[過去ログ] 【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ (677レス)
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672: 続広×梅2 2012/10/16(火)18:52 ID:q+ZCycW5(3/8) AAS
 

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 これは仕事だ。
 広志は何度も自分にそう言い聞かせながら、蒲田の通りを歩いていた。
 一度だけでも、自分は梅子を抱いた。それは神からの褒美だ。
 もう、梅子を抱いてはいけない。
 向かう道筋に一筋の光もないことは、火を見るより明らかではないか。
 非礼を詫びて、いつもの自分に戻るのだ。
 
 安岡製作所の前を通ると、そこには既に明かりが灯っていた。
 工員達は帰ったようだが、まだ信郎が一人、真剣な表情で機械に向かっているのが見える。
 広い背。日に焼けた肌。筋の浮き出た力強い腕。
 そして、何よりも、仕事の成功。
 自分にはないものをいくつも持っている。
 この人は、毎夜あの人を抱くのだろうか。
 
 それ以上は考えないようにして、広志は重い足を安岡医院に向けた。
 引き戸を引くと、奥で一人、梅子がデスクに向かっていた。
 
 「こんばんわ」
 「……いらっしゃい、広志くん」

 梅子は以前のような笑顔を向けては来ない。
 少し眼を伏せ、ゆっくりとこちらへやってくる。
 カウンター越しに持ってきた薬を渡し、仕事の話をする。いつもと変わらない応対。
 
 「この書類……ここ、判子が押してないわ」
 「あ……そうですね。すいません。今、持ってるから押しますよ」

 広志は鞄を開けて判を探す。いつも手間取る事などないのに、なかなかそれは出てこない。
 
 「今度、来た時でもいいのよ」
 「そういうわけには」
 「大丈夫よ」

 広志の手が震える。それを誤摩化すように右手をカウンターに乗せる。
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