[過去ログ] 【卓球場】野村美月作品エロパロ2冊目【文学少女】 (700レス)
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19: ななせ×心葉 ◆Pqih97Kbb2 2009/05/08(金)22:04 ID:zA1+nBeh(7/7) AAS
以上です。
サブタイトルは『ばか』です。
ぶつ切り投下になってしまいすいません。
長くなってすいません。
ID:EZB7pqo/さんが仰ってるようにエロ話難しいです。
20: 2009/05/08(金)22:30 ID:/yhX4Jhg(1) AAS
GJ!!

すばらしくエロですね。
イメージ的に心葉が男らしくないもんで、エロは難しいと思います。
すばらしい仕事っぷり。
シャッポ脱ぎます。
21: ID:EZB7pqo/ 2009/05/09(土)20:42 ID:XhFCRzG0(1) AAS
GJです!

初々しくエロい!素晴らしい!
森ちゃんの扱いもいいですね!本編でもっと絡んでほしいキャラでした。
22: ななせ×心葉 ◆Pqih97Kbb2 2009/05/10(日)15:55 ID:259rNxmF(1) AAS
すいません、色々立て込んでいましたので、返事が遅くなりました。
励ましてくれた人、ありがとうございます。
また、感想ありがとうございます。
あと、もっとこうしろや!!って、意見お待ちしています。

>>イメージ的に心葉が男らしくないもんで、エロは難しいと思います。
それだっ!!!
23: 2009/05/12(火)00:00 ID:78pBFxmw(1) AAS
文学少女の続編にコノハにベタ惚れな後輩が出てきた。

日坂菜乃(ひのさかなの)。

新しいネタにしてやってくださいw
24: 2009/05/16(土)21:06 ID:wChHjhzG(1) AAS
ho
25: 2009/05/16(土)22:25 ID:h9eQ40Aw(1) AAS

26: 2009/05/23(土)21:20 ID:nPI8XFnJ(1) AAS
保守
27: 2009/05/27(水)06:37 ID:qkAiELlT(1/22) AAS
投下

注意
・保守代わりの駄SS
・キャラ崩壊
・エロ薄
・美羽様注意報
28: 2009/05/27(水)06:39 ID:qkAiELlT(2/22) AAS
「ちょっ…ダメよ、コノハ」
ベッドに組み敷かれたあたしは、両手を押さえられていて抵抗できない。
「ごめん、美羽…もう我慢できない…」
コノハがソレをあたしの腿の間に近付けてくる…!
「そんな…せ、せめて先にキsんぁっ…あぁぁっ、コノハっ」
瞬間、頭の中が真っ白になり

「コノハあぁぁっ…あ、あれ?」
あたしは自分のベッドで目を覚ましたのだった
29: 2009/05/27(水)06:41 ID:qkAiELlT(3/22) AAS
「…最悪」
今朝見た夢は思い返すのも忌々しかった。
あの後あたしはシャワーを浴び髪を整え、自分では気に入っているワンピースに身を包み、コノハとの待ち合わせ場所であるバス停前にやって来ていた。

どうしてあんな夢を見たのだろう。
確かに今日は久しぶりにコノハと二人で出掛ける。
行き先は劇場でまああたかも恋人同士がデートをするようなシチュエーションではある。
しかしコノハとあたしとはもう…。それにそもそも、コノハとあたしの関係は昔から言わば犬と主人で、あたしの方に常に主導権があったのだ。
だから、コノハがあたしを攻めるようなシチュエーションは絶対に有り得ない。
それなのにあんな夢を見るなんて…
30: 2009/05/27(水)06:43 ID:qkAiELlT(4/22) AAS
「あたしがコノハにされるがままで…あれじゃ、まるであたしの方が下みたいじゃない…」
呟きが口から漏れてしまったのにはっとして、周りをキョロキョロと見回す。
辺りに人はまばらで、どうやらあたしの独り言は誰にも聞こえなかったようだ。ほっと息をし両脇の松葉杖を掴み直したとき、道路の向こうから男の子がこちらに向かって手を振っているのが見えた。ドキン、と不意に胸が鳴った。
あたしが手を振り返す代わりに笑顔を作ってやると、男の子も笑顔を返し、横断歩道を渡ってこちらに駆けてきた。
「ごめんね美羽、待った?」
「30分待ったわ。あたしを待たせるなんてコノハも偉くなったものね。」
あたしがすねた素振りを見せると、駆け寄ってきた男の子─コノハはごめん、と申し訳なさそうに謝った。コノハのしゅんとした姿がおかしくて
「いいわ、許してあげる」
あたしは笑顔を返すのだった。
31: 2009/05/27(水)06:47 ID:qkAiELlT(5/22) AAS
コノハを連れてバスで移動する。
コノハの隣に座っているのを意識すると何故かむず痒かったので、あたしは別のことを考えようと、今日の外出の目的を反芻することにした。
最近コノハが部長を務める文芸部に新入生が入部したらしい。
しかもその入部動機がコノハに惚れたからだそうで、しつこくコノハにアタックを繰り返しているというのだ。
その新入生─日坂菜乃の容姿は私も確認したが、平凡極まりないちんまりした女の子で、間違ってもコノハが好きになるようなタイプではないと思われた。
あたしはそれで安心していたのだが、先日さる方面から新しい情報が入り、その考えを見直すことになった。
校内でコノハが日坂菜乃の下着姿を見てしまうというハプニングがあり、そのときコノハが明らかに動揺していたというのだ。
何故そんなハプニングに至ったのかにも興味がないわけではないのだが、重要なのは日坂菜乃の下着姿を見たコノハが動揺─たぶん興奮していたという点だ。
32: 2009/05/27(水)06:49 ID:qkAiELlT(6/22) AAS
もしかしたら、日坂菜乃という女の身体付きはコノハにとって非常に好みだったりするのではないか?
情報の主は、コノハが以前天野(─今、コノハの心を捉えている憎らしい女)の下着姿を見たこともあり、そのときは平然としていたということも教えてくれた。
このことがあたしにある疑念をもたらしたのだ。
コノハはもしかして本当はロリっぽい肢体に惹かれるのかもしれない、と。
そういえば、コノハがあたしに夢中になっていた頃のあたしの胸もぺったん…いやいやいや。
コノハは女の子を容姿で選んだりはしない、とは思う。
でも万が一日坂菜乃がコノハを体で誘惑して、うっかりコノハが落ちちゃって、二人の恋が始まっちゃって、なんていう事態になったら。
…面白くない。何だか非常に面白くない。
だから早急に手を打つことにした。
33: 2009/05/27(水)06:52 ID:qkAiELlT(7/22) AAS
丁度よく、日坂菜乃が友人達とある市民グループ主催の音楽会へ行くという情報を掴んだ。
あたしは早速コノハに連絡をとり、あたしがその音楽会へ行くのにコノハが付き添うように言った。
そう、今日あたしはこれからコノハと二人で音楽会へ行き、会場に来ているであろう日坂菜乃に、あたしとコノハが休日にデートを楽しむ、さも仲の良いカップルであるかのように思わせるのだ。
今コノハのすぐ側にあたしという彼j…女の子がいることを見せ付けて敗北感を味あわせて、コノハに付き纏おうとする気を奪ってやる。
難点は会場内にいる日坂菜乃が私達の姿を見付けられるかどうかだが、この音楽会は例年人気がなく客があまりいないことまで調べがついている。
日坂菜乃と会場で遭遇するのは容易だろう。
私は自分の策に笑みを浮かべていた。
会場に着くまでは。
34: 2009/05/27(水)06:54 ID:qkAiELlT(8/22) AAS
「何よ、これ?」
会場を埋めつくす人、人、人の群れ。
「今年は新進気鋭のゲストがこの音楽会に参加するらしくって、注目されてるらしいよ。なんでもそのゲスト、僕たちの街に特別な想い入れがあるんだって」
コノハがパンフレットを捲りながら説明するが、あたしの耳にはあまり届いていない。
完全に誤算だ。この観客の多さでは、日坂菜乃があたし達を見掛ける確率はだいぶ低いだろう。
一体どうしたものか…
「美羽?」
「ひゃぅっ?!」
不意にコノハがあたしの首元に手を置いたので、あたしは驚いて変な声をあげてしまった。
「中に入らないの?」
省4
35: 2009/05/27(水)06:58 ID:qkAiELlT(9/22) AAS
音楽会の演目はほとんどが平凡な出来映えだったのだけれど、ゲストの独唱だけは別格だった。
独唱が始まった瞬間、会場内の空気が明らかに変わった。
天をつき抜けるかのようなそのソプラノは、親友との離別をテーマにした詩を、鬼気迫る勢いで唄いあげていた。
慟哭、嘆き、そして微かな祈りがまるであたしの胸を直に穿とうとしているようで、得体の知れない痛みが呼び起こされそうになる。
たまらずあたしは舞台から目を反らした。
と、その先にコノハの顔が見え、あたしは思わず息を呑んだ。
コノハは泣いているような、痛みに耐えているような、いわく言い難い表情をしていて…あたしは震えていたコノハの手をそっと握ったのだった。
36: 2009/05/27(水)07:01 ID:qkAiELlT(10/22) AAS
結局日坂菜乃に遭遇することもなく音楽会は終わり、あたしとコノハは会場を後にした。
本来の目的は果たせなかったが、
「ちょっと感動しちゃったよ、今日は誘ってくれてありがとう、美羽」
というコノハの言葉を聞けたのはまあ収穫と思っておこう。

帰りのバスは少し混んでいて、あたしは席に座れずコノハの隣に立つことになった。
コノハの体がすぐ近くにある─そう思っただけで何故かあたしは体が熱くなったように感じた。
37: 2009/05/27(水)07:07 ID:qkAiELlT(11/22) AAS
「きゃっ」
突然あたしはバランスを崩し倒れそうになった。
バスから降りようとした男性があたしの松葉杖に足を引っ掛けて転んでしまったのだ。
それであたしも片方の松葉杖の支えを失い倒れそうになったのだが、コノハが支えくれた。
あたしがコノハにお礼を言おうとしたとき
「気をつけろ!!」
転んだ男性があたしに向かって突然怒鳴った。
あたしがごめんなさいと言おうとすると
「ろくに歩くこともできないのに他人様の邪魔をするな」
更なる怒声を浴びせた。
省11
38: 2009/05/27(水)07:10 ID:qkAiELlT(12/22) AAS
油断した。
今日一日、コノハの隣にいたせいで、その心地好さに浸ってしまっていたせいで、この世界が悪意に満ちあふれていることをすっかり忘れていた。
息が、詰まる。
「美羽、気にしないで」
うつ向いたあたしにかけてくれたコノハのその言葉に、
「…話しかけないで」
あたしは小声でそう答えてしまっていた。
コノハが悪いわけじゃない。
でもコノハの優しさが今このときあたしの心を苦しめるように思えたのだ。

あたしとコノハは次のバス停で降りた。
省9
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