どきどき魔女神判!でエロパロ (47レス)
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1: 2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:ZNfLmdUW(1) AAS
どきどき魔女神判!
どきどき魔女神判!DUO
どき魔女ぷらす

で、どぞ
2: 2013/09/01(日)17:35 ID:UfnCuhpI(1) AAS
なんだなんだ
3: 2013/09/02(月)09:44 ID:5Fvczeai(1) AAS
過去に何度も完走できずに落ちてるからなあ。
元ネタが中途半端にエロい分、逆に書きづらい印象がどうにも。
4: 2013/09/08(日)17:40 ID:rNS8L/1Q(1) AAS
ならば俺が何か書こうかね
5: 2013/09/11(水)18:59 ID:+/hLKA/Q(1) AAS
wktk
6: 2013/09/12(木)23:21 ID:ZvZcJOyp(1) AAS
そもそも人がいるのか
7: ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:21 ID:Fil6zO9N(1/19) AAS
約20レスお借りします
アクジ×きあらで、吸血鬼に関する独自設定が若干有ります
背景として、ぷらす最終話で、きあらだけ人間界に残ることを選択しています

それでは始めます。お付き合いくだされば幸いです
8: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:22 ID:Fil6zO9N(2/19) AAS
「それで? 一体何の用で来たんだよ、きあら」
「…………」

オレは、目の前に鎮座する少女に問い掛けた。

――夏南きあら。
吸血鬼で、悪魔である。
我が家に突然押し掛けてきて、俺の部屋で我が物顔している彼女からは、いつの日か見せた獰猛さは欠片も感じられない。
ともすれば彼女がやったこと全てが夢だったんじゃないかと錯覚してしまいそうになるほどに。

だが、それは厳然たる事実だった。
あの夏の日に彼女が起こした事件は、最悪の事態にこそならなかったものの、オレ達の運命を確かに決定づける出来事だったのだ。
なにせ、あの事件のせいでルルやイブ先生、司書さんも天界に帰ることになってしまったし、まほも魔女界に帰ることになってしまった。
省13
9: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:24 ID:Fil6zO9N(3/19) AAS
今の今までスルーしてきたが、彼女は招かれざる客だった。
オレは彼女が来てることを知らなかったし、当然招待だってしていなかった。
そもそも、玄関を通ったかどうかさえも怪しいものだ。
なにせ玄関に彼女の履き物らしいものは無かったわけで。
オレが帰宅して自室の扉を開くとすでにそこには吸血鬼少女の姿があったのだ。
あまつさえ勝手に客用の煎茶と茶菓子まで引っ張り出してきて。

「……というか、お前トマト以外も食べるんだな」

オレはきあらがトマト以外の食べ物を食べるのを見たことがない。

「ふん、茶と菓子は食べ物ではなく文化」
「……なあ、それ片づけて良いか?」
省13
10: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:25 ID:Fil6zO9N(4/19) AAS
「それで、もう一度聞くけどさ。何の用なんだよ」
「…………」
「黙ってたら分かんねえよ
「…………」
「用はないんだな? ならさっさと帰れ」
「……やだ」
「用も無いのに居座られるのも迷惑なんだよ! だからさっさと――」
「用ならっ!」

突然の大声。
オレはそこにどうしてかどこか切羽詰まったような、悲痛なものを感じ取り、思わず口を噤んでしまった。
省14
11: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:27 ID:Fil6zO9N(5/19) AAS
「血?」
「そう、血」

場面は変わらずオレの部屋。
きあらはオレの椅子に、椅子を奪われて座るところの無いオレはやむなくベッドに腰掛けていた。

きあらが足を大仰に組み直す。
み、見え…………そうで見えねぇ……っ。
と、露骨な視線に気がついたのかこちらをじろり、と睨んだきあらは説明を始めた。

「そもそも私たち吸血鬼は血を吸う存在。ううん、むしろ血を吸っていなければ吸血鬼は吸血鬼でいることすら出来ないといった方が正しいけど」
「どういうことだ?」
「言葉通りの意味」
省15
12: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:29 ID:Fil6zO9N(6/19) AAS
「ふん、おまえの考えてることなんてお見通し。そう、私はこの人間界に来てから――というよりも来る前からもう数百年も、ずっと血を吸ってきていない」

なら、どうして彼女は今ここにいることが出来るのか。

「吸血鬼は生存し続けるために吸血の必要がある。でも、吸血を殆どしない吸血鬼もいる。例えば私。私は吸血鬼の中でも特に由緒正しい吸血鬼。だから、今まで下劣な男の血なんて吸ったことがないし、女の血だって私が相当に気に入った女の血だけを吸ってきた」

どやっ、と効果音がどこからか聞こえてきそうな程に相当なしたり顔。
というか、その「下劣な男」の中にはオレも含まれてるんですよね?

「でも、血を吸わなかったら吸血鬼は死んじまうんだろう?」
「そもそも吸血鬼が吸ってるのは血でなくて生命力。だから、他の方法で生命力を補給できるなら血を吸う必要は無い」
「……ああ、ってことはだからお前はいつも」
省13
13: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:33 ID:Fil6zO9N(7/19) AAS
まほの話題が出ると途端に目を輝かせるきあら。
でも涎は拭こうな。

「だけどトマトから生命力、だっけか。それを摂取するのにも魔力が必要なら、魔力はずっと増えないままなんじゃないのか?」
「実際はトマト自体の生命力が上乗せされるから、僅かなリターンがある。トマトは吸血鬼にとって食品の中で一番生命力吸収効率の良い食品だけれど、それでも効率はあまり良くない。
そもそもトマトを純粋に血液に見立てるためには、体の中にある他の余分なものを排除する必要があるから、トマト以外の食べ物は殆ど食べられないし」
「だからお前はいっつもトマトばっかり食べてたのか……」

こくり、と頷くきあらにオレは最初から抱いていた疑問をぶつけた。

「でもさ、何でオレの血なんだ?」
「それは」
「オレはお前の大嫌いな下劣な男だし、そもそもついこないだは本気で戦い合った敵同士だろ?」
省13
14: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:35 ID:Fil6zO9N(8/19) AAS
「なあ、きあら。オレは、お前にとってのオレはいったい何なんだよ」
「私にとっての、おまえ……?」
「そうだよ、男が嫌いなくせにオレの血を吸いに来たんだろ? それはどうしてかって聞いてるんだよ」
「そ、それは、ただ、誰かの血を飲もうと思ったけれど、私には頼れる人なんていないし、おまえくらいしか……おまえは、男……だけれど」

――ああ、そっか。
今オレはようやくこの抑えようのない自分の気持ちに気付いた。
オレはきっと、彼女がこんな状態になっていたのに――恐らくはあの夏の日以来ずっとだろう――今まで一切助けを求めてこなかったことに憤っているんだ。
他でもないオレに、確かに一介の中学生で大した力もないし、普通の人間だけれど、それでもオレに助けを求めて来てくれなかったことを憤っているんだ。
何にも出来ないかも知れない。でも何だってしてやりたいと思うのに。思ってるのに。
彼女がオレのことを、所詮は「その程度」にしか思っていてくれていないことを……残念だと思ったんだ。
省16
15: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:37 ID:Fil6zO9N(9/19) AAS
でも、恐怖がオレを押し留めた。
もし、彼女がオレに好意を持っていなければ――いや、間違いなく彼女はオレに対する好意を欠片も持ってはいないだろう。
それどころか男を疎み憎む彼女は、オレのことを嫌いでさえあるかもしれない。
オレにわざわざ血を吸わせてくれと頼んだのは、きっとオレと関わっていればまほと再会できる可能性が高いからだろう。
だから、オレは。

強く抱きしめた、彼女の背中を通じて伝わる熱が、何よりも近くにあるはずなのにどこか遠くに感じてしまう。
彼女の体温を、吐息を、鼓動さえも聞こえそうな程に近くにいるのにどうしても彼女に手を伸ばすことが出来ない。
オレは、絞り出すように、言った。

「ほら、吸うんだろ、血?」
「え…………い、いいの?」
省12
16: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:38 ID:Fil6zO9N(10/19) AAS
「じゅるる、ぢゅるっ、ずずるっ、ぢゅるる」

みるみる内に顔色が良くなっていくきあら。
それとは対照的にオレの意識はだんだんと薄れてきていた。
っていうか、コレ、少しやばいんじゃないか!?

「ちょ、ちょっと、きあら! タンマ! ちょっと待ってくれ!」
「ずずずっ、ちゅるっ、じゅる、ぢゅるる」

己の危機に慌てるオレだったが、きあらは血を吸うのに夢中で全く聞いていないようだ。
仕方なしに力ずくで彼女の身体を引き離そうとして、オレは愕然とした。

(力が、入らない……っ!?)
省6
17: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:39 ID:Fil6zO9N(11/19) AAS
音を立てて血を啜り続けるきあら。
気付けば彼女のワンピースはいつの間にか肩紐が外れてしまって、その慎ましやかな胸が殆ど露わになっていた。
そんなことにも気がつかないほどに夢中に吸血する彼女を、やっぱりオレは愛しく想いながら、意識を手放した。

「………………あれ?」
「ア、アクジっ!」

目が覚めると、すぐ目の前にはきあらの心配そうな顔があった。
……後頭部の柔らかな感触。
どうやら、信じられないことにオレは今、きあらに膝枕をしてもらっているらしい。

「えっと、なんでオレ」
「わ、私がっ、血を吸いすぎて、それでっ」
省13
18: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:41 ID:Fil6zO9N(12/19) AAS
とうとう泣き出してしまうきあら。
ぽろぽろと、大粒の涙が頬を伝い、宙を舞い、オレの顔に降り注ぐ。
オレは不謹慎ながら、涙の雫に光が反射して美しい、なんて思っていた。

「ほら、きあら。これで涙拭いてくれよ」
「な、泣いてなんかないっ」

手近なタオルを掴み取って彼女に差し出すも、払いのけられてしまった。
どうやらご立腹のようである。

「なあ、魔力を無駄遣いさせちまったのは悪かったからさ。ほら、改めて血、吸えよ。オレなら大丈夫だからさ」
「ばか。ばか、ばか。ばかっ、ばかっ、ばかっ」

改めて吸血してもらおうとしたが、彼女はただ、ばか、ばか、ばか、と繰り返すだけだった。
省15
19: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:44 ID:Fil6zO9N(13/19) AAS
呆れ、でも彼女はようやく微笑んでくれた。
まだ瞳にはほんのり赤みが残っていたが。
彼女はぐいっと身体をこちらに寄せてきた。
お互いの顔が一気に近づく。
二人の吐息が絡み合う距離。

「でも、さっきおまえが言ったこと。何となくわからなくもない」

にこりと微笑んだ彼女はそんなことを言った。

「だって私も、たとえ自分が死ぬことになったとしても、おまえを助けたいと思ったから」

言葉が発せられ、その意味を理解するまでに数瞬を要する。
そして彼女の意図を理解した途端、顔が紅潮するのが自分でもわかる。
省16
20: 吸血姫に恋をしたなら ◆Jikkai/UMA 2013/09/15(日)14:46 ID:Fil6zO9N(14/19) AAS
「きあら、綺麗だ……」
「あ、あんまりじろじろ見るな」

ベッドに身体を横たえた彼女は、恥ずかしそうにその裸体を腕で覆い隠した。
オレはきあらの、褐色で美しい滑らかな肌を目と手で堪能しながら彼女に覆い被さった。

幾度目かのキスの後、きあらが「吸血よりも効率の良い生命力吸収方法がある」と言ったからである。
その方法とは、ズバリ性行為。つまりはセックスであった。

「なあ、きあら。本当に良いのかよ」
「くどい。こちらの方法なら、おまえが貧血になる恐れがないし、それに……私は、おまえとなら別に、嫌じゃない……し」

文字通り人間の生命の源である物質――つまり精液を直接胎内に吸収することによって、吸血よりも非常に効率よく、安全に生命力摂取が可能らしい。
らしい……のだが。
省16
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