[過去ログ] 夏目友人帳でエロパロ (885レス)
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581(1): 2009/11/21(土)20:19 ID:jwzh6f04(1/11) AAS
AA省
582: 一 2009/11/21(土)20:22 ID:jwzh6f04(2/11) AAS
《月夜の燕》
――冬の足音が聞こえる秋の夜。 でも…ここは暖かい――
ここは夏目の自宅、二階にある彼の部屋
今現在、この部屋には夏目しかいない。
その室内は夜も深まったとはいえ、街の音や虫達の鳴く声が響き渡り
階下からは、誰かがゴソゴソと動く物音もする。
彼は布団に入り、うつ伏せになって本を眺めていた。
その大学受験の問題集には、夏目貴志との持ち主の名前が書かれてあり
彼の筆跡による真新しい書き込みが有る、今現在も使用中なのだろう。
その部屋に小柄な娘が静かに入る
省10
583: 二 2009/11/21(土)20:28 ID:jwzh6f04(3/11) AAS
彼女は《水底の燕》
以前に夏目に取り憑いたことのある妖(あやかし)で燕と呼ばれてる。
夏目によって恩人に会いたいという願いが叶えられ
その後,、ダム底に水没した、故郷のふたば村に帰って眠りについた。
しかしその後、新たな願いを胸にして夏目の元に再び現れた
そのときの話は大変長いので、次回にしよう
――次回があれば…だが。
まぁ簡単に、この夜に至るまでを説明すると
・彼女は水底の故郷で、夏目を好きになってる事を自覚する
省4
584: 三 2009/11/21(土)20:31 ID:jwzh6f04(4/11) AAS
彼女は恥らいに消え入りそうな声で尋ねる
「……夏目さま。 今宵は…部屋の灯りを消してもいいですか?」
「ああ、今日はいいよ」
彼が頷くと、彼女はホッとしたような顔を浮かべ
灯りを消してから、きちんと正座した
室内はよく磨かれた窓ガラス越しの、穏やかな月の光に照らされている。
彼女は素肌からタオル外す、その身には何もつけてない
そして畳に三つ指をつきながら、夏目に対して丁寧に頭を下げた
「夏目さま。 よろしくお願い致します」
省6
585: 四 2009/11/21(土)20:34 ID:jwzh6f04(5/11) AAS
「ふふ。 夏目さまの、匂いがする」
「そうか? おれには匂わないんだが」
「ええ、わかるんです。 とっても…安心できる匂いなんですよ」
彼女は子供のように夏目に抱きついた
そんな甘える燕の身体を、彼は優しく抱かえしてからささやく。
「温かい身体だな」
「うふふ…お風呂上がりですからね」
「…いや、そうでなくても……困ったヤツだ」
「 きゃっ! 」
彼女の身体が、しなやかに跳ねる
省10
586: 五 2009/11/21(土)20:37 ID:jwzh6f04(6/11) AAS
月の光がうっすらと裸の二人を照らす
燕の柔らかそうな身体の上に、夏目の身体が重なっている。
彼らは口付けを交わしたあと
互いの肉体を様々な方法で、何度も何度も確かめあっていた。
あるとき、燕の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる
それに気づいた夏目の身体の揺れが、ピタリと止まった。
「燕? 大丈夫か、燕」
「えっ?」
「泣いてるじゃないか、燕。 どこか痛いのか?」
省7
587: 六 2009/11/21(土)20:41 ID:jwzh6f04(7/11) AAS
「……私は、夏目さまに抱か…れているのが
…嬉しくて、嬉しくて…でも嬉し過ぎて
そして…私は……悲しくなっ…てしまいました。
……水底での日々が…蘇るのです
あの暗くて…冷たくなっ…てしまった村の……」
―― フッ と部屋が暗くなる。 月が雲に隠れた
「 イヤッ 戻りたくないっ! 」
「燕っ、落ち着け! おまえはもう自由だ、皆も助けてくれるだろ?」
「……は…い、夏目さま
…ふたば…の妖達も……
省9
588: 七 2009/11/21(土)20:43 ID:jwzh6f04(8/11) AAS
やがて何かの案が閃いたのか、彼はポンと軽く燕の頭を叩いた
そして、いまだ涙が止まらない燕の耳元に、優しくささやく。
「そんなに泣くな、燕」
「…ですが……」
「大丈夫だよ、おれと一つになっているじゃないか。 身も心も…なっ」
「…夏目さま……」
「それに…さ。 おまえ、中でも感じてるだろ?」
「 え? 」
「 ………おれの……ちんちん… 」
――――二人の時が、止る
590: 八 2009/11/21(土)20:49 ID:jwzh6f04(9/11) AAS
本当の意味では、時は止まってはいないのだが
部屋が静寂に包まれ、動くもののない状態
それはまるで、時が刻むのを止めたかのようだ。
ふと、部屋が明るくなった。 月が顔を出したのだ
優しげな月の光が、裸で抱きしめあう男女の姿を照らす。
――――二人の時が、動く
「 ……夏目さまの えっち…… 」
彼女は乙女のように、頬を紅く染めていた。
「ああ…おまえと逢ってから、おれは変わった
……特に夜は…な?」
省17
591: 九 2009/11/21(土)20:53 ID:jwzh6f04(10/11) AAS
彼女は黙って夏目の身体に、愛しげな仕草で抱きつく
彼も燕の身体を、同じように全身で強く抱きしめる
その途端、”ブルブルッ”と二人は全身を震わせる。
――彼が叫び ――彼女も叫んだ
「 燕っ 」ウッ 「 夏目さまっ 」 アァッ
やがて部屋が暗くなっていった、月が夜空に沈みかけている
月の光が絡み合う二人から消えていき、闇が忍び込んでくる。
夏目の瞼は片方しか開いていなかった、眠そうだ
燕の瞳は閉じられていて、安らかな寝息をたてている。
省4
592(1): 2009/11/21(土)21:00 ID:jwzh6f04(11/11) AAS
《月夜の燕》終了
注意書きに大事な事を忘れていました
Q。あの印象的だった目隠し布のようなもの、がこの時どうなっているのか?
A。自分は決めていますが、それは各人の自由な想像にお任せします
だってあれが無いと燕らしくないけど、素顔にもしてやりたい
だからどちらでもおkです。 それでは
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