[過去ログ] 【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ2 (513レス)
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(1): 2012/10/16(火)19:09 ID:hoByqtAi(1/4) AAS
仕事が忙しくて、ずいぶんご無沙汰してしまいました。職人の内の一人です。
少し時間が出来たため、小ネタですが久し振りに書いてみたので投下します。
ネタ元は『ドラマ』という雑誌に載っていた梅ちゃん先生18〜19週の台本です。
カットされた部分を拾って引き伸ばしてみました。
余裕ができたらまたエロいの書きたいと思いますが、今日のところは取りあえずノブ梅・婚前・エッチ無です。

と思っていたら、規制に引っ掛かって書き込みできないでいる内にもう一本糖度が高めなのを書いてしまいました。
こちらもエチは無しです。連投済みません。
379
(1): 2012/10/16(火)19:09 ID:hoByqtAi(2/4) AAS
「行ってきます!」
ガラリと勢いよく開かれた玄関扉の音とともに、やけに朗らかな梅子の声が通りへ響いた。
「おっ、梅子」
それと同時に、ちょうど居合わせたとでも言いたげな表情の信郎が、長い両腕をブラブラと前後に揺すりながら梅子の方へ歩み寄る。
「あ、ノブ。おはよう!」
朝日のようにまぶしい笑顔を向けられて、自然と鼻の下が伸びてしまった信郎は、息継ぎを忘れた空っぽの肺で小さくおっと返事をした。
何しろ結婚の約束をした雨の晩から休みを挟んで、初めて迎える朝だ。
見慣れているはずの梅子の顔が不思議といつも以上に可愛く見えて、どうにもこうにも落ち着かない。
梅子を待っている間も胸の辺りがモゾモゾしていたが、今やそれが腹の底を抜けて尻にまで達しているような気がする。
自分の方へ近寄ってきた梅子の顔をちらりと見ると、ブラつかせていた手で腰のあたりをさすりながら明後日の方向を向いて言った。
省21
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(1): 2012/10/16(火)19:09 ID:hoByqtAi(3/4) AAS
「それでは先生、行ってまいります」
昼食をとるために出かけていく相沢のピンと伸びた背中が、安岡製作所の角を曲がって消えていく。
表に出て、数時間ぶりの日光をいっぱいに浴びて両手を上げると、梅子はうーんと言って大きく伸びをした。
「おい、梅子」
「きゃっ」
下村家の母屋と診療所の間にある井戸の陰から突然声をかけられ、思わず梅子の口から悲鳴が上がる。信郎の声だ。
信郎はキョロキョロと通りの様子をうかがいながら、ゆっくりと大きな体を現す。
「もぉ、なぁに?」
梅子はドキドキと鳴る胸を押えて驚かされたことへの抗議をすると、立ち上がって傍へ寄ってきた信郎の顔を見上げた。
見上げるのはいつもの事だけれど、いつもより首の角度が急なのは、信郎の位置がいつもより近いせいだろう。
省21
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(1): 祝福 2012/10/16(火)19:09 ID:hoByqtAi(4/4) AAS
行方の分からなくなっていた兄の竹夫が見つかり、駄目になってしまいそうだった会社へ取引先から救いの手が差し伸べられると知った晩、
梅子は幸せな気持ちに包まれていた。
「竹夫兄さん、そういう人が見つかってよかった」
何よりも兄を支えてくれようとする静子という存在に、心から祝福したい気持ちがあふれ出て、言葉となって口からこぼれる。
「俺も。見つかってよかった」
枕を並べ、黙って梅子の話を聞いていた信郎が呟いた。
その言葉は短いけれど、「好き」などとは決して言わない夫からの、確かな愛の言葉だった。
嬉しくなった梅子は「私も」と応えると、満ち足りた笑顔を信郎に向ける。
寝ようとして一旦は目を閉じたが、胸の奥からこみあげてくる温かな気持ちが睡魔を追い払ってしまい、どうも寝付けそうにない。
布団の端に置いていた左手の小指に信郎の小指がほんの少し触れ、梅子の小指が反応を示すと、信郎の小指もそれに応じた。
省23
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