[過去ログ] パワポケでエロパロ17 (792レス)
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459: 彼と私と大叔母と 2010/10/29(金)02:00 ID:oWrdzWd+(4/11) AAS
そういえばこの泉に呼ばれた理由をまだ聞いていなかった。
「ねえ小波さん?どうしてここに呼んだの?」
「ここは俺に…いや君にとっても大切な場所だから…。
どうしてもここで言いたかったんだ、五月さんが好きって」
「そうね…すごく嬉しかったわ」
「まさか逆にプロポーズされるとは思ってなかったけどね」
「嬉しかった?」
「うん、すごく嬉しかったよ」
「よかった、そう言ってくれて」
「あ、そうだ」
彼が急に私の手を取り、泉の方に歩きだす。
「どうしたの?」
「俺達のこと、葉月さんに言わないとね」
小波さんは泉に向かって話し始めた。
「葉月さん…。
俺、五月さんと結婚します。
葉月さん達の分まで
俺たち幸せになります。
だからこれからもずっと、天国から
俺たち二人を見守っていてください」
「小波さん…」
「俺が五月さんと会えたのは、きっと葉月さんのおかげだよ。
だから…幸せになれなかった葉月さん達のためにも俺達が幸せにならなきゃね」
そうだ、私達が初めて会ったのも小波さんが私を葉月おばあちゃんと間違えたから。
そしてそのことがきっかけで私達はこうして隣に立っていられる。
私も言わなければならないことがあるはず。
「葉月おばあちゃん…。
私が小波さんと会えたのは貴女のおかげよ…。
私、すごく感謝しているの。
こんなに思いやりのある優しい人の隣にいられること。
ありがとう…。私達、必ず幸せになってみせるからね…」
また来るからと最後に言い、私達はその場を後にした。
日も傾いてきて、いっそう寒い風が吹いてきた。
本土に戻る船も無くなってくるころだろう。
「五月さん、そろそろ帰らないと」
しかし、何故か私は帰る気分になれなかった。
そこで思い切った決断をしてみる。
「小波さん。今日は小波さんの家に泊まってもいい?」
その一言で彼はものすごく動揺した。
「それはまずいよ!今日は俺しかいないんだよ!?」
「え…?」
小波さんの母親はすでに亡くなっているらしく、父親も今日は帰ってこないらしい。
彼の家に泊まるとならば、二人きりで一晩を過ごさなければならない。
そう思うとだんだん顔が赤くなってきた。
「その…五月さんも分かるよね?」
「……いいよ」
「……え?」
「小波さんがしたいなら…していいよ…」
ここまで言えばもう後には戻れない。彼も覚悟を決めたみたいだ。
「…じゃあ行こう、五月さん」
「…うん」
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