[過去ログ]
サムスピ総合エロ萌えSS 4 (538レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
65
:
陸捨肆
2007/01/17(水)23:08
ID:dNB4ZVUu(8/10)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
65: 陸捨肆 [sage] 2007/01/17(水) 23:08:59 ID:dNB4ZVUu 怒声にも歓声にも聞こえる叫びを上げた羅刹丸は脚を屈め、レラの腹部に乱暴な蹴りを放った。 チチウシが肉の手ごたえを残して羅刹丸のわき腹からずるりと抜け、逆にレラの腹に、重い 重い圧迫感と衝撃が広がる。自由落下に蹴りの勢いを加えられたレラは地面のすれすれで 体勢を立て直して着地したものの、立ち上がれずにそのままうずくまった。 「へっ、へへ……驚いたぜ!」 胴着の左わき腹に、毒々しい藤色の血液の染みを瞬く間に広がらせながら、羅刹丸がどすん と両足で着地した。 「何を言うかと思えば、アァ?この俺様が……死にてェだの抜かしやがったなァ!」 「違うの……かしら?」 ずたぼろになった服を引きずり、レラは痛みと吐き気をこらえて立ち上がった。 「その刀……ずいぶん人を殺して来ているみたいだけど、何のために殺してきたっていうの かしら?」 「んなの決まってんだろうがァ!快感なんだよ!殺すのが!!バカ共をばらッばらにすんのが 楽しくて仕方ねェんだよ!悲鳴が!血の味がなァ!心地よくって仕方ねェんだ!!」 「嘘をおっしゃい……」 子供のように自分の主義を訴える羅刹丸をなだめすかすような口調でレラは言った。 何故かやはり、あの強い敵対心が帰ってこない。 「確かにあなたは、殺すことで快感を得ているのかもしれない。私にその刀を振り下ろそうと したときのあなたの顔、忘れられないわ。心から殺すことを……私の命を奪うことを幸せに 感じていた。そういう表情だった」 「そうさ。姉ちゃんの生きのいいドタマかち割ったら、どんな絵になるかってなァ!」 「哀れね……」 剣を交えた相手に、こんな感情を抱くのはおかしかった。しかし、戦いの最中に感じたものは 彼女にとって絶対だった。命の際でむき出しになったものが、偽りのはずは無いのだ。 「私は、この世界を邪な者達から守るために闘っている。そのために殺し続けてきた。 大自然とその中で生きる人々のためにね。そして、私自身も生き抜くために。ひとりには しないと――あの子にそう誓っているからね。だからあなたを追っていた。でもあなたは どうかしら」 いつしか羅刹丸は黙りこくっていた。わき腹からの出血は、道着の下にまで及んでいた。 「快楽を得るために殺すなんて嘘ね。そんな輩はこんなに強くない。あなたほどの腕前を 持つ者が、そんな下らない目的のために人を殺しているはずがない。だったら何?守るものも 無く、得るものも無いままにここまで生きてきたのは何故?不死身に任せて漠然と?違う のでしょ」 不思議だった。この男を説き伏せて何の意味があるのか。 相手は魔界の男だ。殺さないわけにはいかない。 でも、どうしてもレラは羅刹丸に知って欲しかった。思い出して欲しかったのだ。死ぬ前に。 自分が闘う本当の意味を。 レラは思いよ届けと、羅刹丸に言い放った。 「本当に殺したいのは……自分でしょ。死にたいのでしょ。あなた、自分で殺した死人の 姿に自分を重ねているのよ。本当に欲しいものが目の前にある……だからあんなに楽しそうに」 「一秒でも、姉ちゃんの話を聞こうとした俺が間違いだったぜ」 うそぶいてばかりだった羅刹丸の口調が、ここに来て冷酷さと険悪さを帯びた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163952361/65
怒声にも歓声にも聞こえる叫びを上げた羅丸は脚を屈めレラの腹部に乱暴な蹴りを放った チチウシが肉の手ごたえを残して羅丸のわき腹からずるりと抜け逆にレラの腹に重い 重い圧迫感と衝撃が広がる自由落下に蹴りの勢いを加えられたレラは地面のすれすれで 体勢を立て直して着地したものの立ち上がれずにそのままうずくまった へっへへ驚いたぜ! 胴着の左わき腹に毒しい藤色の血液の染みを瞬く間に広がらせながら羅丸がどすん と両足で着地した 何を言うかと思えばアァ?この俺様が死にてェだの抜かしやがったなァ! 違うのかしら? ずたぼろになった服を引きずりレラは痛みと吐き気をこらえて立ち上がった その刀ずいぶん人を殺して来ているみたいだけど何のために殺してきたっていうの かしら? んなの決まってんだろうがァ!快感なんだよ!殺すのが!!バカ共をばらッばらにすんのが 楽しくて仕方ねェんだよ!悲鳴が!血の味がなァ!心地よくって仕方ねェんだ!! 嘘をおっしゃい 子供のように自分の主義を訴える羅丸をなだめすかすような口調でレラは言った 何故かやはりあの強い敵対心が帰ってこない 確かにあなたは殺すことで快感を得ているのかもしれない私にその刀を振り下ろそうと したときのあなたの顔忘れられないわ心から殺すことを私の命を奪うことを幸せに 感じていたそういう表情だった そうさ姉ちゃんの生きのいいドタマかち割ったらどんな絵になるかってなァ! 哀れね 剣を交えた相手にこんな感情を抱くのはおかしかったしかし戦いの最中に感じたものは 彼女にとって絶対だった命の際でむき出しになったものが偽りのはずは無いのだ 私はこの世界を邪な者達から守るために闘っているそのために殺し続けてきた 大自然とその中で生きる人のためにねそして私自身も生き抜くためにひとりには しないとあの子にそう誓っているからねだからあなたを追っていたでもあなたは どうかしら いつしか羅丸は黙りこくっていたわき腹からの出血は道着の下にまで及んでいた 快楽を得るために殺すなんて嘘ねそんな輩はこんなに強くないあなたほどの腕前を 持つ者がそんな下らない目的のために人を殺しているはずがないだったら何?守るものも 無く得るものも無いままにここまで生きてきたのは何故?不死身に任せて漠然と?違う のでしょ 不思議だったこの男を説き伏せて何の意味があるのか 相手は魔界の男だ殺さないわけにはいかない でもどうしてもレラは羅丸に知って欲しかった思い出して欲しかったのだ死ぬ前に 自分が闘う本当の意味を レラは思いよ届けと羅丸に言い放った 本当に殺したいのは自分でしょ死にたいのでしょあなた自分で殺した死人の 姿に自分を重ねているのよ本当に欲しいものが目の前にあるだからあんなに楽しそうに 一秒でも姉ちゃんの話を聞こうとした俺が間違いだったぜ うそぶいてばかりだった羅丸の口調がここに来て冷酷さと険悪さを帯びた
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 473 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.087s