[過去ログ] 【スカトロ】排泄系妄想廃棄所11【汚物】 (395レス)
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388: 2012/10/14(日)22:52 ID:/KB6l4Wz(4/10) AAS
「あ、そうだったのか。」
ふと呟く。そして次の瞬間には、嫌な気分が心の中に湧き出る。
「はぁ…夢でも見たくないな。あの頃のことと、父さんのこと」
あの頃のこととは小学校の頃。オムツから一時離れていた時期、何度もしたお漏らし。
小学生にとっては格好の攻撃の的となった。イジメ、である。
彼女が触れた物は『めぐみ菌』が付いたと騒がれる。近くを通れば『臭い』『汚い』と言われる。
毎日が地獄だった。担任は口で注意する程度、事なかれ主義の学校は何もしてくれなかった。
それでも小学校時代は必死に耐えた。中学校へ行けば変わるかもしれない。そう思ったから。
中学時代はあまり記憶に残っていない。オムツ着用していることへの陰口程度はあった。
小学校のときのようなイジメこそなかったものの、替りに『哀れみ』を感じた。
イジメも哀れみも、同じように彼女の心を痛めつけた。中学校時代はとにかく目立たぬよう過ごした。
しかしある日、何か陰口を言われているのを聞いてしまった。内容は覚えていないが、
彼女の鬱積した感情が爆発した。そしてその怒りはソレを言っていた人間ではなく、
父親へ向けてしまった。
「なんでこんな体に生んだ!」
「一生こんな体なんて耐えられない!」
「産んでおいて勝手に死んだ母さんと、治してくれなかった父さんなんて死んじゃえ!!」
感情のまま罵声を浴びせられた父親は、そのことを怒ることもなく、一言だけ
『すまない・・・』
そう言った。
初めて見る、消え去りそうな、本当に死んでしまいそうな、父の声と、表情。
自分のことを何より考えてくれている、そう知っていた彼女にとって、
それは未だに消えない後悔の傷。
いつか謝ろう。そう思いつつ、きっかけを失ったまま、未だに謝罪できないでいる。
罵声を浴びせてしまったものの、それ以降は静かな中学時代をひっそりと過ごし、
高校へと入学した。
高校時代は、最初は楽しかった。友達も出来た。オムツを『かわいい』そう言ってくれた。
仲良しグループ、だったと思う。卒業まで、その態度は変わらなかった。
しかし高校生活半ば、ふと気づいた。特別扱いの裏側。『かわいい』に込められた内心。
友達たちの、他の友人同士の接し方と自分への接し方。同じように接している。
でも、差とも言えない、微細なズレ。誰も気づかないそれらの積み重ねから、
裏側は容易に感じられた。
実際、由恵ともう一人以外はみんな離れていった。それが全てを物語っていた。
「はぁ…もっかい寝よ。」
そう呟き、彼女は布団に潜り直した。
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