[過去ログ] とある魔術の禁書目録 12フラグ目 (1001レス)
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987: とある節分の姫神秋沙_1 2009/02/04(水)00:40 ID:20ERV2my(2/4) AAS
あ、ちなみに…何となくで書いたらエロは全然入りませんでした(ノ∀`;)
↓では、それでも構わん!という方だけどうぞ

『ピンポーン』
とある学生寮の一室にチャイムの音が鳴り響いた。

――― とある節分の姫神秋沙 ―――

インデックスと共にのんびりテレビを見ていた上条は、チャイムの音に気付き「はいはーい?」と玄関を開けた。
なぜか『ゴスッ』と鈍い音を立てた玄関の扉の前にいたのは、蹲って頭を抱えている巫女さんだった。

「あ!?姫神、大丈夫か?どうしたいきなり。あーインデックスか、ちょっと待ってろよ」
と、上条はバタバタとインデックスを呼びに部屋に戻ってしまった。
そんな上条を見て、無表情な姫神の顔がほんの少しだけ寂しそうに呟く。

「挨拶すら。させてもらえない。」

頑張れ私。負けるな私。と項垂れる姫神の前に、インデックスと呼ばれた白いシスターがとてとてと小走りに出てきた。

「どうしたの?あいさ。も、もしかしてもしかして小萌の家でまた焼肉パーティなのかな?」
目をキラキラさせ、涎をダラダラ流しながらシスターさんが巫女さんににじり寄る。
なんとなく背徳的な光景だ。もちろん、話の内容を除けばの話だが。

「違う。今日は何の日か。知ってる?」
「ふっふーん♪今日は節分で、年の数だけお豆食べる日ってことくらい私だって知ってるんだよ」
「正解。でも。豆だけじゃなく。恵方巻きというものもある。」
「あー、どっかの方角向いて食べると幸せになれるっていうアレか?」
話が聞こえたのか、上条も部屋の奥から出てきた。
「その年の福徳を司る吉神、歳徳神がいる方角を向いて食べるんだぜい。ちなみに今年は東北東なんだにゃー」
いつの間にか隣の玄関から顔だけ出した土御門が解説を始めた。

「参拝者に。恵方巻きをくれる神社がある。行く?」
「いくー!!とうまとうま!えほーまきー食べにいこう」
「そうだな。んじゃ、みんなで行ってみるか」
義妹と家で食べるという土御門に別れをつげ、三人は恵方巻きを求めて神社へ向かった。
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