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愛するが故に無理やり…… Part9 (359レス)
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コッペリアに花束を
2013/06/04(火)00:48
ID:ZakXDM1E(6/8)
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22: コッペリアに花束を [sage] 2013/06/04(火) 00:48:29.18 ID:ZakXDM1E もともと身一つでこの城へやってきたミオにまとめる荷物などあるはずもなく。 この城でそろえてもらった服飾品などはおそらくミオの目の届かぬところで処分されるだろう。 だから、用意できる荷物などこの身以外は何一つなかった。 ―――最期に、庭の花々を見ておきたいわ。 庭へ行こう。そして、花々に別れを告げよう。思い立った瞬間、足は自然とそちらへと向かっていた。 ゆっくり、一歩一歩踏みしめるように中庭を歩く。この城の庭は美しい。そこに咲き誇る花々には随分と癒され、慰められ、励まされた。 処女を失い茫然自失になった時に。まるで儀式のように彼に抱かれる度に。彼とすれ違い、どうしようもない不安感に襲われた時も。 足を止める。金色の光が庭中を包み込み、ミオの足元に影を落とす。 ―――私はまるで、真冬の庭だった。 冬の庭に花は咲かない。冷たい土に覆われ、冷たい風に晒され続ける毎日。 緑は凍えて色を失い、草木は訪れる事のない春に恋焦がれて身を震わせる日々。 春の訪れを願っていた。だが、願えば願うほど庭は色を無くしていった。花咲く春など一生来ない、そう諦めていた。 ―――けれど、あの人はそんな真冬の庭を美しいと言ってくれた。 どんなに厳しい冬だろうと、芽吹く緑はある。咲く花だってある。彼はそう教えてくれた。 枯葉の下に眠り続けていた小さな花を、ずっと昔から欲していたと、愛しげに囁いてくれた。 ―――私にとって、あの人は太陽。まぶしくて、あたたかくて、時々身を焦がしそうなくらい熱いけれど、狂おしいほど愛しい…… 上を向いた。涙なんか見せてはいけない。今ここで泣いてしまったら、自分自身の思いを吐き出してしまったら、きっと後戻りできなくなる。 「ミオ」 太陽のような、愛しい人の声がする。そちらへ自然と視線が移り、驚いた。 目の前にいる彼は、決して太陽ではなかった。分厚い雲に翳ってしまったかのように、虚ろな目をしてこちらを見据えている。 「アスター様、どうしたのです?」 そこからアスターに唇を塞がれるまで、ほんの一瞬のようだった。 柔らかな芝生の上に組み敷かれ、荒々しい口づけを何度も何度も繰り返される。息をつく暇もなく、彼の舌が口内を、唇を蠢く。 「ん……っ、ふ………!」 心がかき乱されそうになるのを必死に抑えた。ここで本能に負けてはいけない。感情を開放すればどうなるか、よくわかっているから。 ミオの格闘を知る由もなく、相変わらず舌は激しく蠢き、その間にミオの服の中へ手を入れ、胸を乱暴に揉みしだく。 もう片方の手はドレスの裾をまくり、下着を強引に引き摺り下ろす。快楽を感じている余裕などミオにはなかった。唐突過ぎる展開に未だに頭が追いつかない。 だが、まだ濡れてもいない蜜壷に彼のモノが押し当てられた瞬間、ぞくりと背筋が凍った。 「や、やだ……待って!」 アスターは何も答えない。無言のまま潤わぬ蜜壷へゆっくりと己を沈めていく。 「あああああぁぁっ、い、痛っ……! あ、アスター様っ、きつ、いっ……!」 アスターのものが最奥へたどり着いた瞬間、乾いたままだった蜜壷が一気に潤いを増す。 身を震わすほどの快楽に襲われるのはもはや女の…いや、ミオの本能だ。他の男だったらこうはならない。 彼は相変わらず無言のまま、まるで機械的に腰を動かす。奥を突いては入り口近くまで引き戻し、また強く腰を打ちつける。 「やああ、あああぁぁぁっ、ああぁっ!! や、だっ、ちょ、待っ……!!!」 いつかと同じ野性的な腰の動きが、ミオの生き物のメスとしての本能に火を点ける。一気に火照っていく身体。 原始に限りなく近い欲望と、熱情。生まれる至高の快楽を逃すまいときつく締め上げ、放さない。 思考にノイズがかかり、意識が何度も飛びかける。無心に快楽だけを貪れたら、それがどんなに至福だろうか。 だが、自分がこのまま絶頂を向かえ、彼が達したら。もう2度とこの快楽を享受することは無くなるだろう。 「く……っ」 苦しげな呻き声の後、一度、滾る精を放たれる。一時の放心の後、今度はアスターが下になり、天を貫くように突き上げる。 下になった彼の苦悶に歪んだ顔と瞳がぶつかる。それを見て察した。…ああ、彼も、自分と同じ想いなのだと。 …もう2度と会うこともないのならば、この身体に彼を余すことなく刻み込もう。自分が愛した男の全ての記憶を。 「ミオ…愛してる。愛して、るんだ……!」 終始無言だった彼がようやく発した言葉は、おそらく彼の口から初めて聞いた直接的な愛の言葉だった。 思わず涙腺が緩む。それを、天を仰ぎながら留める。今泣いてしまえば、きっと愚かな女に成り果ててしまうだろうから。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1368708784/22
もともと身一つでこの城へやってきたミオにまとめる荷物などあるはずもなく この城でそろえてもらった服飾品などはおそらくミオの目の届かぬところで処分されるだろう だから用意できる荷物などこの身以外は何一つなかった 最期に庭の花を見ておきたいわ 庭へ行こうそして花に別れを告げよう思い立った瞬間足は自然とそちらへと向かっていた ゆっくり一歩一歩踏みしめるように中庭を歩くこの城の庭は美しいそこに咲き誇る花には随分と癒され慰められ励まされた 処女を失い然自失になった時にまるで儀式のように彼に抱かれる度に彼とすれ違いどうしようもない不安感に襲われた時も 足を止める金色の光が庭中を包み込みミオの足元に影を落とす 私はまるで真冬の庭だった 冬の庭に花は咲かない冷たい土に覆われ冷たい風に晒され続ける毎日 緑は凍えて色を失い草木は訪れる事のない春に恋焦がれて身を震わせる日 春の訪れを願っていただが願えば願うほど庭は色を無くしていった花咲く春など一生来ないそう諦めていた けれどあの人はそんな真冬の庭を美しいと言ってくれた どんなに厳しい冬だろうと芽吹く緑はある咲く花だってある彼はそう教えてくれた 枯葉の下に眠り続けていた小さな花をずっと昔から欲していたと愛しげにいてくれた 私にとってあの人は太陽まぶしくてあたたかくて時身を焦がしそうなくらい熱いけれど狂おしいほど愛しい 上を向いた涙なんか見せてはいけない今ここで泣いてしまったら自分自身の思いを吐き出してしまったらきっと後戻りできなくなる ミオ 太陽のような愛しい人の声がするそちらへ自然と視線が移り驚いた 目の前にいる彼は決して太陽ではなかった分厚い雲にってしまったかのように虚ろな目をしてこちらを見据えている アスター様どうしたのです? そこからアスターに唇を塞がれるまでほんの一瞬のようだった 柔らかな芝生の上に組み敷かれ荒しい口づけを何度も何度も繰り返される息をつく暇もなく彼の舌が口内を唇をく んっふ! 心がかき乱されそうになるのを必死に抑えたここで本能に負けてはいけない感情を開放すればどうなるかよくわかっているから ミオの格闘を知る由もなく相変わらず舌は激しくきその間にミオの服の中へ手を入れ胸を乱暴にみしだく もう片方の手はドレスの裾をまくり下着を強引に引き摺り下ろす快楽を感じている余裕などミオにはなかった唐突過ぎる展開に未だに頭が追いつかない だがまだ濡れてもいない蜜壷に彼のモノが押し当てられた瞬間ぞくりと背筋が凍った ややだ待って! アスターは何も答えない無言のまま潤わぬ蜜壷へゆっくりと己を沈めていく あああああぁぁっい痛っ! あアスター様っきついっ! アスターのものが最奥へたどり着いた瞬間乾いたままだった蜜壷が一気に潤いを増す 身を震わすほどの快楽に襲われるのはもはや女のいやミオの本能だ他の男だったらこうはならない 彼は相変わらず無言のまままるで機械的に腰を動かす奥を突いては入り口近くまで引き戻しまた強く腰を打ちつける やあああああぁぁぁっああぁっ!! やだっちょ待っ!!! いつかと同じ野性的な腰の動きがミオの生き物のメスとしての本能に火を点ける一気に火照っていく身体 原始に限りなく近い欲望と熱情生まれる至高の快楽を逃すまいときつく締め上げ放さない 思考にノイズがかかり意識が何度も飛びかける無心に快楽だけをれたらそれがどんなに至福だろうか だが自分がこのまま絶頂を向かえ彼が達したらもう度とこの快楽を享受することは無くなるだろう くっ 苦しげなき声の後一度る精を放たれる一時の放心の後今度はアスターが下になり天を貫くように突き上げる 下になった彼の苦悶に歪んだ顔と瞳がぶつかるそれを見て察したああ彼も自分と同じ想いなのだと もう度と会うこともないのならばこの身体に彼を余すことなく刻み込もう自分が愛した男の全ての記憶を ミオ愛してる愛してるんだ! 終始無言だった彼がようやく発した言葉はおそらく彼の口から初めて聞いた直接的な愛の言葉だった 思わず涙腺が緩むそれを天を仰ぎながら留める今泣いてしまえばきっと愚かな女に成り果ててしまうだろうから
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