[過去ログ] 【量産機】新世紀エヴァンゲリオン【7号機】 (1001レス)
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240: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:50 ID:/BJyogYK(1/6) AAS
どれだけ経過したかもわからない。
卑俗な唇と舌に我が身をただ賞翫されるままのアスカには永遠とも思える時間が過ぎる。
ハインツの唇が自分の胸から離れるのを、アスカは嫌悪の混じった目で見つめた。
「どいて!」
視線を合わせたまま、怯えもせずに言う。
まだ息が荒いハインツは従う様子はない。軽い酸欠なのだろう。
「ハァッ!…ハァッ!…ハァッ!…ハァッ!」
肩で息をするハインツの涎のアーチが震えながら、なごり惜しそうに口元と
アスカの胸を結んでいたが、重さで切れてアスカの腹に落ちる。
それを見たアスカの背中に、虫唾のような嫌悪感が冷たく走った。
省11
241: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:53 ID:/BJyogYK(2/6) AAS
おまけに、打たれた胸をさするハインツの咳が収まってきているようである。
咳をしながらアスカを刺す眼差しに、はっきり憤怒がこもっていた。
さっきの一撃はハインツを怒らせるだけに終わったのだ。
どうすることもできないアスカはただその目を睨み返す。
拳が飛んでくることも覚悟したが、ハインツはニヤリと下品な薄笑いだけを返すと、
そのままアスカの両肩を掴んでゆっくりベッドに押し付ける。
「いったい何のつもりです? 大尉殿。
もしかして俺をぶちのめして脱走でもするつもりだったんですかね?」
ニヤニヤとアスカの顔を覗き込みながら言う。
「無理ですよ。大尉殿にはどうにもできないと思いますがね。」
省7
242: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:55 ID:/BJyogYK(3/6) AAS
「アンタ、誰に向かって言ってんの? それ上官侮辱罪よ!」
大尉としての権威を示そうと、アスカはなおも強気を崩さずに言い放ったが、
その大尉殿の言葉を軍曹はせせら笑った。
「もちろんお前に言ってんだよ大尉。お前の他に誰かいると思うか?
ここにいるのは俺とお前の二人だけだぜ。」
「アンタ…」
自分のほうが階級はずっと上だし、上官として命令すれば軍曹は従うしかないはずと
思い込んでいた。それほどまでに軍人にとって階級の上下は絶対なのだから。
なのにこの男は上官侮辱罪を恐れていない!
つまり身の破滅を恐れていないのだ。
省9
243: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:56 ID:/BJyogYK(4/6) AAS
「なんでよ!」
叫びながらハインツの頭をポカポカと殴り続けるアスカ。
「さっき同じ事やっても上官侮辱とは言われなかったからな。」
「やめなさいよ! なんでこんなっ!」
胸の谷間にキスを続けながら、ハインツは両手で乳を左右両方こね回す。
プラグスーツのバストに備わったカップごと、その下の乳の形を歪めるに十分なほどの力で。
省11
244: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:58 ID:/BJyogYK(5/6) AAS
誰がアンタなんかと!
そう全力否定しようとした口を、アスカは強靭な意志でどうにか押さえ込んだ。
今はこの男と口論して怒らせるべきではないだろう。
さっき知ったように、力ずくではこの事態を打開できない。
なら、軍曹を怒らせないように適当に調子を合わせて油断を誘い、脱走の機会を伺うしかないだろう。
だから今やるべきことは。
「はぁ……そうね。アンタがアタシが知る最初の男になるのかもね。」
目を閉じてため息してから、アスカは諦めたみたいに言う。
冗談じゃないわよ!と内心では絶叫するが、もちろん口にも顔にも出さない。
「ほお、随分と臨機応変だな。自分の置かれた立場が飲み込めたか。」
省8
245: 軍曹の思い出 2011/04/10(日)23:59 ID:/BJyogYK(6/6) AAS
「まあな。」
ハインツからの返答はアスカには意外だった。
ガールフレンドはいなくても、娼婦くらいは抱いた経験はあるだろうと思っていたからだ。
「軍曹、アンタ、年いくつ?」
「今年で34だよ。」
「はぁ!? それマジ!? アタシより20も上じゃない!」
省19
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