[過去ログ] 【ドラマ】美男ですねでエロパロ7 (368レス)
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81: 2012/11/01(木)17:17 ID:30gyDHhh(1/10) AAS
投下します

エロはありません
美子ちゃんがちょっと危機に陥る話です
82: ANJ+miko1 2012/11/01(木)17:19 ID:30gyDHhh(2/10) AAS
A.N.JELLの合宿所に久しぶりに廉がやって来た。その後ろには美子もいる。
「廉さん、珍しいね?あれっ美子も一緒?久しぶり〜元気だった〜?」
「勇気さん、お久しぶりです」
美子はニコッと笑って勇気に挨拶するが、なんだか少し元気がない。
ソファには柊と美男が座っていて、「いらっしゃい、美子」「よお、どうした?」とそれぞれ声をかける。
「お前、美男の部屋に行ってろ」
廉に言われて美子は一人で美男の部屋に行ってしまった。
「柊、悪いがハーブティをいれて、美子に持って行ってくれないか」
「いいけど、なんかあったのか?」
みんなも怪訝な顔で廉を見ている。
省38
83: ANJ+miko2 2012/11/01(木)17:20 ID:30gyDHhh(3/10) AAS
「一緒に連れてったらいいだろ?」
三人は声のする方に一斉に振り返った。いつの間にかソファの後ろに美男が立っていた。
「一緒に…?」
「一緒にって、現場に連れて行くってことか?そんなこと出来るわけないだろう。
美子が美男の妹だってことはみんな知ってるし、俺と付き合ってることも。公私混同も甚だしすぎる」
廉は美男の提案を直ちに却下した。
「いや、ちょっと待って。何も現場に連れて行かなくても、事務所に連れてくのはどうだ?」
柊が少し考えながら言った。
「事務所のスタッフはみんな今までの経緯を知ってるし、必ず誰かいるから一人になることもない。
沢木さんの手伝いとか、こまごました仕事をしながらだったら時間を持て余すこともないだろ?」
省24
84: ANJ+miko3 2012/11/01(木)17:22 ID:30gyDHhh(4/10) AAS
「ウエルカ〜ム、美子。元気だったか?」
安藤社長が満面の笑みで美子を迎えた。
「社長、ご無沙汰してます。いつも兄がお世話になってます。今回の事はご迷惑をおかけして…」
長々と挨拶をする美子を遮って社長が明るく言った。
「ノープロブレ〜ム。そんな堅苦しい挨拶はいいから。アルバイトのつもりで気楽にやってくれればいいよ」
「アルバイトだなんてそんな。兄がお世話になってるのに。なんでもやりますのでどんどん言いつけてください」
「まあ、少しずつ覚えてくれればいいよ。沢木、仕事の内容教えてやって」
「はい、じゃ美子さん、こちらへ」
秘書の沢木が美子を連れて部屋を出ていく。
二人が出ていくと、社長は真顔になりメンバーに向き合った。
省20
85: ANJ+miko4 2012/11/01(木)17:23 ID:30gyDHhh(5/10) AAS
4人が合宿所に戻ったのは11時を回った頃だった。
美子はテレビを見るでもなく、静かなリビングのソファにぽつんと座っていた。
その寂しげな様子を見た4人はハッと胸を衝かれた。
「ただいま、美子。何か変わった事はなかったか?」
廉は優しく抱きしめて美子に聞いた。
みんなの前で抱きしめられたのが恥ずかしいのか、美子は顔を赤らめた。
「おかえりなさい。何もなかったですよ」
すると美男が廉を押しのけて、同じように美子を抱きしめる。
そこに、空気を和らげようと思ったのか、勇気が割り込んで、わざとらしい渋い声で言う。
「タダ〜イマ、美子」
省26
86: ANJ+miko5 2012/11/01(木)17:25 ID:30gyDHhh(6/10) AAS
事務所で細々とした雑用に追われていると、あっという間に時間が過ぎ、嫌な事や心配事を考えずに済むのがありがたかった。
それにまたA.N.JELLに関わる仕事ができるのが、楽しくて仕方がない。
以前のように表舞台ではないけれど、メンバーの支えになっている実感があり、美子は充実感を覚えていた。
「美子さん、少し早いけど今日はもう上がっていいですよ」
秘書の沢木が後ろから声を掛けてきた。
「え、まだ4時ですよ。いいんですか?」
「ええ。美子さん仕事が早いし、それに明日メンバーが帰って来るから色々準備があるんじゃない?」
実は明日帰るみんなのためにご馳走を用意しようと密かに思っていた美子は、恥ずかしそうに笑って沢木に礼を言った。
「ありがとうございます。それじゃお言葉に甘えて上がらせていただきます」

だいぶ日が短くなったとはいえ、まだ充分に明るいうちに外に出ると、久しぶりに大きな解放感を感じた。
省23
87: ANJ+miko6 2012/11/01(木)17:26 ID:30gyDHhh(7/10) AAS
シュッッ!
目の前で何かが光った瞬間、とっさに右手で顔をかばった。
手首に鋭い痛みを感じ、見ると鮮血が吹き出していた。
「やめてっ!誰なんですかっ?」
女は土足でずかずかと上がり込み、美子に向かってナイフを振り下ろす。
「キャーーー!やめてっ!」
部屋の中を逃げ惑う美子を執拗に追い続ける女の顔は、とても正気とは思えなかった。
「この泥棒猫がっ!お前なんかこうしてやるっ!」
追いつめられた美子に向かって、女はナイフを振りかざした。
(もうだめっ!殺されるっ!)
省27
88: ANJ+miko7 2012/11/01(木)17:27 ID:30gyDHhh(8/10) AAS
急遽一人だけ帰京した廉は、美子が入院している病院に駆け付けた。
特別室のドアを開けるとベッドに横たわる美子と、そばに座って見守っている沢木がいた。
「美子っ!」
大きな声で呼びかけると、沢木が唇に人差し指をあてて、静かに、と囁いた。
「美子さん、パニックを起こして、鎮静剤を打って寝ています」
「一体何があったんだ?」
廉は険しい表情で沢木を問い詰める。
「実は廉さんたちの家に以前住んでいた男性の元愛人が、美子さんの事を新しい愛人だと勘違いして
襲ってきたそうです。どうやら以前から嫌がらせもしていたみたいで…」
廉の脳裏に無言電話の件や後を付けられたことが浮かんだ。
省15
89: ANJ+miko8 2012/11/01(木)17:29 ID:30gyDHhh(9/10) AAS
翌朝一番の便で東京に帰ったメンバーに、合宿所で待っていた沢木は事の顛末を語った。
美子の忘れ物を届けに事務所の若いスタッフと一緒に合宿所に来たが、
いくら待っても美子が帰らないため、もしかしたらと思い廉の家に行ってみた事。
そして事件の現場に居合わせ、すんでのところで美子を助けた事。
その女はかつての愛人の妻に対しても、嫌がらせを続けていた事などを聞いてみんな息を呑んだ。
「本当に危ない所でした。美子さんが忘れ物をしなかったら、どうなっていたかと思うと…」
「それで、美子は?」
震える声で問う美男に、沢木は微笑んで答える。
「大丈夫です。お昼前には退院すると思います」
沢木の言葉を聞いて、一同はホッと胸を撫で下ろした。
省40
90
(3): 2012/11/01(木)17:43 ID:30gyDHhh(10/10) AAS
以上です
お邪魔しました
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