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【♂⇒♀】女の子が電気あんまで悶絶!9【♀⇔♀】 (923レス)
【♂⇒♀】女の子が電気あんまで悶絶!9【♀⇔♀】 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/
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77: 74 [sage] 2009/07/01(水) 23:06:47 ID:mTdSAb2A 書き上がったけど……肝心のあんまシーンにいまいち納得いかない とりあえず直前まで上げるので、後半は一週間くらい待ってほしい http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/77
78: 【個室、テーブル、向かい合わせ】 ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:09:09 ID:mTdSAb2A 「生中一つと梅酒ロック一つ下さい」 店員はオーダーを復唱してすぐに消えて行った。ここは人席ごとに簾で仕切られ、あえて少し薄暗くした照明が落ち着いた居酒屋。その一室。 向かいに座っているのは、私の勤め先に去年の春から入ってきた女の子。愛嬌のある小さな幼い顔には、仕事用の薄化粧すら不釣り合いだ。 居酒屋などにいるのもイメージと違う。昼間の公園か野原で、犬でも連れてフリスビーなど投げているのがちょうどいい。そんなイメージの外見だ。 「はぁー、生き返りますねえ。やっぱり夏は冷房ですよ。涼しい部屋でビールとキムチ。それが最高の幸せなんです」 ……中身はともあれ、だ。外見は少女的なかわいらしさにまとまっているのだ。軽く日焼けした、張りのある肌。きらきらと輝く二つの大きな眼。 ショートボブの黒髪はさらさらで、笑った時に見える不揃いな八重歯すら魅力の一つになる。 「ああー、私はクーラーに魂を売った女さあー」 第二ボタンまで開けたシャツの胸元にばふばふと外気を送り込むこいつは、冬に社員旅行で温泉に浸かった時と同じ顔をしている。 学生時代に五十メートル平泳ぎで県七位までいった話を始めたので、先手を打って泳がないように言い聞かせた覚えがある。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/78
79: 【個室、テーブル、向かい合わせ】2/5 ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:10:10 ID:mTdSAb2A 「しかし暑すぎるんじゃないの? まだ六月なのに。去年も困難だったっけ?」 「え、すいません。わたしは今が涼しいので満足なんでちょっと過去のこととかは分かんないっす」 「あー、まだ体の中が熱い」 ぐったりしながら後輩の声を聞いていると、注文したお酒が届く。チヂミとたこわさと唐揚げを追加注文し、下がってもらう。 「じゃ、お疲れさまっす先輩!」 「ん、お疲れ」 左手でグラスを持ち上げ、ジョッキに軽く当て、口元に運ぶ。あますいず、それでいて舌の上に余韻が残る味わい。 ちょっとだけ手首を返し、琥珀色の氷をカラ、と鳴らすテーブルの上にはくっきりした黒い影と、梅酒を通した光の湖。実際の水面の波に合わせて机上の湖も揺らめく。 どん 「プハァーッ! 先輩、いつものようにお通しもらっていいですかっ? もうここのキムチ好きで好きで」 「はいはい、食欲魔人」 「んなっ! 食欲魔人っ? 酒だって飲んでますともっ! ただちに謝罪と訂正を要求するっ!」 このやり取りももう何度めだろうか。私たちはことあるごとにこの店に二人で来る。今回はこいつが「恋人にふられましたっ! だから飲みましょう!」と誘ってきたのだ。 そして今、私には辛すぎるキムチを猛スピードで頬張りながら、よくわからない主張を続けている。顔は普通にかわいいのに、言動がかみ合わない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/79
80: 【個室、テーブル、向かい合わせ】3/5 ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:11:18 ID:mTdSAb2A そのギャップすら愛らしく見えてしまうから困る。 「大体ですねっ、あ、ビールもうひとつ下さい! 大体テンションが低いんですよ先輩はっ! 逆に盛り上げていきましょうよわっしょい!」 「いつも通りよ。これで楽しんでるの」 心からの言葉だ。好き勝手に騒ぎまくる彼女を眺めるのは、それこそ最高の幸せだ。 「それにしたってですねっ、ふつーはわたしが落ち込んでる所に先輩がやさしくビールをドーンと置いてくれて慰めてくれるべきなんじゃないんですかっ! なんなんですかもう、さっきからわたしばっかり!」 「そりゃあんたが悪いよ」 「……」 え? 「そうやって! 先輩もそうやってわたしのこと見てくれないんだっ! 私が考えてることなんか全部無視して」 ビールとたこわさと唐揚げが届いた。チヂミはもう少しかかるらしい。 「……すいません、急に」 「ちょっと、びっくりした」 「あいつも「何も言ってくれないあんたが悪いのよ」とか言ってきて喧嘩になったんですよ。あはは、意味分かんないですよね。こんなに思ったこと全部言ってるのに」 ああ、さっきのは本当に不満だったのか。私に盛り上げたり慰めたりして欲しかったのか。だから今日私をここに誘ったんだ。 「ごめんね、ちゃんと話聞いてなかったわ、今回に限らず。イメージで何があっても常に元気な子だと思い込んでた。そんな人間、いるわけないのにね」 「そうですよお。私だって弱る時ありますから」 手を握ってきた。私だって常に落ち着いてるわけじゃない。急にこんなことされたら思考停止してしまう。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/80
81: 【個室、テーブル、向かい合わせ】4/5 ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:11:41 ID:mTdSAb2A 「これからはちゃんとわたしのこと、見てくれます?」 「うん……ん?」 さっきの喧嘩の台詞、おかしくないか? 「ねえ、富士ちゃん?」 名前を呼ぶと、後輩は興亜日は手を離さずに、上目遣いで「はあい?」と答える。 「富士ちゃんは、女だよね?」 後輩は「さっそくちゃんと話聞いてくれた」と、目尻をこする。手が解放されて少し物足りない。体温が気持ちよかったのに。 「そういえばその人の話する時、いつも「私の恋人が」って言ってたような気がする」 「言ってましたよお。だって「彼氏」じゃないんですもん!」 後輩は、こぼれそうな満面の笑顔でジョッキをあおる。細い喉が三、四回上下してジョッキが空になる。いつもよりペースが速い。故意に酔っ払おうとしてるみたいだ。 「わたし、本当は先輩が好きだったんです」 「そうかな、って思ったことはある」 「そうかな? そうだったらいいな、じゃないんですか?」 じっと見られる。「んー?」と身を乗り出してくる。目線が胸元にくぎ付けになってしまう。 「先輩もお、ノーマルじゃないっすよね?」 「……どうして分かった?」 今まで誰にも言ったことはないのに。 「わたしのこと、好きですよね?」 「ん……」 「あーっ、目えそらしたあ! わたしは先輩に嘘ついたことないんですよっ! ちゃんと言ってくださいっ!」 さっきまでの会話に縛られるわけじゃないけど、座りなおしてうるんだ瞳と向き合う。こうしてほしいんだろう? ちゃんとまっすぐ見て、最初から最後まで話を聞いて、応えてほしいんだろう? http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/81
82: 【個室、テーブル、向かい合わせ】5/5 ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:12:36 ID:mTdSAb2A 「私は、富士ちゃんが好き」 「やたーっ!」 絶叫して、手を握ってぶんぶん振ってくる。握手か? 触りたいだけか? どっちでもいい。どっちも嬉しい。 「どのくらいっ! どのくらい好きですかわたしのことっ?」 「えっ……すごく?」 「えー、分かりづらいですよお。じゃ、いつからっ? いつからなんですかっ?」 「えー……去年の今頃かな?」 「わーっ、長い長い! どこがいいんですかっ! わたしの何がそんなに好き」 「調子に乗るなあっ!」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/82
83: うなぎ ◆OfTC/.kplw [sage] 2009/07/01(水) 23:15:50 ID:mTdSAb2A 以前いくつか、このスレで書いたことがあります。 ウノの話とか、整体の話とか、こたつの話とか。 じゃ、>>71が本気出すのを待ちつつ自分の妄想を強化して、 一生懸命エロい文を作り上げる作業に戻ります。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237360367/83
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