[過去ログ] ウィザードリイのエロパロ2 (452レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
148: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 2005/06/25(土)19:57 ID:42KUzldD(1/9) AAS
<コズミックキューブ 地下2階・10>
魔女は、うろうろと薄闇の中をさまよっていた。
足取りはしっかりとしているが、時々立ち止まってはあたりを見渡したり考え込んだりする姿は、この女には珍しい。
「……探し物は、みつからない」
歌うように呟く声を聞く限り、それほど深刻そうな様子ではなかった。
「<あれ>が見つからないとなると、手持ちの武器は、この<魔女の杖>と少々の術式。
それに──この胸に溢れるばかりに貰った、わが殿からの愛」
目をつぶって豊かな胸元に手を当てた魔女は、闇の中で微笑を浮かべた。
夫にたっぷりと愛されているという、ゆるぎない確信を持っている若妻の微笑だった。
……だが、目を見開いてその後に続けた言葉を聞いたものがいれば、魔神でさえも戦慄を覚えたであろう。
「それさえあれば、世界の全てを敵に回してお釣りが来るけど、今回の相手には勝算が薄いわね」
ふと、魔女は立ち止まった。
柳眉をしかめて、正面の闇を見つめる。
「あらら、ずいぶんと早いご到着で──」
のんびりとした声に、地の底から響くような声が答えた。
「見つけたぞ、我が宿敵。──ワードナの首をはねる前に、貴様との決着を、つける」
闇の中から現れたのは、黄金の巻き毛を揺らめかす美女だった。
銀に光る装備──<コッズ・アイテム>に身を固め、黒い大剣を手にした地獄からの使者を前にして、
魔女はわずかな動揺も見せなかったが、しかし、トレボーの剣には注目した。
「<裏オーディンソード>。……なるほど<私>が斬られたのも無理はないわね」
「──妖刀村正の中に、さらに呪われ、さらに強力な<裏村正>があるように、
聖剣オーディンソードにも、さらに呪われ、さらに強力な一振りがあった」
「噂には聞いていたけど、実在するとは思っていなかったわ」
「……むう」
<狂王>は不審げに眉間にしわを寄せた。
「……?」
魔女は柳のような眉をわずかに上げ、不思議そうな表情を作った。
「──貴様、本当にあの女と同一人物か?」
1-
あと 304 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.008s