[過去ログ] サムスピ総合エロ萌えSS 4 (538レス)
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444: 半蔵×楓(第二夜)8 2010/05/08(土)20:17 ID:Vgq/onUy(9/24) AAS
奥の部屋に通され、一通りの段取りをここのおかみから説明を受けた後、一人部屋に取り残される。
ここ最近、毎夜求めあったがため疲れているのか、心地よくうつらうつらと睡魔へと誘われる…が、
沈黙を掻き消すかの如く「ばさり」と頭上から布のような物が落ち、楓は現実へと引き戻された。
慌てて頭上の布をはぎ取ると布には立派な牡丹の刺繍が施されていた。
目の前には楓とそう歳の変わらない忍び装束に身を包んだ年頃の女が二人。
楓を睨みながら仁王立ちで佇んでいる。
「お駒、見たか?これがあの「半蔵」殿の奥方だそうだ。」
切れ長の目をした女が口を開いた。
「お滝殿、わらわ達の気配にも気づかず、居眠りしてしまうようなこのおなごがか?」
たれ目の女があっけにとられている楓のあごに手を添え、上へと向かせる。
「髪の毛は癖がある上変わった毛色だが、なるほど。顔は男達が噂してる程の事はあるのう。」
やっと事態を飲み込んだ楓はお駒と呼ばれた女の手を振り払う。
「一体、なんの用かしら?」
「私達は今回、お前と芸者として組む事になったのさ。私がお滝、そっちがお駒。
着物を届けるついでに、「半蔵殿の伴侶」に挨拶しておこうと思ったが…」
「半蔵殿がただの遊女を嫁に迎えたという噂は本当だったようじゃのう。
しかも半蔵殿の留守時には男を招き入れている相当な好き者とか。
伊賀最強の男も、女を見る目だけは持ち合わせていなんだか。実に口惜しい事じゃ。」
二人のくノ一がけらけらと楓を嘲笑う。
「何度か半蔵殿と大変なお役目を果たしたと聞いたが、この様子では色事しか役に立たぬだろう。
むしろ、色事に役に立つからお前を伊賀に連れてきたのではないのか?
それにその目…。人をまだ殺めた事がないと見える。「覚悟」さえも持てないようだな。」
お滝が楓の瞳を覗き込む。
「わらわも聞いた事がある。どこぞの貴族が企てた反幕の密書のありかを吐かせ、半蔵殿と追っ手の忍二十余を葬ったとか。
人も殺められぬようなおなごに何ができる?どうせ身体を使って密書のありかを吐かせた後は半蔵殿の後ろに隠れていただけじゃろう?
色事で役に立つ分、そこらの町娘よりは多少はましかもしれぬが、わらわ達の足を引っ張る真似だけは困るのう。」
お駒が眉を八の字にひそめた。
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