しなくてはと思い立った。
「んじゃ、まあ……行こっか」
「はい」
二人で緊張をうやむやにするように笑いながら、どちらからともなく校舎に向けて歩き出した。

母校という見慣れた場所の筈だったが、学園祭という特殊なイベントのためか半年も経つと忘れてしまうものなのか、俺は新鮮なものを見る気持ちで校舎内を歩いていた。
まあ恐らく半分以上は隣にいる葵を意識しすぎないように無意識に外に目を向けているのだろうが。
出し物としては定番のお化け屋敷や人のあまり寄り付かない退屈な展示、教室を丸ごと使ったカフェのほかに、たこ焼きやクレープ等の屋台の模擬店もあった。
「何か、食べよっか?」
「……そうですね」
空気を変えるきっかけにと俺が切り出すと、葵も少しホッとした様子で頷いてくる。
省41
13: Like a sister 2014/02/17(月)02:19 ID:UJUMWCdc(5/10) AAS
それでもその後、双方が気を遣い合うような会話を経て、何とか重苦しい雰囲気は切り抜ける事ができた。
俺が来場して二時間程経った頃には普通に会話できるようになり、色々な出し物を楽しむ余裕も出てきて、すっかり学園祭デートの様相を呈していた。
そうして次は何を見ようか、と考えながら歩いていた俺は、肝心な事を聞いてない事に気付いて横を歩く葵に尋ねてみる。
「そういや葵ちゃんのとこは何やるんだっけ」
「劇です。クラス全員参加の演劇を」
俺の質問に葵が答え、続けて演目を口にする。
俺でも知っている、某ネズミの王国の会社が映画にした事もある、砂漠の国の魔法のランプの物語だった。
葵の様子が心なしか得意気な事から、なんとなく葵がその劇を俺に見てもらいたいのだと推測する。
ふと軽い悪戯心から俺は自分でも思ってもいない事を口にしてみた。
「ひょっとして、葵ちゃんが王女役……とか?」
省47
14: Like a sister 2014/02/17(月)02:20 ID:UJUMWCdc(6/10) AAS
思わず葵の顔を見る。困り果てたように眉根を寄せるその表情に俺は微かな見覚えがあった。昔、三人で遊んでいた頃、葵がよく浮かべていたものだ。
美久に無茶振りされた時、遊んでいて暗くなってしまった時、遠出して迷子になってしまった時――。葵が俺に泣きついて、俺が葵を助けてやる時によくこんな顔をしていた。
思い立った瞬間、何かを考える暇もなく、口から勝手に言葉を発していた。
「あのさ、良かったらその代役、俺にやらせてもらえないか」
「え?」
「……いっくん?」
葵と女生徒が揃って目を丸くして、こちらを見返してきた。葵は訳がわからない、女生徒は誰この人?といった目で。
俺は葵にではなく女生徒に向けてその先を続けた。
「俺、去年卒業したOBなんだけど、サックスできるんだ。多分君らの劇でやる曲も吹ける。吹奏楽部にいた訳じゃないけど今の吹奏楽部にも知ってる奴いるし、頼めばOKしてくれると思うんだ」
「い、いっくん……!?」
省43
15: Like a sister 2014/02/17(月)02:21 ID:UJUMWCdc(7/10) AAS
「あの〜、時田……さん?」
それを眺めていた俺にも背後から声がかかる。振り向いてみると先ほどの女生徒だった。
「こっちもそろそろ……。吹奏楽部が音合わせしておきたいそうなので……」
「ああ、そうだね。わかった、今行くよ」
どうやら俺の方も準備を始めなくてはならないらしい。自分で言い出した事だし、葵の晴れ舞台でもある。精々気合いを入れて演奏しなくては。
女生徒に続いて音楽室へ向かおうとする俺に、突然美久が言葉を投げかけてきた。
「兄さん……その気持ちは、『どっち』のものなのかしら……?」
「…………」
耳には届いていたが、俺は何も返事をしなかった。何も言えなかったというのが正しいのかも知れない。
美久もそれ以上なにも言ってこないまま、黙って教室を出ていく俺を見守っているだけだった。
省32
16: Like a sister 2014/02/17(月)02:24 ID:UJUMWCdc(8/10) AAS
(それにしても……)
控えめで引っ込み思案な彼女がこうして舞台に立ち、声を張り上げて演技をしている。
先ほど可愛らしいアピールだ、と思ったが、なかなかどうして普段の彼女を知っていれば、その姿は胸にくるものがあった。
きっと俺が学園祭に来るから、彼女はすこしだけ勇気を出してみたのだろう。その健気さは彼女の大きな美点だった。だからこそ俺はこうしてその決意を助けるためにここにいる事を嬉しく思う。
『兄さん……その気持ちは、『どっち』のものなのかしら……?』
ふと、教室での美久の言葉が蘇ってくる。場面が進み、葵が引っ込んでしまった舞台から意識を切り離し、俺はその言葉について考えを巡らせた。
その気持ちとは、困っていた葵を助けたいと思った事、それに多分、今葵を見ていて感じているこの言葉にできない何かの事を言っているのだろう。
……じゃあ『どっち』とは?
昔のように泣いている葵の面倒を見る感覚で手を差し伸べた、という言わば葵の『兄』としての気持ち。
あるいは純粋に好意を持った女性として彼女を支えたい、という『男』としての気持ち。
省39
17: Like a sister 2014/02/17(月)02:24 ID:UJUMWCdc(9/10) AAS
「…………」
数瞬だが完全に演奏が止まり、講堂内に静寂が訪れた。
それでもすぐに我に返った指揮者と数人の奏者が演奏を再開し、釣られるように残りの部員たちも強引に曲を立て直していく。
遅れる事数秒後、何とか俺も演奏に復帰したが、頭の中は恥ずかしさでいっぱいだった。
(やらかした……)
羞恥と自責に打ちのめされる。講堂内は暗くて助かったが、明るいところで見たらきっと俺は赤面しているだろう。
音楽の方が持ち直せば、自然と舞台の方も立ち直ってくる。固まっていた出演者たちは気を取り直したように動き始めた。
観客の方もそれに合わせて舞台の方に向き直り、再び拍手を送り始める。
最早完全に何事もなかったかのように進行する中で、俺は羞恥を押し殺して演奏を続けながら、さっきの葵の笑顔を思い出していた。
(見惚れて……た?)
省25
18: Peachの人 2014/02/17(月)02:43 ID:UJUMWCdc(10/10) AAS
という訳でLike a sister3回目でございます。非常に間が空いて申し訳ない。
前回の書き込み見るとなんと7月です。半年以上も何やってたんだ俺は……。
この話はヒロインが年下系なので、男の方は年上で割と落ち着いてるというか余裕ある性格にしたつもりでした。
しかし今回はいっくん大いに取り乱しまくりです。余裕全然ないです。
次回は葵と再デートです。ていうかよく考えると前回も今回もデートでした。デートしすぎです。
今度はあまり遅くならないようにしたいと思います。それでは。
19: 2014/02/17(月)12:13 ID:UQbuLwyG(1) AAS
いえ、多少の我慢は出来ます、少々時間を多く取っても良いです。
学園祭ですか、良い場所ですね。嫌でも案内役はゲストに一日中付きっ切りになりますからね。

デートは出来るだけ行っておいたほうが良いのでは?
こんなに気持ちが噛み合わない人の場合は。
20: 2014/02/17(月)22:50 ID://IPUAh0(1) AAS
甘酸っぱいなあ、青春だなあ。

という訳でGJでした!次も待ってます!
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