[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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542: 2019/06/20(木)04:13 ID:qdBzgIQq(8/10) AAS
こいつ―――!
もういい。
優しく対応してやったが、それでは聞き入れられないらしい。
体で分からせてやる。
スッ……
「? 何です」
バチッッッ!!!!
「きゃうっ!!」
「エクリュ!!」
渾身の平手で白タンクトップの小娘の頬を叩いた。
相手はたまらず体勢を崩し、アスファルトに転がる。
「うっ、くっ……」
しばらくは何が起きたか分からず、目を白黒させていたが、じわじわと熱く痛んでくる頬と、地面に横たわる自身の姿勢に、理解が追いついてきたようだ。
「あっ……う、ううぅ……ひくっ」
目じりに涙が滲み、呼吸に嗚咽が混じり始める。
あれだけ口が達者だった娘もちょろいものだ。
身を地に付けて、投げ出された足の太ももも夜の闇の中で艶めかしい。
まったく、劣情を煽るのも無自覚か。また滾ってしまうではないか。
「や、やめろよ」
「あん?」
「エクリュにひどいことしないでよ!! サイッテーだよ、女の子に手を上げるなんて!」
「……おまえも叩かれないと分からんか」
「ひっ……!」
凄んでやっただけで先ほどの平手を目の当たりにしたカルマンは怯え、必死に逃れようとする。
まあ、動きを封じられているので身を捩るという結果にしかなってないが。
「カルマン、いいですから……私は大丈夫、ですから」
涙をこらえて、相方を庇おうとするエクリュ。
泥棒娘も友情には厚いらしい。健気ではないか。
「おまえはそのまま寝転んでろ」
エクリュが立ち上がろうとしていたのを制し、私はそばに寄った。
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