[過去ログ]
ウィザードリイのエロパロ2 (452レス)
ウィザードリイのエロパロ2 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
130: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:34:27 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・3> 「跪け、下賎の者」 「断る」 間髪いれずに答えた悪の大魔術師に、トレボーは一瞬言葉を失った。 まわりの奴隷たちが二人の間の空気におびえた表情になったが、遅滞は一瞬で、また主人への奉仕を再開した。 トレボーは全裸で玉座に腰掛け、その巨大な<サックス>を少年と少女が二人ずつでかわるがわる愛撫していた。 「……今、なんと言った?」 数瞬の後、<狂王>は無礼極まりない相手に地の底から湧き上がるような声で質問した。 ワードナは答えもせずに指を鳴らした。 謁見の間の中央に、巨大な玉座が出現した。 トレボーのそれは、金銀宝石で飾られた豪奢なものだったが、 ワードナが生み出した玉座は魔界の金属で作られた飾り気のないものだった。 ほぼ同じ大きさ、おそらくはほぼ同じくらいの価値、しかしどこまでも対照的な玉座に腰掛け、 <狂王>と<魔道王>は無言でにらみ合った。 拮抗を崩したのは、トレボーの股間で奉仕をしていた少女だった。 魔人の間の張り詰めた殺気に耐え切れなくなったのか、 リルガミンに滅ぼされて今はもうない都市で、姫と呼ばれていた少女が嗚咽の声を吐いた。 いったん嗚咽を漏らすと、少女は、声を抑えることもできず、啜り泣きを始めた。 向かい合わせの少女にそれは伝染し、さらに二人の少年にも飛び火した。 「──」 トレボーの目が光った。両手を伸ばし、まず二人の少女の頭を掴んだ。 プラチナブロンドと、漆黒の直ぐい髪が美しい頭──が一瞬にして柘榴のごとく握りつぶされた。 目の前1フィートの距離での虐殺に残った少年が声を上げる前に、その手が翻り、彼らにも々運命を与える。 四人の、世にも美しい首なし死体を作成した独裁者は、まるでお前のせいだといわんばかりに魔術師を睨んだ。 「──たいした握力だ」 ワードナは、髭をしごきながら呟いた。 まるで感情がこめられていない声に、<狂王>は目を眇めた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/130
131: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:35:02 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・4> <狂王>が何を考えたのかは分からないが、結局、その場はそれで済んだ。 どころか、トレボーはワードナを歓待する胸を付け加え、宴席すら張った。 隣国の大使の首を、謁見するや否や跳ね飛ばして城門に飾った王にしては、あまりにも珍しい対応だった。 もっとも歓待の宴に<狂王>は出ることはなく、その高官(これも短期間で粛清による入れ替わりが激しい)たちと もっぱら酌婦によって歓迎が成り立っていたが。 芸術性と淫らさを両立させた異国風の踊りを披露した踊り子は、一流の酌婦であり、しかも超一流の公娼でもあるようだった。 夜がふけると、当然のように客人の寝台にもぐりこんできた酌婦を、魔術師は拒むことはなかった。 乳腺と筋肉と脂肪がたっぷりと女の重量感を生み出している乳房。 蜂の化身のごとく引き締まった腰。 男をひきつけ、子を産むための女の甘い肉がみっしり詰まっている臀。 踊りと性交のために特化した肉体を作るために、女は何年間美を磨き続けなければならなかったのだろうか。 酌婦は、それを、惜しげもなく客人に捧げた。 <狂王>の客人は、それをぞんざいに扱った。 大きく引き締まった臀を背後から責めながら、老魔術師は息一つ切らせていない。 「ああ──もうっ……」 豪奢なベッドの上で、若さと成熟とが交わる妙齢の女は小動物のように震えた。 「こんな、こんな……」 魔道士が普通の人間でないことは覚悟していた。 魔と闇を操る人間は、常人の考えも及ばない快楽の術にも長けていると聞いている。 しかし、これほどとは──。 <魔道王>は淫魔も呼び出さなかったし、妖しげな魔法薬を取り出すこともなかった。 しかし、娼婦が驚愕するほどにその交わりは巧みだった。 主──トレボーの気まぐれで、十人の男娼と同時に交わらされたこともある。 同じ数の低級淫魔にもてあそばれたこともある。 しかし、こんな快楽は初めてだった。 「ふん、──合格といったところか?」 四つん這いの女体を責める老人がひどく乾いた声を上げたことに気付き、踊り子は愕然とした。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/131
132: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:35:32 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・5> 「──ふん。どうかな」 ワードナの声に、同じくらい乾ききった、だがこちらはどこまでも美しい女の声が応じた。 客室のドアが開き、鎧を身にまとった女が一人で入ってきた。 「きょ、<狂王>陛下……」 公娼は、悲鳴寸前の声を上げた。 命じられた仕事を行っているとはいえ、慈悲のかけらもない主人を身近にした奉公人が抱く恐怖心だ。 トレボーは耳障りな音を立てた相手をじろりと睨んだ。 ワードナが僅かに身をゆすった。 「あっ!?」 公娼はかすれた声をあげてのけぞった。性器──否、全身から襲い掛かる快楽の波は、<狂王>への恐怖すら束の間忘れさせた。 「──ほう」 トレボーは驚いたようにそれを見つめた。 「やりおる。さすが、魔道王──の人形」 「──得体の知れぬ女を抱く趣味はなくてな」 今度の声は、部屋の片隅から聞こえた。 トレボーと公娼の視線の先に、机の上の魔道書にしおりを挟み、閉じるところだった老魔術師がいた。 「?!」 背後の魔術師が、老木でできた木偶人形と化した瞬間、公娼はバネ仕掛けの人形のように飛び上がった。 どこをとってもセックスのための肉しかないはずの身体が、重さを感じさせぬ動きで天上に張り付いた。 一瞬の後、疾風よりも速く、それは落下した。──トレボーの頭上に。 「──ふん」 自分の使用人──奴隷が暗殺者と化して飛び掛ってくる姿に対して、リルガミンの独裁者は一瞥も与えなかった。 机に向かうワードナをまっすぐに見据えたままで、女忍者の繰り出したクナイの一撃を手首ごと掴んで受け止める。 わずかに力をこめるだけで、暗殺者の骨は折れた──どころか粉々に砕け散った。 いかなる治療法をもってしても二度と使い物になるまい。 もっとも、次の瞬間に女忍者の頚骨も同じように粉微塵となっていたから、その心配は全く不要であったが。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/132
133: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:36:06 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・6> 「──いつから気付いていた?」 公娼が暗殺者であることを、だ。 「貴様は、いつからだ?」 <狂王>の質問に、質問で返す者は、この大魔術師しかいないであろう。 「──最初からだ。我は、何者も信用せん。数年前、どころか数十年も前、この女が生まれる前から リルガミンに隣国のスパイが送り込まれ暗殺者として育てられていたとしても驚くべきことではないわ」 「少しは利口なようだが、──まだまだだ」 ワードナの視線が暗殺者の死体に注がれていることに気がつき、トレボーはすらりと美しい眉根を寄せた。 次の瞬間、驚くべき瞬発力を発揮して、死体から飛び離れた。 妖艶この上ない死体が、爆ぜるようにして新たな血しぶきを上げたのはまさにその次の瞬間だった。 「ほう、妖虫か。古風な手を使う」 女忍者の胎内から青黒い触手がと奇怪な節足が何本も生えてきたことを見取って、ワードナは冷笑を浮かべた。 剣の柄に手をかけて身構えるトレボーのほうは見向きもしない。 どころか、異界の妖虫のこともその瞳は移していなかった。 「田舎魔術師が。──疾く、去ね。地獄へ」 攻撃のための呪文を唱えることすらせず、<魔道王>は手を振った。 妖虫の動きがぴたりとやみ、どこかの闇の中で女の苦鳴と恐怖の声があがった──ように聞こえた。 「む、女だったか」 術者と同様に命を失った虫の死骸を見下ろし、ワードナは一人ごちた。 相手の実力は完璧に分析していたが、男か女かまでは考えもしなかった。女だからどうする、という気は全くなかったが。 「やるな……」 トレボーの声には、感嘆の様子は含まれていなかった。 だが、ワードナは振り返った。何かに気がついたごとく。 声は無関心を装う事に完璧に成功していたが、その目は本心を隠すことができなかった。 薄暗がりでぎらぎらと輝く蒼い瞳を客人に向け、<狂王>はあくまでも気のないそぶりで誘いの言葉を口にした。 「我の寝室へ──とは言わぬ。しばらく<天守閣>にでもつきあわぬか?」 意外な言葉に、<魔道王>はちょっと考え込み、驚くべきことに頷いた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/133
134: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:36:49 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・7> 夜更けの風は冷たく、爽やかだった。 今ばかりは血なまぐさい支配者の君臨する都にも、涼しげな空気が流れている。 たとえ、夜明けとともに、今、目の前の女の号令で地上の地獄が再開するとしても。 <天守閣>上層のテラスで、トレボーは長らく無言だった。 「──貴様は、どういう人間なのだ?」 やがて、半陰陽の独裁者が口を開いた。 「知らんな。貴様が勝手に判断するがいい。──貴様に同じ質問をしたとして、どう答える気だ?」 「……今の貴様のように返答するだろう」 <狂王>は、<魔道王>を睨みつけながら答えた。 忌々しげな表情は、生意気な魔術師ではなく、おろかな質問をした自分へのものだった。 美貌の独裁者は、また外へ、リルガミンの街へと視線をそらした。 「我は……異形の者だ」 静かな声は、今までのものとはまったく異質の響きを持っていた。 「我は生まれつき、男と、女の両方の生命を持っている」 先ほど謁見室でさらしていた全裸を見るまでもなく、<狂王>は、完璧な乙女の身体に禍々しいまでの男根を備えていた。 その力も、人の身でありながら、巨人族をもしのぐ怪力であり、頭脳はどんな軍師よりも勝っている。 人間と言う種の持つ、極限の能力を備えて生まれてくる者──天才は数多かれど、 ここまで多くの、しかも強力で異質な力を同時に兼ねそろえた人間は、天才ではなく異形と呼ばれる。 トレボーは、まさにそうした人間であった。 「そして、お前も、そうした異形の人間ではないのか、<魔道王>よ?」 そろり、と試すように投げかけられた質問に、ワードナは答えなかった。 また、長い沈黙が降りた。 風が強くなったことに気付いたワードナは、先ほどの<狂王>のようにリルガミンを見下ろし、視線を戻した。 そして、トレボーが、じっとこちらを見つめ続けていたことに気がついた。 「──どうやら、我は貴様を気に入ったらしい」 そうした言葉を吐くのが、<狂王>にとって初めての経験であることは、誰の目にも明らかだったことだろう。 トレボーの頬には、いつもの驕慢な嘲笑ではなく、はにかみを抑えるための不機嫌さでいっぱいだった。 「我とともに歩まぬか、ワードナ?」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/134
135: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:37:31 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・8> 「わしとともに何処へ行こう、と言うのだ?」 ワードナは、トレボーの変貌に戸惑いながら言った。 質問を質問で返すのは、挑発の場合のほかに、こうした対処しづらい状況を切り抜ける場合もある。 「まずは、世界征服だ」 あまりに古典的な答えに、<魔道王>は声を上げて笑った。 それには失望も多分に含まれていた。 「おろかな答えだな、傲慢な君主よ。どれだけの王がその陳腐な野望を抱いたと思う?」 「我以外の者はそれを実行する力がなかった。ゆえに、ただの妄想で終わった」 あくまでも驕慢に言い切ったことばに含まれる事実を悟って、ワードナの嘲笑が止まった。 この神にも等しい天才君主ならば、あるいはエセルナート全土の征服もあるいは不可能でないかも知れない。 「だが、真の目的は、それではないぞ、ワードナ」 トレボーは、静かにことばを続けた。 「世界をこの手にした後は、すべての人間を殺し尽くす」 <狂王>の宣言に、<魔道王>は目をむいた。 「我は長らく、人間の下劣さ、弱さに飽いてきた。全てを支配し、全てを殺し尽くす事を考えてきた」 ──だがその一歩を踏み出せなんだ。愚かしいことに、我一人が生き残る事を恐れていたのかも知れん。 その気になれば、我一人で子供を作ることすらできる<完全な人間>であるというのに、 それは我の中の男と女の比率が等しくなく、女が圧倒的に強いということも理由かも知れん。 おそらく、我がこの歳まで「女」として性交をしたこともなく、<サックス>の快楽のみを追及したのもそのせいだ」 淡々とした告白は続いた。 「……しかし、今日、我は貴様を知った。我と同じくらいに異形の魂を持つ闇の王を。 しかも、おあつらえ向きに貴様は「男」だ。我とともに歩むことに何の問題もない。 ああ、ワードナよ、全ての人間を殺し尽くした後、「男」の貴様と、「女」の我が一人ずつ残る。素晴らしいとは思わんか?」 <魔道王>は、異形の女王のことばに、沈黙を続けた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/135
136: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:38:15 ID:AAVQSlo3 <コズミックキューブ 地下2階・9> トレボーはかまわず、身のうちの欲望を舌に乗せて声にした。 「女を殺し尽くそう、ワードナよ、トレボーのために。貴様の抱く女は我ひとりでよい。 男を殺し尽くそう、トレボーよ、ワードナのために。我を抱く男は貴様ひとりでよい。 全てが終わったら、我はこの<サックス>を切り落として貴様に捧げ、他に生きるもののない荒野で貴様の花嫁になろう」 曙光の中での告白を終えると、<狂王>は微笑を浮かべた。 生まれて初めて自分と同格の相手を得た少女の微笑みは、天使よりも邪気のないものだった。 ワードナは無言でその場を去り、そしてリルガミンの地下に篭城した。 自分を拒絶した<魔道王>に対して、トレボーは激怒した。 世界征服の手を休めてまで突如として創造された地下迷宮への攻撃を行い、 それがうまくいかないと見て取るや、ワードナの首に懸賞をかけた。 多くの冒険者たちが集まり、リルガミンはいつしか世界征服の王の拠点ではなく、冒険者の都となった。 迷宮で流れた多くの血は、どこまでも紅かった。 そう、今飲んでいる<ブラッディ・マルグダ>よりも、紅い。 ふと、ワードナは視線を上げた。 バーテン──ヴァンパイアロードが、黒大理石のテーブルの上に何かを滑らすようにして差し出してきたのに気がついたからだ。 「どうぞ。お探しのものが見つかったようです」 木の箱に入った、古びた骨──聖遺物を見て、追憶に霞んでいた悪の大魔術師の顔がしゃんとなった。 食い入るようにそれを見つめるワードナの視界で、二人の女の笑顔が浮かび、やがて片方だけが残った。 「……旦那?」 フラックが声をかけようとして、言葉を飲み込んだ。 ワードナは片手を振って三人の亜神を異界へ還すところだった。 代わりに、新たな三体の魔物を呼び出す。──グレーターデーモン、マイルフィック、ドラゴン。 ル´ケブレスたちよりははるかに弱い魔物に過ぎないが、彼らを呼び出した真意はバーテンと道化師にはすぐに通じた。 「──行くぞ」 どこへ、何をしに?、とはフラックは聞かなかった。代わりにスナップを聞かせて指をぱちんとさせた。 「そうこなくっちゃ!」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/136
137: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/19(日) 23:42:31 ID:AAVQSlo3 地下2階の分はまだ半分くらいですが、とりあえず、切りのいいところまで書けたので。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/137
138: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/20(月) 00:04:04 ID:ZXckl8Qj おおおおおお! 寝る前に素晴らしいものを見せていただきました! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/138
139: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/20(月) 00:13:19 ID:fEIjMdhq 職人さん毎回毎回GJです! ワードナかっこよすぎ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/139
140: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/20(月) 07:21:54 ID:eokjDEcC この渋いのと>>102の最後の行のが同じ人物とは・・・結婚コワス http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/140
141: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/20(月) 11:08:36 ID:oxwqk/ab いやいやそれよりもこれが無邪気な少女の初恋とは…異形コワス http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/141
142: [] 2005/06/20(月) 12:19:18 ID:kCIRAARr ヤッター http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/142
143: 名無しさん@ピンキー [sage 狂王ハァハァ] 2005/06/20(月) 13:00:05 ID:StH6gPQH マスター、トイレ借りるよ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/143
144: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/21(火) 00:01:23 ID:ZXckl8Qj 優等生なヴァンパイアロードと激しく道化師してるフラックが凄く燃え。 ゲームではお世話になりました、お二人とも。 んでもって純情ツンデレなトレボー萌え。 こんなトレボーにだったら「You are mine」とか言われて連れてかれてもいいかもしれん。 何と言うか順当に魔女を選んでも意表を突いてトレボーを選んでもどっちにしろ切ないよなぁ。 エロパロ小説で下半身以外が動かされるとは思わなかった…… http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/144
145: ロイヤルレディ [] 2005/06/21(火) 07:30:40 ID:ZKlDwKHu >>143 きゃあ! ここは女子トイレよ 500GP払わなければ、人を呼ぶわよ! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/145
146: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/21(火) 19:03:13 ID:81I65lRC >>145 ……このセリフ、裏返すと払いさえすれば居てもいいと深読みできるんだよなあ。 深読みから妄想に繋げるのも容易だけど。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/146
147: 名無しさん@ピンキー [sage] 2005/06/21(火) 19:22:50 ID:W7/IJqX0 久しぶりにキテタ-('v')-! 素晴らしい! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/147
148: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/25(土) 19:57:24 ID:42KUzldD <コズミックキューブ 地下2階・10> 魔女は、うろうろと薄闇の中をさまよっていた。 足取りはしっかりとしているが、時々立ち止まってはあたりを見渡したり考え込んだりする姿は、この女には珍しい。 「……探し物は、みつからない」 歌うように呟く声を聞く限り、それほど深刻そうな様子ではなかった。 「<あれ>が見つからないとなると、手持ちの武器は、この<魔女の杖>と少々の術式。 それに──この胸に溢れるばかりに貰った、わが殿からの愛」 目をつぶって豊かな胸元に手を当てた魔女は、闇の中で微笑を浮かべた。 夫にたっぷりと愛されているという、ゆるぎない確信を持っている若妻の微笑だった。 ……だが、目を見開いてその後に続けた言葉を聞いたものがいれば、魔神でさえも戦慄を覚えたであろう。 「それさえあれば、世界の全てを敵に回してお釣りが来るけど、今回の相手には勝算が薄いわね」 ふと、魔女は立ち止まった。 柳眉をしかめて、正面の闇を見つめる。 「あらら、ずいぶんと早いご到着で──」 のんびりとした声に、地の底から響くような声が答えた。 「見つけたぞ、我が宿敵。──ワードナの首をはねる前に、貴様との決着を、つける」 闇の中から現れたのは、黄金の巻き毛を揺らめかす美女だった。 銀に光る装備──<コッズ・アイテム>に身を固め、黒い大剣を手にした地獄からの使者を前にして、 魔女はわずかな動揺も見せなかったが、しかし、トレボーの剣には注目した。 「<裏オーディンソード>。……なるほど<私>が斬られたのも無理はないわね」 「──妖刀村正の中に、さらに呪われ、さらに強力な<裏村正>があるように、 聖剣オーディンソードにも、さらに呪われ、さらに強力な一振りがあった」 「噂には聞いていたけど、実在するとは思っていなかったわ」 「……むう」 <狂王>は不審げに眉間にしわを寄せた。 「……?」 魔女は柳のような眉をわずかに上げ、不思議そうな表情を作った。 「──貴様、本当にあの女と同一人物か?」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/148
149: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/06/25(土) 19:58:13 ID:42KUzldD <コズミックキューブ 地下2階・11> トレボーが言うのは、地下4階の魔女のことに違いない。 「もちろん。どうして?」 「あの女はこの剣のことを予測していたどころか、対策まで考えていたぞ。──おかげで手間取った」 「まあ、さすが<私>」魔女は涼やかに笑った。 「貴様は、予想もせなんだか」 「うーん」 法衣姿の美女はこめかみに手を当てた。同性すらどきりとするような仕草だった。 「……まあ、私のほうがあっちより若い──はず、だから。色々と違うのよ」 同一人物か、別人なのかは、当人たちしか知りえぬ事情があるのだろう。 そういえば、魔女は、自分=地下4階の魔女が敗れて首をはねられたことについて一言も触れない。 「小娘が物知らずなのは、年長者の余裕で我慢してね。──百年ぶりに目覚めたおばあさん」 ころころと笑って続けた魔女に、トレボーの瞳が怒りに燃え上がった。 「なるほど、別人らしいな。──あの女は敬意に値する敵だったが、貴様は違う。 あの女は斃すまでに半日もかかり、我も敗れる可能性すらあったが、貴様は──」 「長くても半刻といったところかしら」 怒りの塊のような<狂王>の言葉を、タイミングだけですっとさえぎる。──挑発に関しては神業だ。 夫の好みに合わせてどんどん自分を変えてきた女は、敵に対しては無慈悲で冷酷なままだ──むしろそれが増してさえいる。 魔女がトレボーの背後を凝視ながら言葉を発したことに気づき、トレボーは嘲笑を浮かべた。 「……気になるか、<ソフトーク・オールスターズ−1>が? 貴様の分身は歯牙にも掛けなんだぞ」 たしかに地下4階の魔女は、トレボーが舌を巻くほど強力で狡猾な魔術師だった。 最強の冒険者たちでさえ、たとえ主君から傍観を命じられなかったとしても、あの戦いに割って入ることは不可能だったろう。 しわがれ声の美女は「その他大勢」を傲然と無視し、冒険者たちもまったく動けなかった。 しかし、目の前の魔女は、彼らの存在が気になるらしい。 冒険者たちもそれを感じ取ってフォーメーションを組んで対峙する。 相手の技量を軽視してはいないが、歴戦の戦士たちに、目の前の女と同一人物にすくみあがった面影は微塵も無い。 魔女と地下4階の魔女との差──雰囲気あるいは人間的迫力の差というべきものか。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1114358381/149
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 303 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.133s*