[過去ログ] とある魔術の禁書目録 4フラグ目 (967レス)
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(1): ◆0yDabgA/0. 2007/04/11(水)21:54 ID:J4Xf9w5L(1) AAS
>>218

拙いモノでよければちょっとやってみるけど

どうかな
225: ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)16:43 ID:Ly58tu2o(1/8) AAS
とりあえず>>222のネタを元に書いてみたよ

では投下〜
226: 『姫神愛沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)16:47 ID:Ly58tu2o(2/8) AAS
上条当麻の自室。
そのバスルームから小さく雨が降るような音が漏れ出している。
当の上条本人はベッドの上で正座をしていた。妙に鬼気迫る形相で。
普通ならバスルームにいるのはあの大食シスターインデックスだと思うだろうが、それは違う。
彼女は朝からどこかに出掛けており今もなお帰宅の気配はない。
部屋には乾燥機の稼動する音も響いているのだが、その中に入っているものは彼の自室にあるはずのないものだった。
ぐるぐると回っているのはセーラー服一式である。
そして…、
「ねぇ」
バスルームから響く少女の声。
227: 『姫神愛沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)16:50 ID:Ly58tu2o(3/8) AAS
「ひゃ、ひゃい!?」
そりゃあもう盛大にテンパりまくる上条少年。
「タオルを取ってもらえると。嬉しいんだけど」
しばらくワタワタとあわてふためいた後タオルを引っ張り出すと、
「…姫神、どうやって渡せばいいんだ?」
バスルームの少女、姫神愛沙に問いを向けた。
228: 『姫神愛沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)16:53 ID:Ly58tu2o(4/8) AAS
事の発端は数10分前まで遡る。
たまたま一緒に帰ることになった上条と姫神は雨上がりに濡れる歩道を歩いていた。
下校前に夕立があり、まだ水溜まりが残っていたのだが、上条と一緒に帰れることで姫神にも油断があったのだろう、彼女は猛スピードで疾走する車により跳ね飛ばされた大量の水のせいで、これでもかというぐらい完全無欠にびしょ濡れになってしまったのだ。
無言で暫くどうしたものかと悩んでいると、
「とりあえず服を乾さねーと風邪ひくだろ」
という至極真っ当な意見を受けて、姫神は上条の住まう寮へと向かうこととなった。
229: 『姫神愛沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)16:56 ID:Ly58tu2o(5/8) AAS
そして今に至る、というわけだ。
「…姫神、どうやって渡せばいいんだ?」
上条の問いに姫神はバスルームの扉を手が出せる程度に薄く開け、気恥ずかしげに手を差し出して来た。
要するに手渡せ、と。
バスルームに歩み寄ろうとした上条はふと考える。

あれ? これって角度的にヤバくね?

差し出される白い手を見つめ、その『先』を妄想してしまう。
健全な(?)男子高校生なら致し方ない事である。
そして手が止まる。
「何。どうしたの?」
省1
230
(1): 『姫神愛沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)17:07 ID:Ly58tu2o(6/8) AAS
ビクゥ!? と必要以上に反応しつつもバスルームの隙間から目線を反らしながらそーっと手を伸ばしタオルを渡す。
姫神の手ごとバスルームに引っ込むと急いでベッドにダイブ、すぐさま正座に戻る。
純情少年上条は同年代の少女のシャワーシーンをいろいろ辛抱して我慢しながら耐えているのだ。

そして間もなく姫神がタオルでいろいろなところをガードしながら(因みにブラとショーツは着用済み)バスルームを出て制服に袖を通し始めた瞬間、
「とうまーっ! お腹減ったかもー!」
食欲全開アンピンシスターがご帰宅なされた。
231: ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)17:12 ID:Ly58tu2o(7/8) AAS
と、今日はここまでだよ

携帯しかもってない人間だからいろいろ迷惑かけるかもしれないね
読みにくいのは確実だけど

ともかく次回は手ぐらいつなげるかな

あ、ちなみに『エロに非ず』だからね〜
232: ◆0yDabgA/0. 2007/04/12(木)17:17 ID:Ly58tu2o(8/8) AAS
うはー…

『あいさ』の『あい』素で間違えてるよ…

うろ覚えの恐怖って感じだね…次回からは訂正するよ…うはー…
237: ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)14:44 ID:0eql1WJQ(1/18) AAS
それじゃ、>>230の続きを投下するよ〜
238: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:18 ID:0eql1WJQ(2/18) AAS
現状を的確に言い表すなら――修羅場である。
ベッドの上で早速土下座体勢に入っている上条に、今まさにそのプリチーなお口をまるで怪獣の様にパッカリ開けて噛み付かんとするインデックスに、半裸のまま若干呆然とその光景を眺める姫神。
とても収拾が可能な状況とは思えない。
さらに、
「あ」
気を取り直した姫神が『歩く教会』を首にかけようと手を伸ばした瞬間、何がよかったのか猫(スフィンクス)が猛然と『歩く教会』に突貫、それをくわえて走り出したのだ。
239: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:21 ID:0eql1WJQ(3/18) AAS
「スフィンクス!?」
当然その様子をインデックスと上条は見ていた訳で、そしてあの『歩く教会』が何のために姫神が所持していたのかも重々承知している訳で。
一先ずプリチーなお口を閉じたインデックスが猫目掛けて一目散に疾走する。
上条もドアから通路に目をやるがもう既に一匹と一人の姿は消えてなくなっていた。
後には間抜け面を晒して廊下を見遣る上条と、やはり半裸の姫神だけが残されたのだった。

非常事態である。
『とある魔術の禁書目録』読者には語るべくもないだろうが姫神秋沙は特異体質である。
240: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:24 ID:0eql1WJQ(4/18) AAS
それもとある種族限定で効果をもたらすものだ。
その体質故彼女はとても苦しんだ。
あの『歩く教会』はその体質を付けている間だけそれを消せる効果がある。
より正確にいうならば消すのではないのだが。

さて、話題の『歩く教会』は先程猫に奪われた。
インデックスは猫を捕まえるために(多分『歩く教会』を取り返そうとしたのではないと思われる)部屋にいない。
姫神はもうすっかり制服を着込んでいる。
上条はしばらく呆然としていたが、現状の暫定的な処置を思考していく。
241: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:28 ID:0eql1WJQ(5/18) AAS
霊装『歩く教会』無し。
上条『幻想殺し』有り。
上条『幻想殺し』の効果を再確認。

ピコーン、と軽快な音が聞こえたような気がした上条少年。
「姫神」
上条は導き出された答えを姫神に伝える為、彼女の方へ視線を向けると、
「手、繋ぐぞ」
事もなげにさらりとそう言い切った。

10分後。
上条と姫神は、仲良く手を繋いで猫を探し歩いていた。
省3
242
(1): 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:30 ID:0eql1WJQ(6/18) AAS
とりあえず上条の『幻想殺し』で彼女の体質を押さえているのが現状だ。

さて、ここは公園である。

茂みとかにいるんじゃねーの? という上条の意見に姫神が頷いた為近場の公園を訪れたというわけだ。
周囲を見回してみてもそれらしき影はない。
屋台の前に二人ほど常盤台中学の生徒がいるだけだ。
片方は短めに切り揃えられた茶髪で、もう片方はツインテールっぽくまとめられていた。
二人とも女生徒である。
しばらく眺めた後公園から立ち去ろうとした刹那、
「…んの……ッ!」
省1
243: ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)15:32 ID:0eql1WJQ(7/18) AAS
書いたところまで投下〜って感じだね

とりあえず『手を繋ぐ』まではいったかな

あとはみんなに追い回されるだけ、と
247: ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)19:36 ID:0eql1WJQ(8/18) AAS
レスありがとう

とりあえずリアクションっていうか台詞を増やしてみたけど

それじゃ>>242の続きから
248: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)19:37 ID:0eql1WJQ(9/18) AAS
この日も御坂美琴は微妙に機嫌が悪かった。
ストレスがかなりたまっている風である。
仕方無しに白井黒子を引き連れ、普通の店にまで足を運んだわけだ。
一口サイズのカステラを買っている最中、ふと視線をさ迷わせていると見慣れた少年らしき影を捕らえる。
「お?」
ツンツンした黒髪に学生服の少年、上条当麻。ぶっちゃけてしまえばどこにでもいそうな少年だが彼は『超能力者』。である彼女の力が全く効かない人間でもある。
(こんなとこで何やってんのよアイツ)
とりあえず声でもかけようとよく見やる。
249: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)19:40 ID:0eql1WJQ(10/18) AAS
すると彼は仲良く少女と手を繋いでいるではないか。
ビキリ、とこめかみ周辺から嫌な音が聞こえた気がする。
そして彼女は思う。
またかあの野郎、と。
キョロキョロしているので捜し物でもしているのだろうか。
上条が幸せそう(御坂視点)なのが妙に癪で大声で呼び掛けてみる。
「おーい!」
気付かない。
「ちょっと!!」
屋台の人間が驚くほどの声量でもう一度。
省4
250: 『姫神秋沙のとある一日』 ◆0yDabgA/0. 2007/04/13(金)19:43 ID:0eql1WJQ(11/18) AAS
「あら」
白井が二重の意味を帯びた声を上げる。
「こんのォ、無視すんなァァァァッ!」
瞬間、超電磁砲が上条背後の地面に怒りをプラスされて炸裂した。

上条は突然の炸裂から、咄嗟に姫神を引き寄せる。
飛び散る土塊から姫神を守るためだ。
土煙が晴れ、恐る恐る後ろを見遣るとそこに、
「…ふ、ふふふ…」
怒りという雰囲気だけで人を殺せそうな御坂美琴が、鬼のような形相で仁王立ちしていた。
もちろんその後ろに白井黒子もいるのだが。
省2
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