[過去ログ] 【キミキス】エンターブレイン作品総合【アマガミ】 (693レス)
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168: 2012/01/25(水)12:22 ID:oK6NBVwb(1/6) AAS
オレも肩慣らしに絢辻さんを書こう。

注意:なんのことはない。あのシーンをちょっと微エロっぽくしただけ。
169: 2012/01/25(水)13:06 ID:oK6NBVwb(2/6) AAS
(さて、いい時間だな。そろそろ帰るとするか…)
それは、ある日の放課後のことだった。少年橘純一が自クラスの教室に落ちていた
あるものを拾ったときから大きな『真実』に出会うことになった。いや、巻き込まれたと
いうべきだろうか。
「ん? あれ?」
教室を出ようとすると、床に何かが落ちているのを見つけた。
「何か落ちてる…」
それは黒い手帳だった。純一は手帳を拾った。
(誰かの落し物かな?どこかに名前が書いてあれば届けてあげられるんだけど…)
そう思って純一は手帳を開いた。最初の開いたページはスケジュール欄が記されていたが、中はぎっしりと予定が
省35
170: 2012/01/25(水)13:45 ID:oK6NBVwb(3/6) AAS
「見たんでしょ?」
詞が小声で問い詰める。しかし、純一は答えられる状態じゃなかった。手帳を拾った
だけなのにどうしてこんなカツあげされなければならなかったことに戸惑っている。さらに2人の
体勢はある意味まずいことになっている。
(む、胸があたって…)
ネクタイを引っ張られた勢いで詞の体と密着していた。純一と詞の胸が触れ合っている。純一は
その感触に浸れようとしたがそれどころではない。
「答えなさい…」
「ぼ、僕はなにも…! も、もし気に障ることがあるならちゃんと謝るから!」
「ふふふ、もう何を言っても遅いわよ」
省31
171: 2012/01/25(水)14:24 ID:oK6NBVwb(4/6) AAS
「こ、ここは…」
連れてこられたのは神社のようなふるい屋敷だった。いったいここで何をする気なのだろう。
詞は腕を組んで純一と向かい合った。
「さて本題。あなた、どこまで見たの?」
「え? それって手帳のことだよね?」
「それ以外にないでしょ?」
「え、えっと…スケジュールのところとメモ欄の走り書きを少し…」
「それだけ?」
「うん、そうだよ」
「でも、きれいな字って、書きなぐったあれを皮肉って言ったんでしょ?」
省18
172: 2012/01/25(水)14:47 ID:oK6NBVwb(5/6) AAS
純一は詞に尋ねた。
「ね、ねえ絢辻さん…」
「何よ!」
「絢辻さんって、普段は猫かぶってたりするのかなあ〜って」
その瞬間、詞はドキッっとした。しまったというような表情が浮かび上がる。
(わ、分かりやすい…)
詞はごまかすように言った。
「だ、だから何!? 猫被ってちゃ悪い!? 私が誰かに迷惑かけたとでも!?」
「ははは…そう、だね」
確かに普段猫被っていても、誰かに迷惑をかけたことはない。それはいつも見ていた純一も分かっている。ごまかすしぐさが、いつもの可愛い彼女の姿を感じていた。
省34
173
(3): 2012/01/25(水)14:48 ID:oK6NBVwb(6/6) AAS
「押し付けたというか…バランスが崩れて…」
「触れたことは否定しない…と?」
「そ、それは…」
「じゃあ、あたし今からあなたの家に言ってセクハラされ…」
「分かった!分かったからそれだけは勘弁してくれ!」
純一は手を合わせて頭をさげた。
「交渉成立ね」
詞は微笑んでいうと、純一は『ある意味強要成立…』とつぶやいた。
「何かいった?」
「いえ、別に…」
省17
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