[過去ログ] あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-11- (825レス)
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807: 2007/04/27(金)21:40 ID:ScT29253(1/9) AAS
 榊は愛猫マヤーと戯れていた。その光景は、獣医を志す女子大生としては特別奇異な
ものではない。その猫が特別天然記念物であることを除けば。迂闊に外に出すわけには
いかないので、榊は殊更マヤーとの時間を大切にしている。外に出してあげられない分、
自分がかまってあげなければならないと。もちろん友人のことも大事にしているから、
友人の頼みを断ることはしない。だから、かねてからの予告通り、今日自分を訪ねてきた
神楽を快く招き入れた。神楽になんとなく元気が無いことを気にしながらも。
「お、マヤー元気か」
 さっきまで榊がしていたように、神楽がマヤーと戯れる。だが、そんな神楽の様子に、
榊はどこか白々しさを感じずにはいられなかった。神楽はよく榊を訪ねてきていた。なぜ
来てくれるのかという問いに、神楽は『来たいんだからいいじゃん』というシンプルな
一言だけで返した。榊はそんな素直に振るまえる親友を好きだったし、尊敬もしていた。
それだけに、今の神楽の態度には何か引っかかるものがあった。約束をとりつけてまで
訪ねてきたからには、榊本人に用があるはずなのだが……。
「何かあったのか……?」
 その言葉に、神楽が動きをピタリと止める。マヤーが神楽から離れていった。
「私の勘違いならそれでいい。だが私に話せることなら話してほしい。君は私に何でも
話してくれたじゃないか」
 それでも神楽は答えようとしない。榊は待ち続けた。神楽が黙秘しようとしているの
ではなく、一生懸命口を開こうとしていたことがその様子から伝わってきたから。
「そ、そうなんだよな。お、俺が榊に会いにきたのは……」
「……俺?」
 完全に予想外の単語に、さしもの榊も目を丸くした。
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