純愛スレ『其の6』 (123レス)
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1
(3): 2011/10/31(月)00:36 ID:RE3GAcMt(1) AAS
純愛エロSSのスレです。

『純愛』をテーマに書かれた作品なら、
オリジナルでもパロディ(*)でもかまいません。
作品の長さも自由です。
読み手の多くが「これは純愛だ」と共感できるようなSS、
「俺にはこれぐらいまでなら純愛って言えるな」っていう限界に挑戦したSS、
「こういう純愛のかたちはどうだろう?」なんて試験的なSS、
泣ける系、切ない系、純愛+お笑いの意欲作、なんでもオッケーです。

(*) 予備知識や専門知識のいるものについては、SSを投稿する前に
  補足説明してもらえると、読み手の多くに対して親切かと思われます。
省15
2: 2011/10/31(月)01:24 ID:P3BYJA5m(1) AAS
>>1
スレ立てありがとうございます!
3: 2011/10/31(月)23:44 ID:F4+qSRuf(1) AAS
>>1

前スレの人はあれで投下終わったの? それとも途中で切れたまんまなのか
4: 2011/11/01(火)23:01 ID:gJcgHvHO(1) AAS
>>1

保管庫はこちら

2chエロパロ板SS保管庫
外部リンク:red.ribbon.to
5: 2011/11/02(水)00:14 ID:N/PwygvB(1) AAS
前スレラストの人の続きが気になる

……あげた方がいいのかな?
6: 2011/11/02(水)18:32 ID:ugkUl9rZ(1) AAS
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
省7
7: 2011/11/03(木)15:07 ID:bWOPaXlR(1) AAS
age
8: 2011/11/04(金)07:45 ID:jAOR05//(1) AAS
即死回避
9: 2011/11/04(金)15:26 ID:tWzFkzPK(1) AAS
 【短編 一発ネタ Canvas SS】瑠璃子の恋

Canvas SS 瑠璃子の恋
「大輔・・・」
「ん、 どうした瑠璃子先輩?」
大輔の名前を口に出すと胸の動機が激しくなり頬も赤く染まっていくのが解る。
「大輔・・・私、私もう駄目、自分の気持ちが抑えられないの!」
そう言って私は大輔の胸に飛び込んだ。
戸惑いながらも大輔は私をしっかりと支えてくれる。
顔を上げ、大輔の顔を見つめると私は自分の気持ちを告白した。
「私、大輔のこと・・・好きよ」
省11
10: 2011/11/07(月)16:11 ID:4ys2yFdb(1) AAS
保守
11: 2011/11/10(木)00:18 ID:C3r5hpl/(1) AAS
前スレラストの人待ち保守

ていうか他の職人様もカムバック
12: 2011/11/11(金)06:16 ID:VlNPAD2d(1) AAS
即死回避age
13: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:53 ID:cbkuS3BC(1/26) AAS
前スレでは失礼しました。『しっぽのおうじさま』という長いお話を投下していた者です。
このたび新スレを見つけてその続きなどまた投下させていただきます。
重ねがさね長いお話でのスレ占拠となってしまいますが、どうか今しばらくスレをお貸しください。

それでは行きます。
14: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:53 ID:cbkuS3BC(2/26) AAS
【 5 】

 何も無い土地でのティアラとの生活――退屈窮まりなくも思えた日々はしかし、なんともペインには安穏で
そして心地良いものであった。
 朝目が覚めると二人は山へと出かけていく。そこで山菜を探し木の実を集め、わずかばかりの畑を耕すなどして
一日が終わる。――夜は同じベッドにもぐり枕を並べながら、何時間だって首都帝都の様子や今まで自分が旅を
してきた土地のことをペインはティアラへと話して聞かせるのだ。
 そうして日々を重ねるうちにいつしか、二人は己の身の上を聞かせるほどに親密な仲になっていった。
「僕のお家はね、レイノートっていう北の寒い所にある国のお城なのよ」
『お城? そこがペイン君のお家なの? 王様の家来とかお手伝いさんなの?』
「んふふ〜、違うのよ。何を隠そう僕こそは、そのレイノートの王子様なのね。十三代目なのよ」
省17
15: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:53 ID:cbkuS3BC(3/26) AAS
「いま話したみたいにね、僕の国は苦しいばかり苦しい所で良い所なんてこれっぽっちもないのよ。だけど国民は――
そこに住むみんなは、全員がその国を愛してやまないのね」
『ペイン君?』
「……愛する価値の無い国なんて、捨ててしまえばいいのに」
 夜闇の坂を転がり落ちるよう、ペインの心は重く沈んでいく。
 過酷な地において絶滅を迎えようとするティアラ達ミルクドラゴンとそして己達レイノート――
「僕みたいな『王族』なんかがいるから、民達はそんな国を離れられない」
『どうしちゃったの、ペイン君?』
「僕のせいなのね……。ならば王族なんて、僕なんて、いっそ無くなってしまった方がいいんだ――」
 そしていつも以上に強くそして黒く――その責任感と罪の意識とがペインの感情を覆ったその瞬間、
省17
16: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:54 ID:cbkuS3BC(4/26) AAS
 苦しくともレイノートの名の下に生きることへ、そしてそんな幸せな空間を与えてくれる国へ自分達は感謝と
誇りを持っていた。
 そんな場所とそして大好きな仲間達を救ってやろうと思ったからこそ、あの日の自分はそこを離れることを
決心したはずなのだ。
 それがいつしか気がつけば――目先の富に心奪われるがあまり、ペインはそんな仲間達を見下してしまっていた。
 貧しき土地の民と蔑み、そこを離れることを選ばぬ彼らを心の奥底では『臆病者』と嘲ってさえいたのだ。
――己こそが一番の愚か者であったことにも気付かずに。
「……はは、まいっちゃったなぁ」
 住む場所などは関係ない。富や国力なんてもっと無用だ。国の名前がひとつあって、そしてそれを愛してくれる者が、
誇れる民がいたのならば国は消えない。
省16
17: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:54 ID:cbkuS3BC(5/26) AAS
「僕は、学者さんじゃないのよ。王子様って言うのは本当だけど、でも僕は最低の男なのね」
『ど、どうしたのペイン君?』
 突然の告白に戸惑うティアラをよそに、
「僕は、この村のエッチな女の子を取材しに来た風俗ライターなのよ」
 畳み掛けるよう、一思いにペインは自分の正体を告白した。
『フーゾクライター? 『エッチな女の子の取材』って、どういうこと?』
「僕のしている仕事は、エッチなことを――体を売っている女の人のことを記事にする最低の仕事なの。この村にもね、
実はそんなお仕事をしてる女の子がいないかどうかを確かめる為にやってきたのよ」
『体を売るお仕事……』
「そうなの。ずっと昔にこの山にそんな商売のお宿があったことを聞いて、その取材に僕はやってきたのね」
省15
18: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:54 ID:cbkuS3BC(6/26) AAS
「そ、そんなッ? 知っていたって――」
 思わぬ言葉にペインはたじろぐ。
『実はね、君を助けたあの日カバンの中の持ち物を確認した時に大体のことは判ってたんだ。だってカバンの
中はエッチな雑誌とあたし達(ミルクドラゴン)の資料――そして『風俗ライター・みこすり丙淫』の名刺だもん』
 ティアラの口をついて聞かされる己のペンネームに、ペインは顔から火が出るほどに紅潮し、そして恥ずかしくなった。
『君が自己紹介の時にそのことを隠したことも、何か理由があってのことだろうと思ってた』
「あうぅ……」
『だからね、最初はすごく警戒してたんだよ? 最初の夜に同じベッドで寝たのだってね、君がもしおかしな
ことをしようとしてたのなら、その場で捻っちゃおうって思ってたからなんだから』
 どこか楽しげにそういう彼女とは裏腹に、ペインの頭からは完全に血の気が引いていた。もし彼女の――ミルクドラゴンの
省10
19: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:54 ID:cbkuS3BC(7/26) AAS
【 6 】

「あ、あのティアラちゃんッ? そんな無理に協力してくれなくてもいいのよ?」
 あまりのティアラの積極さに押されて、完全にペインは後手になってしまっていた。
「たしかにミルクドラゴンの取材はしたいけど、ティアラちゃんにそこまでしてもらうことはないのね」
 そうして自分を組み敷いてすっかりその気になってしまっているティアラを必死に説得しようとする。今の
ペインは自身でも不思議に思うくらいにプラトニックであった。
 平素日頃であったのならば、こんな対応などはまずしない。据え膳は毒と判っていても平らげる男なのである。
 しかしながら彼女は――目の前の女性(ひと)はそんな自分の中でも特別な存在であった。
 この時のペインは柄にもなく、彼女・ティアラに恋をしてしまっていた。体ではなく、『想い』こそが先に
通じ合ってしまった相手だけに、誰よりも大切にしてあげたいという気持ちが彼女には働いてしまう――その純愛さゆえに
省23
20: しっぽのおうじさま 2011/11/11(金)20:55 ID:cbkuS3BC(8/26) AAS
『いつまでも一緒にいることが『愛』なのかな? それが『恋』なの?』
 そんなのは、恋でも愛でもないと思う――そうティアラは続けた。
『恋や愛は、過ぎ去った昔を思い起こすことじゃなくて、一緒にいて嬉しい現在(いま)を分かち合うことじゃないかな』
「ティアラちゃん……」
『虫や動物、花や草だって一瞬の交わりの中で――一度しかない出会いの中で恋をして種を残していくんだよ?
 そんな『一瞬のいま』を分かち合って生きてるんだから。だから――』
 ティアラはまっすぐにペインを見る。
『たとえペイン君と過ごせる夜が今日で最後だったとしても、あたしは後悔しない。愛だってなくならない。
それが――』
「…………」
省11
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