[過去ログ] 【とある魔術の禁書目録】鎌地和馬総合39フラグ目 (508レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) レス栞 あぼーん

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
137: 2014/12/08(月)19:30 ID:l2SNYEWy(1/12) AAS
漫レー67話「右手」ifです。触手?モノなんで、ちょっと特殊かもです
138: 2014/12/08(月)19:34 ID:l2SNYEWy(2/12) AAS
食蜂、白井らの活躍のお陰で、美琴を強制的にレベル6へ押し上げる進化は止まった。
しかし、美琴はもはや暴走した自分の力を制御できなくなってしまっていた。
もはやこのままでは、学園都市が全て吹き飛ぶ。
いや、それではすまないかもしれない。さらに大きな犠牲が出るかもしれない。
自分の命と引き換えに暴走を止める決意をする美琴の視界に、あの姿が映る。

――危険を顧みず、真っ直ぐこちらに突っ込んでくる上条当麻[ヒーロー]。

彼は右手を握り締め、ただ走る。
戦友が傷つきながらも無理矢理開けてくれた道を走破し、ただ、目の前の女の子を救うために。

「ダメぇッ!!!」

美琴は悲鳴に近い制止の声を上げるが、上条は止まらない。止まるわけには行かない。
省16
139: 2014/12/08(月)19:35 ID:l2SNYEWy(3/12) AAS
それは、外の軍覇と上条にとってはあまりにも短い時間。

(何!?何!?なんなの、これ!?)

自分の暴走する力が上条の右手を吹き飛ばしてしまった――美琴にもそこまでは見えた。
だが絶望も束の間、いつの間にか現れた威容を誇るその龍達が、美琴の周りを渦巻くそれを無理矢理引き剥がしていく。

(……あ……)

文字通り、解放されるかのよう。
よくわからないが、また自分はアイツに助けられているらしい。
そう思い、美琴は泣きたくなるような気持ちになった。
美琴を覆っていたそれが喰らい尽くされていく。
省16
140: 2014/12/08(月)19:37 ID:l2SNYEWy(4/12) AAS
一気に奥深くまで呑み込まれた美琴は、圧迫されて身じろぎ一つできない状態になっていた。
美琴が恐れたように噛み砕かれたりはしなかったが、そんなことに安堵している余裕は無かった。
異形の胎内はベトベトした粘液に覆われ、ピンク色のブヨブヨした肉壁にびっしりと隙間なく、やや長い繊毛状の触手が生え、不気味に蠕動している。
獲物を消化しようとしているかのように、緩やかに締め付けられる。
鼻がまともに利かなくなるような異臭で満ちているその狭い空間で、美琴は半狂乱に陥った。

(いやいやいやいやいやああああ!助けてぇぇぇ!!助けてよぉ!)

泣き叫ぶのが精一杯で、とても能力が使える状態ではない。
もっとも、使えたとしても何の意味もなかったろう。
何しろ、この異形はあの「幻想殺し」から出てきたものだ。

剥き出しの肌を蹂躙される。
省10
141: 2014/12/08(月)19:41 ID:l2SNYEWy(5/12) AAS
…その中で、少しずつ美琴に変化があった。

(……………………………、あ、れ?)

まるで生きながら食べられているような状態の中で。

(……いや、いや、いやぁ!なんで、なんで、)

自分の身体が、少しずつ昂ぶっていく。
省16
142: 2014/12/08(月)19:43 ID:l2SNYEWy(6/12) AAS
彼女は強い。傷つくのには耐えられる。
しかし、「無理矢理気持ち良くされる」ことなど、今まで無かった。

学園都市第3位の超能力者であり、常盤台では誰からも敬意を払われ、慕われている彼女。
その彼女に狼藉をはたらける者など、ほぼいない。
何度か未遂までいったルームメイトはその度に撃退されているし、負けっぱなしのレベル0の少年はそもそもそんなことに興味が無いかのようだった。

…いや、この状況は、あるいは「上条当麻に犯されている」と言えるのかもしれなかったが。

ともかく、おかげで快楽に抵抗する術など知らない美琴の身体は、どんどん上り詰めていく。

(もう、ダメ、ダメ、イく、イく、イっちゃう…)
省9
143: 2014/12/08(月)19:45 ID:l2SNYEWy(7/12) AAS
しばらくして。

地面に近いところまで降りてきた異形の口から、ゆっくりと全裸の美琴が吐き出された。
その身体は全身異形の体液で覆われている。下半身の部分は、美琴自信が分泌したものも含まれてるが。
出せる種類の体液をあらかた出し尽くした美琴は、もはや動く気力もなく横たわる。

「……あ……う……」

生暖かかった異形の胎内から外にでたことで、今の今までどこかに行っていた美琴の意識も戻ってきた。
上条の右手が吹き飛んだことまではうっすら美琴も思い出したが、それから…

(…そうだ…龍が、たくさん…いたような…)
省8
144: 2014/12/08(月)19:47 ID:l2SNYEWy(8/12) AAS
…時間の流れを元に戻す。

軍覇には、上条の右手が千切れてから、なんと龍が出てきたように見えた。
そして『あっという間に』あの別次元の物体をなんとかしてしまったらしい。
上条という名前は聞いたことがないが、きっとよほど凄い能力者なのだろう、と彼は思った。

「いやあ、いいモン見た」

軍覇もあの力の余波で傷ついてはいるが、本人は気にもしていない。何しろ根性で治ると信じているし、実際そうなってしまう。
それに軍覇にとっては、一度手が千切れた(ように見えた)上条に比べれば何のことも無い。

全て終ってもなぜかまだそこにじっと立っている上条に、後ろからひょいひょいと近づいて。
ポン、と肩に手を置いて声をかけた。
省10
145: 2014/12/08(月)19:49 ID:l2SNYEWy(9/12) AAS
その日の夜。

美琴が目覚めてからも色々あったが、なんとか無事に事件は解決。犠牲者は無し。
少し疲れすぎた美琴は、明日からの競技の続きに備えて早めにベッドの横になった。

横になったまま考える。あれは一体なんだったのか。

無理矢理にひねり出した結論は、あれはあの龍達の「後処理」だったのではないかということ。

(たくさんの龍が、私が呼び出した「何か」をどうにかして、私を元に戻してくれた。
 だけど、アレのせいで姿かたちが、いや、精神まで変容した私を、完全に元に戻すため…
 もしくはその残滓が残ってないかの、確認。
 そのために一度、胎内に入れて、私の身体を調べたり、「処理」する必要があった?)
省11
146: 2014/12/08(月)19:51 ID:l2SNYEWy(10/12) AAS
隣に黒子はいないが、その事実も叫び出したい衝動を抑えるのには役に立たない。

(し、しかもアイツにハダカを見られた〜!
 今度会うとき、どんな顔して会えばいいのよ!!)

……「最後のアレ」については、美琴の精神の防壁が働いたらしい。
その記憶は、美琴の知らぬ内に、心の奥底に封印された。

代わりに浮かび上がってきたのは、またもや自分のピンチに駆けつけてきた上条について。
あのとき気がつくと、軍覇はいなくなり、自分は裸の上に上条のジャージを羽織っていた

…ということは、上条は美琴のあんなところも、こんなところも、さらにはあんなところも見たわけで。
あの場では、美琴も弄り回された後のメス顔で「ん…」と答えるのが精一杯だったが、今になって一糸纏わぬ姿を見られたことに対しての羞恥心が猛烈にこみ上げてきた。
省7
147: 2014/12/08(月)19:54 ID:l2SNYEWy(11/12) AAS
ただの蛇足

場所はデンマーク。

雪原の上で、「FIVE_Over. Modelcase_"RAILGUN".」の上に陣取り、同型機150機を従える電子に愛されし申し子、美琴。
それに向かい合うは、その美琴のもとに辿り着いた幻想殺し。

「へー、ほー、ふーん……」

上条に周りのファイブオーバーより軽く見られたことにカチンと来た美琴が、磁力で雪原の下に埋まる砂鉄をかき集める。
操られたそれは、何本もの触手のような砂鉄剣を形作った。
美琴の周りをうねうねとのたくる。
省5
148: 2014/12/08(月)20:04 ID:l2SNYEWy(12/12) AAS
終わりです。

最初は思いっきりギャグで書こうとしたのに、なぜかエロに傾いたのでこちらに。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.025s