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スクランスレ@エロパロ板 20話目 (556レス)
スクランスレ@エロパロ板 20話目 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/
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15: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:46:22 ID:9MaDR6C9 天満より背の高いことが、見知らぬ人に八雲のほうが姉だと思われてしまう要因の一つだった。 加えて、二人を並べるとどうしても格差が目に見えてはっきりしてしまう場所がある。 それがこの――今現在、八雲本人に持ち上げられている、豊かで潤いのある胸の果肉だった。 「その…あの……あぁっ」 音が立ちそうなほどに八雲の顔から熱が放たれていた。 いきり立つ男の股座に、裸の上半身を近づける。 誤解のしようもない体勢に、普段の奥手な性格もあり、もう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのだろう。 まだかまだかと、前後左右に振動する彼女の"相手"。 興奮を隠さない動きに、もうまともに見られないのか、拳児は八雲にふいと顔を横に背けられた。なのでつい――。 「そっちにゃ壁しかないぜ?」 「っ…!」 「こちらって、何だ? きちんと言ってからやってくれ」 「……い、いじわる……もぅ」 珍しく八雲の泣きの入った拗ねた声。もう諦めたという響きがあった。 怒らせたかと拳児は思ったがそうではない。おずおずと八雲は正面の拳児を羞恥と淫蕩の色濃い表情で見つめ、 顔以外にも肩や胸の肌に熱を集め赤くして、両手の位置を再度確かめるように動かして――結果、大きく育った乳房を媚びるように揺り動かしてしまう。 拳児の反応を見た後で気付いたのか、あっ…と恥じ入る声がした。 視線を交えるのが辛くなったのか、八雲はきゅっと目が閉じ眉間の間にシワをつくり、そのまま言う気なのかぷるぷると口を開こうとする。 「む…胸で」 「ちょっと表現が微妙すぎねえ?」 「えっ……す、すいません……でも、他に何て…」 素で言葉が見つからないらしい。文句を言いつつも拳児とて直接的な表現しか思い浮かばない。なので…… 「せめておっぱいと言って欲しい」 「!……っ、お……お……おっぱい、で……」 恥じらいながら口にしてくれる姿は愛らしかった。だが、まだだ。不良はそうそう甘くない。 「世の中には色んなのがあるらしいぜ。でかかったり小さかったり。どっちも悩みになるらしいが……妹さんは、どうなんだ?」 「〜〜……っ!」 「どーなんだ?」 「……ちょ、ちょっとだけ……皆より…あるのかな、と……男子に、じっと見られたり…」 「……悪い。ヤな事思い出させるつもりはねえ。調子乗りすぎたな。けど…もっぺん、今度は最後まで頼む。俺の顔を見てな」 「は、はい……」 このふっくらとした膨らみは八雲の強い母性を象徴していると思った。 なので最後まで言ってほしかった。黙って目を瞑って行為に移行されるのではなくちゃんと言葉にしてほしい。 更には、体勢上そうなってしまうのだろうが、下半身ではなく上の自分の顔を見てほしかった。 どんな顔をしているのか知りたい。目を閉じたままなんて冗談ではない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/15
16: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:47:19 ID:9MaDR6C9 「……っ…、お……大きく、育った……私の……おっぱいで……。播磨さんの、苦しそうな……、を……」 八雲のような内気なタイプが、毎朝風呂場で見ている女の部分を、男を喜ばせるために駆使するというのはどんな気持ちなのだろう。 膨張した表面の唾液はもうとっくに乾いてしまっている。初心な奉仕の効果はもう消えていた。 だが未だ体積が変わらぬ状態なのはここまでのやり取りのおかげに違いない。 「お慰め、させて……頂きます……」 言葉が届いた瞬間、拳児の腰が動いた。ああ嬉しいんだと、少女は少し報われた気分になる。 大切な部分を道具として扱うなど、最初は想像しただけで恐怖が先立ち男の人というものが理解できなかった。 だがその相手として播磨拳児という特別な男性を意識すれば、逆に尽くしてあげたいという気持ちで心が一杯に満ちてしまう。 不思議な感情を抱いたまま、八雲はやはり宣言どおり、左右から押して前へと張った己の胸で、拳児を飲み込むように挟み込んだ。 ドクン――マグマのような熱の刺激が心臓まで届き、熱なのか痛みなのか、いずれかと拮抗した。 「っ……あ、熱い……! ……燃えてる、みたい……!」 「――っ! こいつは……」 「あ……ピクン…って……動い、て……」 左右の胸の間に熱した石を入れられたと八雲は思った。 体温より少し上の、人が最適と感じる温もりの柔らな綿に包まれたと拳児は思った。 跳ね立つ分身が八雲の中をくぐり抜け、谷間から嬉しそうに顔を出す。八雲ははみ出たそれに合わせて体をやや前へ、今度は逃がさぬよう少し力を篭めて。 再び、肉茎の全てが埋まる。だがごく自然なその行為が、グニグニと胸の形を自分で変えての奉仕になってしまっているのに八雲は気付いていない。 だが拳児には見えていた。最初の感想を飛ばし、ただ止めることなく続けて欲しくて、少しだけ腰使いを入れる。 「んっ……んあっ……こ、擦れて……は、播磨さん……?」 「続けてくれ……! もっと両側から………クッ」 熱い熱の塊……自らの意思に拠らないものに、自分さえ滅多に触ったりしない部分を行き来される。 手のひらにあるゴム鞠を自分でぐにゃぐにゃたわませて前後に動かした。 続けると、やがてはじん……と熱い火照りとなって自分の大事な処に返ってきてしまう。 むずむずと、痒みのようなものがお腹の下に広がっていく。 擦り合せる箇所が先端に近くなればなるほど顕著だった。 「んっ……はぁ、はぁっ……は、んっ……」 「ッ……お、おぉ…!」 八雲にとって、拳児に合わせて両手で胸を扱うのには神経を使う初めての作業――そのはずだった。 だが彼女は情事に限らず、彼の呼吸に合わせるのは得意だったので、やがて息は合いだし抽送運動も徐々に速度を増していった。 しばしの間、二人の間には会話というより荒い吐息が交差するばかり。だがただの呼吸には二人にしか分からない多くの含みが込められている。 拳児は未経験ながら腰が引くことはなかったし、八雲は時には引け目にもなった自分の体に、捏ねることができる豊かさであるのを嬉しく思っていた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/16
17: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:48:14 ID:9MaDR6C9 胸のキスに包まれて、じわっとぬくもりが自らに染み込んでいく。絶妙の力加減で全角度から圧迫される。 例え不慣れでも、そういう男を喜ばせる行為がある、というおぼろげな知識しかないのだろうが、予想できない動きは自分で処理するのと全く別物の感覚。 彼女の両手が使用中のために自分の両膝で体重を支えなくてはいけないのだが、慣れない事でもこの愉悦を長く味わうためならばまるで苦ではない。 未知の圧迫感に肉棒を押し潰されるも、それに逆らい亀頭を谷間から見え隠れさせる。それをまた彼女が隠すように包み込んでくれるのだ。 「あ……あんっ……ふぁっ……」 最中に、固く張った乳首同士が顔を突き合わせることがあれば、その度に八雲は切なそうな顔をして喘いでくれた。 そんな稀だったはずの出来事が頻繁に起きるようになってくれば、それも彼女の意図した自慰行為のように思えてならない。 八雲が、奉仕しながら自らの快感を弄っている……? 普段の容姿に合わぬ発情したその姿は拳児の興奮を加速させた。 「気持ちいいぜ……妹さん。ほんと、器用なんだな」 「……あぁ……嬉しい、です……」 いたずらめいた発言にも気をよくしてくれたらしく、微笑を浮かべ応えてくれた。 自分から動くのを止めて、八雲の奉仕に身を任せる。下半身の痺れを堪えるのに力を割きたいのが本音ではあるが。 一身に男の欲の塊を愛撫してくれる彼女の姿がひどくいじらしく愛らしい。 そっと、髪を上から撫でてやった。そろそろ……口のほうも、疲れが取れてきたのではないだろうか。そう考えながら。 目で見て口で知り、つい昨日に自らの秘部を貫いてもらったことはずのその形が、まるで新しいもののように感じる。 「ふぅ、ふぅっ……ん、は、はぁ……っ」 上体を揺すって心臓の音を上下に伝える。手で胸の根元を絞れば恥ずかしいことにより乳首が前に張り出てしまうが、 固さのあるそこで段差や先端をついてやると、居眠りしている動物のようにピクンと反応してくれるのが嬉しい。 倒錯した悦びだと頭のどこかが警笛を鳴らそうが、官能が高まり加速するのは止められない。 今の自分が拳児からどう見えているのか分かるから。性の奉仕にのめり込む女の姿を、その柔媚に熟れた膨らみを、好ましく思って貰えているから。 「はぁ……はぁ……あっ」 とろり、口から涎が垂れる。意図したものではない。行為に夢中になるあまり飲み下すのを忘れてしまっていた。 丁度、汗のある瑞々しい肉の間に落ちて、餅つきの餅のように形を変えるそこへと飲み込まれていった。 すると手の内に感じる滑りがよくなり、にちゃ、といやらしい音が立つ。 「おっ……」 ――っつ。拳児に言われるよりより先に、残った口の中身をシロップのように零していく。 にちゃ……にちゃ……。唾液が泡立ち、汗と……そして先程から出始めた、彼の下の口での唾と混ざり合う。 先程の口での奉仕にした時と同じく、できた混合酒を彼にくまなく塗りつけていった。 「う…おっ」 彼の快感を堪える声が嬉しい。支えに使っている拳がぶるぶると震えているのだ。 背を低くし四つんばいになり、男性の脚の付け根に顔や胸を埋めるこの体勢。それが自分にはひどく合っていると八雲には思えた。 男の人に跪くものだがそれは服従とは違う。逆に、これは自分から好きな人の踏ん張りが全て手に取るように分かってしまう体勢なのだ。 それに――彼に奉仕しているはずなのに、自らの下着の奥に熱が溜まって、はしたないことになっている現実も、伝わってしまうことはない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/17
18: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:48:47 ID:9MaDR6C9 「あっ……べとべとに……少し、綺麗に……しないと」 ぬちゃっ……淫靡な水音を立て、愛しい肉竿から胸を離す。むわっと香り立つのは、唾でも汗でもない匂い。混合酒と言えない程に配分が一極化しつつあった。 綺麗にすると言ったがそれはタオルやティッシュでふき取るという意味ではなく――。 「んっ、む……ちゅ、ちゅぱっ……んぅっ……ふぅっ……!」 八雲は口の中に感じたことのない味がした。こびりついた拳児のカウパーが舐めとられ胃の中に運ばれる。代わりに、今度は両手と胸が休憩に。 とはいえ隠れるわけではない。今までの行為でたっぷりと濡れていた乳胸は、視界にあるだけで拳児にはいい刺激となる。 「ん、んんっ……ぁっ……ちゅ…ぱっ……れる……んむぅっ……!」 そして再開された八雲の―― 「妹さん……今やってること、何て言うのか知ってるのか? フェ」 「っ……! ……く、口取り……です……///」 フェラチオ。単語を八雲が認識しているのがはっきりする。 彼女とてそこまで初心ではないと知っていたので、思い描いたとおりの反応に拳児は気をよくした。 と、舌のざらついた感触が強く変わった。吸い付いてくる力も増した。……仕返し、のつもりだろうか。 だがそろそろギアをあげたいと思っていた拳児にとってそれはむしろ望むところである。 「はむ、んちゅ、んちゅうっ……!……ん、んむぅっ……! ちゅっ…じゅるっ……」 性器同然に八雲の口壷が音を立てる。たらたらと間から垂れた涎は彼女の勃起した乳頭にかかりギラギラと淫らな光で彩った。 喉奥まで飲み込むと全身がぷるぷる震え、じゅるじゅると先走りを啜る音を拳児にも聞こえるように奏でてくれる。 高ぶった男の欲情、それを更に押し上げるように八雲は舌先に力が込めてしっかりと応えてくれていた。 「よし。次はまた……胸で頼む」 「はむぅ……ちゅ、ちゅるっ……んっ…こくっ……ちゅぷ……るっ……」 「……妹さん?」 「んんっ……! ……は、はい……ちゅぱ…………」 八雲は数瞬だけ忘我の境に追いやられていた。むわっとした雄匂。唇とその中にとろりと垂らされて堪能させられた男の蜜味。 今までにない新たな手段で拳児のために尽くせる幸せ。しかもそれが"女"という時には足枷にさえなっていた自らの弱み。 数々の初めての悦びと若干の酸欠がそこに加わり脳を溶かす――ただ強いだけの酒を飲まされたように。 「ではまた、私のおっぱいで……お慰めさせて、頂きます……」 拒否しかけたはずの単語を躊躇せず口に出しているあたりに、抵抗の意思を蕩かされていると拳児にも想像がつく。 いや、そうでなくても、甘みのある甘露のような八雲の唇が、精気沸き立つ男性器にむしゃぶりついている光景のいやらしさ。 ウエストからヒップまで、女の子らしい柔らかな丸いカーブを描いた部分。そこがふりふりと誘うように揺れているのを本人は気付いているのだろうか。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/18
19: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:49:59 ID:9MaDR6C9 「っ……すごい……まだ、大きく……」 獣欲を漲らせた威容が再び胸の奉仕を受ける。早速、喜びに震えるように透明な粘液を染み出して触れた部分を上塗りしていた。 口の中ほどではないにせよ、ぬちゃりとした水音が混じる。そして左右の胸が擦れ合う音よりは想像よりもずっと大きい。 「あっ……んっ……れ、れろ……ん、もう少…し……」 そして八雲はまだ未練があるのか、懸命に顎を引き舌を下方へ伸ばし、拳児の当初より二周りも逞しく起立した反り返りを舐めようとしていた。 はっ、はっ、と待ちわびた犬のような声。艶やかな黒髪を揺すりながら端整な美貌が上下し、その瞳はトロンとまどろんでいる。 「(……妹、さん……昨日も、そんな顔……)」 柔らかな母性に左右から扱かれ、熱い息が先端にかかり、さながら炎で焙られているような官能に拳児は大きく息をつく。 戦場を交互に切り替えられて、全く別々の官能を味わい射精感が高まっていく。 本人の意思もあり、できるだけ八雲の好きにさせてやりたい。何より彼女の奉仕を長く長く堪能したかったが、限界は近い。 まず拳児は感謝の気持ちも込めて、ぐっと腹部にこれまで以上の力を込めた。自然と前方へ伸びその先へ――。 「あっ……♪ ん……ちゅぅっ…れろ……ちゅ、ぱっ……」 上向いた声の後、八雲の舌が縫い付けるように距離の詰まった先端を舐めまわし始めた。 拳児の協力なしに二箇所での同時奉仕を行えるほど、自らの果実は熟れていない。 力量差を埋めるためにもどかしげに上半身をくねらせた、その直後にきた助け舟。八雲は心から嬉しく思っていた。 「はぁっ…ちゅ、ちゅるっ…んふぅっ……」 谷間を犯されながらの口淫奉仕。八雲はさすがの覚えの良さを活かして両者を成立させる。 まれに自らの指先を伸ばし、乳首に擦り付ける仕草を見せながら。 その様子――愛しい女の子が、豊潤な果実と花の唇、悩乱な表情を蕩け合わせて女悦を貪っている――。拳児が受ける影響は甚大であった。 「んふっ…ふぅっ……ちゅ、ちゅ……ちゅぷっ……あぁ……? ビクンって、強く……は、播磨さん……これ」 「……、ああ。もうちょっとで、イケそうだ…妹さんのおかげで、な」 「あ、あぁ……」 単一の責めが合わされば、それはもうただの足し算ではない。遥かに甘美で抗い難い愉悦となって男を満たされてしまう。 八雲は恥ずかしそうに、けれど自らの奉仕が実を結びつつあることに、感動さえ交え喜んで見せた。 「で、では……その…ちゅ……さ、最後は……ん、ふぅっ……」 切ない掻痒感さえ覚え始めた性感帯で拳児を扱きあげながら、おしゃぶりを合間に交え八雲は上目遣いで拳児に問いかける。 一歩踏み入れた程度の知識しかないために、自ら提案したのはいいものの、フィニッシュについては思考の外にあったためだった。 「じゃあ、リクエストさせてもらうとすっか」 迫る本能の爆発。それを辛抱して今しばらく我慢を隠すには、別の仮面を被らなくてはならない。 拳児が選んだのは――普段の八雲に対しての穏やかな仮面ではなく、飢えた獣の、歪んだ不良の仮面。 「このまま……欲張りな妹さんの口と、イヤらしいおっぱいに挟まれたままで、だな」 「えっ……あぁ……そ、そんな言い方……んぅっ……ちゅ、あふっ……」 そんな弱々しい抗議では意味がない。むしろ逆効果だ。 八雲の細やかでむっちりとした感触の乳鞠。そこへ自分で手を入れて形を崩し、男を上下に扱くことに活用されながら言われても。 せめて口だけでも離せばいいのに、額に汗を滲ませ呼吸と髪を乱しつつ、舌先を差し出しぺろぺろと、自らの義務であるように雁首を咥えられては。 「こ、これは……ちゅう…んぷっ……そ、その……あむ……、ぷはっ……」 「そうだな、妹さんからやりたいって言ってきたことだしな」 「! ……は、はい……そう、です……んっ……ちゅ」 「……」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/19
20: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:51:04 ID:9MaDR6C9 白い裸身が拳児に言葉での蹂躙を受け、被虐美に燃える。 じわっと目尻に涙を浮かべられてしまい、少々調子に乗りすぎたかと拳児は仮面を脱ぎ捨てながら反省。 しかし何を言われてもいじらしく優しく包み込んでくれる彼女を見ていると、かえって悪雑な部分が反発し、もう少し我意を通したくなってしまうのだ。 悪い癖で直さねばならないとは思うのだが。 「悪い悪い。じゃあ……深く、奥まで飲み込んで、一気に吸い上げてくれ」 「もう……くちゅっ、ちゅぱっ…………はい。では、その……れろっ……最後まで、ご奉仕させて頂きます……んっ」 「そんな言われると――いや、よろしく頼む……!」 調子に乗りやすいのが自分の悪癖なら、表現がいちいちいかがわしいのが八雲の悪癖だと拳児は思った。 時々彼女の癖というか言葉遣いは男にはズンと来てしまうものがある。 今まで知らないところで多くの男がこれにやられてきたのだろうか。 もっとも今に限れば誤解ではないのだが。 「はむっ……ん、んんっ……! むぅっ………ちゅるぅっ……」 と、余計なことを考えているうちに八雲は最後の締めくくりに取り掛かっていた。 裏筋がザラついた絨毯の上を滑っていき、鈴口が舌の生え際を超え、一物がついにその奥まで。 要求どおり、喉奥まで口いっぱいに拳児を頬張り、その根元にある森林地帯を八雲の鼻先がさわさわと撫でる。 「っ、ちゅるっ……! ん、んんっ……ッ!」 そして嫌な顔一つせず、歯で傷つけぬよう慎重な口の動きを意識しながら、喉の奥からの吸引が開始される。 動かすのは口ではなく顔全体。息苦しさはあるが、これを八雲は拳児に試されているとさえ考えていた。 その集大成といえる射精では昨日以上に彼に満足して欲しい。彼を満たせる女でありたいから。 八雲は快楽を撃つ砲台の先端から根元までキスすることで、その一途な想いを伝えようとする。 「んむ、んふぅっ……ん、じゅ……! ちゅうぅっ……んんっ……!」 くちゅくちゅと舌と彼が擦りあう音が立ち、口の中に泡が溢れる。溜まったものは掬い上げては塗していく。 物を食べる、言葉を紡ぐ、息を吸う、表情を作る。そのどれとも違う新たな役目、全ての要素を混ぜた行為へ全神経を没頭させた。 両手を彼の腰に回して、受け入れている部分をできるだけ狭くしないように何度も何度も包むようにスライドさせる。 自由にさせている胸も、顔全体を前後させることで同時に揺らし、彼を視覚で楽しませる役目を背負わす。 鼻からの強い男の人の匂いに眩暈を起こさないように。決して歯などで傷つけたりしないように。 刺激はあくまでも一点ではなく面の刺激で。そして―― 「くっ……――妹さんっ!」 ビクン、一度だけ強く震えると、ひっきりなしだった彼の振動が一瞬止む。拳児の背中が反り膝頭が震え腰が突き出る。 八雲は記憶と変わらぬその爆発を待つ瞬間、歓喜に溺れた。昨日三回も教えてもらった事。隠しているがもうすっかり濡れてしまっている自らの薗で知った事。 袋の部分から快楽の塊がこみ上げるのも。それが砲身を伝うのも。そして頭がぷっくりと膨らむ姿の――確かなイメージを描く。 目で見るより、耳で聞くよりはっきりと――それこそ、彼に触れている感覚器官が人の領域を超えたように。 射精の動きを隅々まで感じ取りながら、八雲は拳児を口の奥で受け入れた。 ――ビクッ! どぶっ、どぷぷっ! 清楚可憐だった唇を通り――今晩の報酬が放たれる。卵白にも似たそれは、子種というご褒美。 ネバネバとしたそれがぎりぎりまで引き絞り放たれた矢のように、放水された大河のように爆ぜた。口中に思い切り吐き散らかされる。 「むうっ……っくぅん……んん、あむぅっ!」 ドクッ…ドクッ…ドプッ……! 艶やかな喘ぎ声と淫らな水音のハーモニーが奏でられる。 肉棒は閉じた口の中で怒涛の勢いで暴れまわって、精液の大群の中には喉へ直接飛び込んでいくものさえあった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/20
21: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:52:31 ID:9MaDR6C9 (あ、あぁ…………何て、匂い……頭の、中が……蕩けて……せい、えき…) 男の人が――播磨さんが――たまらなく、濃い――頭が真っ白になる――八雲は甘い幸福感に思考を止める。 ゾクゾクとした快美がお腹の中に溜まっていき、触られてもいない秘唇が射精に共鳴するように蜜を垂れ流していた。 口の中が一杯になってしまう。どうしよう、零す? ――そんなこと、できない。 「んっ……んくっ……こくっ」 射精途中に許容量を超えた拳児の放出を、八雲は喉下する。眦を震わせ、感じ入りながら。 舌が勝手に動き出す。不思議な温かさがあった。熱くはないのに、何よりも今の自分を昂ぶらせてしまう温もり。 体の内側から快楽が広がり高ぶっていく。手は自由なのにぐったりと腑抜けて彼の支えに甘んじてしまっている。 可愛がってくれるもののいない乳房は小豆が床に張り付いているが、冷たい感触と勃起の熱さが入り混じり心地いい快感となっていた。 「んはぁ……っ、ごくっ……んくっ……ごく、ごくんっ…」 背を限界まではり伸ばし、眉毛を普段より八の字にして、四肢を切なげに痙攣させながら、ただただ愛しい男性の精を最高の飲み物のように受け入れる八雲。 見えない部分での性感の発散を文字通り肌で感じ、下半身を躍らせることで表現していた。 太腿の間に湿気を感じる。お漏らしではない。これは――。そして拳児の凶暴な咆哮はまだ続く。 「んふっ……こくっ、こくっ……じゅるっ……ごくん……!」 咽喉に並々ならぬ量を注がれて息が出来ない。長く長く、息の許されない間は続いた。 それでも八雲は、最高の美媚をぎりぎりまで味わっていた。白濁液を啜りながら、自らのつたない行為に満足してくれた感謝を込めて。 昨晩の射精を受けた時と比較しても劣らない、うっとりと蕩けた表情。圧倒的な陶酔に正に屈しきっている。 危険な誘惑の手招きに端整な美貌はひどく蕩けていた。 「こく……ん……っ……くちゅっ…くちゅ……」 勢いが衰え始め零してしまう粗相をする心配がなくなると、胃の中に運ぶのを止め、丹念に歯の隙間にまで浸透させてワインを味わうように舌で転がしていく。 くちゅくちゅと、頭の芯を朦朧としながらも、未だ熱を失わない太い杭とともに、少しずつ少しずつ――たっぷりと堪能してから、飲み下す。 やがて射精が止まり――酸欠寸前の真っ赤な表情を危うく見た拳児が無理やりに起こさせた。 じゅるっと糸を引き、すると思い出したかのように八雲は荒い呼吸を再開する。 「はあっ、はあっ、んちゅっ……っ……はあ…………はぁ…………ん、こくっ……ちゅるっ」 「っ……大丈夫か?」 「は……はい……ちゅっ」 唇の先に残った僅かな精液さえも啜る八雲。一瞬見えた舌や口内は、肉色ではなく拳児の知る白濁一色。 それを目の辺りにしたばかりに、真白で純粋な少女を一度の射精でひどく汚した実感と優越感が湧き、暴力性がまた顔を出す。 萎えかかっていた部分が踏みとどまり、奥のほうに残っていた精液が次の波となって滲み出た。 「あっ……ま、まだ……」 だがどこか嬉しそうに。八雲は射精の残照で汚れたそれを、今度は乳房を包みあげて迎え入れた。 肉丘の間にできた空洞への挿入を拳児の陽根は満足するように受け入れて吼える。 ピクン、ピクン――軽く胸の中で放たれて、八雲は乳悦を感じるとともに、うっとりと愛らしい視線で胸を汚される様子を見つめていた。 今度こそもう脈動が止んだのを確認して彼を解放する。レモン色の糸が引き、残りの精液が胸に印を描く。 そして――八雲の体から力が抜けていった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/21
22: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:53:53 ID:9MaDR6C9 ・・・・ ・・ 「……いかが、でしたか……? その……私が、播磨さんに、して……差し上げたこと」 「見て、分かるよな」 「……はい。まだ、大きい……です」 「最高だった。けっこう妹さんイヤらしいんだなって思ったし」 「えっ!? そ、そうですか……?」 「自分で乳首いじってたし。ちゃんと見えてたぜ?」 「っ……あ、あれは……そ、その……」 言葉に詰まってうつむく八雲。勝ち誇る拳児。二人にしては珍しい光景。――と、行為が収まり汗で体が冷えてきたことに拳児は気付く。 このままでは暖房の風も逆に作用してしまう。すぐ近くに転がる毛布に目を向けた。 「冷えるだろ? 俺の布団は固いけどまあ、ちょっと休もうぜ」 「え? では服を――あ、は、はい……」 服を着ればいいじゃないか。そう言いかけた八雲は寸前で興を殺ぐところだったと反省する。 一通りの行為が終わり……甘い甘い、恋人としての性に限らぬ交わりまで求められているのだ。 「失礼……します」 嬉しさに、拳児の作ってくれたスペースに身を寄せる。彼の懐はすぐ近くにあった。八雲は下を、拳児は上を着ているがこの状況は朝の再現といえる。 同じ布団の中で、体を重ねて。八雲は彼の今の心音を聞いてみたかった。 「最初は冷えてるかもしれねえけど」 「いえ。暖かい……です」 「……だな。妹さんがいてくれるから、な」 「はい……播磨さんが、いてくれるから……」 こつん、と八雲は拳児の胸板に額をぶつけた。 キスをして欲しい――そう言いたかったが、彼の精液で満ちた口ではふさわしくないと思い留める。 そんなこと気にするなと拳児は言うだろうけれど。水で濯いでくればいいのだろうけれど。でも離れたくない。しかし、彼は心を読んだようにして。 「妹さん。上……向いてくれねえか?」 「えっ……で、でも……」 「下を向かれるほうが辛い」 「…………はい!」 交わされたのは、相手を労わる軽いキスだった。本当に、唇と唇を擦り合わせるだけの。 それが二度、三度とどちらからというわけでもなく布団の中で繰り返されて、少しずつ熱を帯びていく。 唇の間を開き、歯茎を舐めて、隙間を作り、舌と舌をやがては絡め合う。唾液の交換をしているうちに拳児の匂いも失せていく。 「んっ……播磨、さん……ちゅうっ……好き。……大好き……」 「俺も好きだ。妹さんが、塚本八雲が大好きだ……んっ」 八雲は拳児の服と肌の隙間に手を入れていた。空気さえ二人の間に入れたくなかったから。両手を挙げてもらい、全裸になってもらう。 そしてまたキス。恋人達の、熱いキス。八雲は自分の胸が彼の胸板で潰れるのがわかったし、それでまた隆起を促してしまったのも分かったが、 愛らしい接吻が十を超えても止めようとはしなかった。拳児があえて何もせず八雲のしたい動きに任せれば、次は八雲が拳児のやりたいキスを受け入れる。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/22
23: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 19:54:55 ID:9MaDR6C9 やがて行き場を彷徨う手が、背中や肩といった無難な箇所からわき腹や腹、うなじや胸元といった性感帯の傍を通るようになってきた。 「はあ、はあ……播磨、さん……なんだか、私……ごめんなさい……」 「いや。やべえな、俺も……」 うっとりと睫毛を震わせて、八雲は再び悩ましい情感に捉われた。してはいけない禁忌を体が求めている。 先の口唇奉仕にて感じた飛翔感をもっと強く激しく――灼けるような鋭痛の先にあるあの恍惚を授けて欲しかった。 そして拳児もまた八雲を……それが口でも胸でも、性器であっても構わないので強く欲してたまらなくなる。 「ごめんな……明日、妹さんが学校行ってる間に……用意しとく」 「……はい」 堪え切れないと、コンビニに走って間にある雰囲気を崩すより、こうして耐えながらも傍にいたほうが幸せだった。 今日一日我慢するくらいの……好きな女の子を大事にしようという気持ち、矜持はある。 八雲もそれが伝わってきて幸せだった。少しずつ少しずつ、体の火照りが痺れが和らぐように落ち着いていく。 何もせず、ただ身を寄せ合っているだけでも満たされるものはあった。 《……そろそろいい?》 「うおっ!?」 「えっ?」 居心地のいい空間が突然終わる。天井から聞こえてきた例の少女の声。 突然のことに悲鳴を上げたのは八雲と拳児共にである。 非現実的な出来事に、二人は理性と常識を取り戻していく。 見上げると、天井にはひょっこりと、重力を無視して逆さま立ちのままでいる、あの幽霊の少女の姿があった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/23
24: 27-3(おにぎりルート) [sage] 2010/02/10(水) 20:01:45 ID:9MaDR6C9 ―――――――― ここまで。 次回はエロパロ的な幽子の役割を説明してから、本番(の前戯)になります。 明日は休日なので投下できるかわかりません。 それでは。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1265606393/24
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