[過去ログ] スクランスレ@エロパロ板 20話目 (556レス)
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3: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:30 ID:GSTbwcDw(1/10) AAS
即死回避兼、続投。
今回は100%エロです。エロいかどうかは別として。
4(1): 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:31 ID:GSTbwcDw(2/10) AAS
「っ…」
組み敷いた八雲からまだかすかに立ち込める、風呂上りのいい匂い。
下品じゃない程度に鼻をすん、と鳴らす。やはりいい匂いだった。
この不思議な香をもっと深く深く吸い込みたい。
「……んっ」
ここでキスしちゃっていーかな、と聞くより先に熱い吐息混じりの積極的な口づけを与えてしまう。触れ合って互いの形を確かめた。
拒否されるとは少しも考えなかった。唇を通し、自分の持つただ抱きしめてキスをする以上の衝動を送り込む。
瞳と瞳が線で繋がる。体温と共に一瞬だけ彼女の心が見えた気がした。
その中には播磨拳児という男しかいない。勝手ながら、それで許しを得たと思った。
省19
5: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:32 ID:GSTbwcDw(3/10) AAS
「は、あっ……!」
八雲が喘いだ。朝にもあった、桜色の吐息。
それは拳児が唇を離すとすぐさま彼女の腰を深く抱き、その首筋にぢゅうっと吸いついたから。
「あ……ああああぁ、あぁ……」
ゾクゾクゾク。八雲は電流のような快感に背を弓なりにし、身悶えする。
優しさは一変。強引で、直情的で、欲しい欲しいという欲望を直触りで伝えられ力が抜けてしまっていた。
されている行動の根底に愛以外のものが混じっているのも分かる。それは拳児の負の部分とも、男ならどうしようもないともいえるサガ――暴力性。
彼にはどこか落ち着きがあった。昨日の経験からだろうが、そのせいで、今は色濃く獣の雰囲気が出てしまっている。
その"違い"を八雲は確かに嗅ぎ取っていた。少しだけ、ほんの少しだけ、躊躇してしまう。
省36
6: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:33 ID:GSTbwcDw(4/10) AAS
拳児は夜にそぐわない声で叫んだ。八雲が自らの上の寝着に手をかけたかと思うと、勢いよくめくったのだ。
下から彼女らしい真白のシャツ、そこから透けてブラのラインが露となる。だが薄布一枚の緊張はすぐに失われた。八雲がそのシャツさえも脱いでしまったために。
「んな!?」
「それは、一方通行……です」
無骨な不良漫画家の手にも存分にフィットするだろう、うっすらとした桃色の形と大きさがはっきりと見えた。
手の届く距離にある女性の象徴は半分ほどが白布から露出している。
紐だけを残した肩には一部が赤い染みができていた。昨日、天満から付けられたキスマーク。
人が変わったような八雲の態度に、言葉がない。
「播磨さんが、したいから……する。できない理由があるから……しない。それだけでは……私の意志が、どこにもないと、思います……」
省16
7: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:35 ID:GSTbwcDw(5/10) AAS
「今も、こんなに……あ……っ? …………///」
女の身ではありえない、衣類の形が変わる様をいざ目の当たりにしたためだろう。八雲が明らかな隙を見せる。
やがて半裸の上半身を子細に眺められる羞恥が勝ってきたのか、彼女は恥ずかしそうに片手で胸元を隠そうとした。
その仕草が逆に美乳を圧迫してより深い谷間を演出する。
思わぬ幸運に拳児は――口を空けながら唾を飲むという器用なことをこなしつつ――これを勝機と捉えるに及ぶ。
「俺は馬鹿だから……妹さん」
最初の八雲の勢いが復活しないうちに、その場で自らの下穿きを残して下半身を空気に晒した。
「っ……は、播磨さん」
「させてくれなんて言われたら……あれだ、調子乗るぜ?」
省34
8: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:35 ID:GSTbwcDw(6/10) AAS
「くっ!」
「はぁ…っ、れろ…んっ……んっ」
第一波。触れられた瞬間、自らの感覚器官から鳥肌の立つ快さが伝わってきて拳児は声を絞った。
緊張で乾いていたのだろう、唾を媒介にせず、口の内側の肌が直接触れてくる。
そこへざらっとした舌が。舐められた場所から溶け出しそうな快感が八雲から与えられてきた。
キスのときにはたまらぬ甘みを分泌してくる彼女の唇に包まれて、輪郭を確かめながら舌がなぞりうねってくる。
「んっ…れろ……ちゅ……」
ほどなく、幼児が飴玉をしゃぶり続けるような音が立つ。それこそ八雲は幼児同然に集中していた。
本人の意識はもちろん、女としての技巧のないその口も、入ってきた肉塊に対し、唾液をたっぷり搾り出すという歓迎する反応で迎えている。
省20
9: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:36 ID:GSTbwcDw(7/10) AAS
「くっ!」
「はぁ…っ、れろ…んっ……んっ」
第一波。触れられた瞬間、自らの感覚器官から鳥肌の立つ快さが伝わってきて拳児は声を絞った。
緊張で乾いていたのだろう、唾を媒介にせず、口の内側の肌が直接触れてくる。
そこへざらっとした舌が。舐められた場所から溶け出しそうな快感が八雲から与えられてきた。
キスのときにはたまらぬ甘みを分泌してくる彼女の唇に包まれて、輪郭を確かめながら舌がなぞりうねってくる。
「んっ…れろ……ちゅ……」
ほどなく、幼児が飴玉をしゃぶり続けるような音が立つ。それこそ八雲は幼児同然に集中していた。
本人の意識はもちろん、女としての技巧のないその口も、入ってきた肉塊に対し、唾液をたっぷり搾り出すという歓迎する反応で迎えている。
省25
10: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:38 ID:GSTbwcDw(8/10) AAS
「んぅ……んんっ………ぷはっ、はぁ……!」
先程より長い時間の後で八雲は口を離す。そこは己の粘着性のある液体でつり橋と成し、名残惜しそうに繋がっていた。
ぷつっとそれが自然に引かれ切れると、半分が奉仕すべき対象に、残り半分が下唇からおとがいへ、ぴたり吸い付く。
あぁ、と八雲は飲み物を口から溢れさせてしまったように息を吐いた。指で掬う仕草がいやらしい。
「切れ、ちゃ……はあ…はぁ……」
額に浮かんでいた汗と上下する肩で酸素を求めているのが分かる。
空気の通り道の多くを埋められ、初めての行為に疲労が溜まるのは早い。八雲は裸の肩を揺らして強く息をしている。
健気な奉仕のインターバルは先程より長く、拳児は八雲の懸命さを労わろうとする――が、自由にならぬ部分が――ビクン。
強く震えて続行を訴えてしまった。
省20
11: 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:38 ID:GSTbwcDw(9/10) AAS
「代わり?」
提案した本人は何故か言葉に詰まり頬が更に朱に近くなっていく。
何か考えがあるらしいことを言われて拳児は期待感に反ってしまった。
八雲が思い描いているそれは彼女にとってひどく恥ずかしい、唇で男性器を包み込むよりも恥ずかしいことなのだろう。
けれど待たせてはいけないと、細喉を切なげに脈動させている様子がとても嬉しかった。
「は、はい。代わり……です。すぅ――ふう…………で、では」
大きめの吐息が一時の安息を招く。八雲は息をするのではなく、勇気を振り絞るためにそうした様子だった。
代わり、というものが何なのか…拳児はどうしても期待と予想が高まる。
同時にむくむく鎌首をもたげるのは、彼が恐れていたはずの暴力性。
省28
12(1): 27-3(おにぎりルート) 2010/02/09(火)19:42 ID:GSTbwcDw(10/10) AAS
――――
ここまで。
本番がないような会話が交わされてますがそこは幽子にナントカしてもらうので大丈夫です。また明日に。
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