[過去ログ] 【巨根】TRICK・矢部謙三でエロパロ【貧乳】part6 (518レス)
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(1): 2013/09/03(火)13:44 ID:sz05xIpE(1/3) AAS
夏休みも終わり、9月。
未来と会わなくなって久しい今も、矢部は店に顔を出していた。
秋葉と二人で捜査に励む。
今までと同じ。でも何か足りない日常。

「いらっしゃ…あ、矢部さん。お客さんがお待ちですよ」
「ワシに客?」

―――あいつか?
矢部は駄菓子を見繕いながら店の奥を覗き込む。
見飽きた貧乳の女がぱっと顔を綻ばせた。

「よう矢部。元気か」
「…なんやお前かぁ」
「何ですか、あからさまにガッカリして」
「別に」

抱えた駄菓子を奈緒子から死守しながら、矢部はそこらに置かれた本のページをめくる。
未来の忘れ物だろうか、上田が胡散臭い笑顔を振り撒いていた。
奈緒子も退屈そうに本を覗き込む。

「…あの小さい店主に聞いたんですけど…」
「ん?」
「あの女の子と仲いいんだって?上田の本なんか読んでる…頭良さそうな」

店主が「未来ちゃんのことですよー」と口を挟む。

「ああ。ワシの優秀な頭脳を尊敬しとる助手みたいなもんや」
「ふーん…」
「聞きたいか、わしの伝説を」
「いい」
「…で、お前何しに来たんや」

本を閉じ、駄菓子に手を伸ばす。
奈緒子は俯いたまま動かない。

「……よし、わかった!嫉妬やな」
「はっ?」
「ワシの捜査に首突っ込めるのは自分だけやと!
うわあアホやなあー、小学生相手に!嫉妬!うわー」
「違う!!勘違いするな!」
「…先生に会うたで。今日」
「え」
「今抱えとる重大な事件についてな、ちょっと調査を依頼したんや」
「…ふうん」

矢部はそわそわする奈緒子を眺めてため息をついた。
上田から電話がかかってくるかもしれない、もう家に来ているかもしれない、という期待が見え隠れしている。

「あーもう帰れ。送ったるから」
「…うん」

何気なく鞄に駄菓子を詰め込もうとする奈緒子の頭を叩く。
――こいつは小学生の数倍手のかかる女や。

「秋葉ー、山田のアパートわかるやろ。行くで」
「あっ立ち聞きバレてましたか…」
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