[過去ログ] 【第3〜第4土曜迄】2020年ベストエロゲー投票スレッド (178レス)
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89: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jpn (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:40 ID:KpoJEhrk0(1/7) AAS
■サルテ■SG H5
プレーヤーを観客に見立てると共に、サルテの語り口に引き込まれてしまうという独創的な作品でした。
サルテは何故死ななければならなかったのかという場面から物語が始まり、サルテが生き返る為にサルテ自身が自らの半生を語っていくという構成。
何よりも特徴的なのが、物語の一部始終をサルテという一人の少女に焦点を当て、その人生を余すことなく描いた所でしょう。
サルテの人生そのものを劇に見立てて、幕間を挟みながら進んでいく物語。
主演女優であるサルテ、劇を用意した支配人たるクルーン、そして観客たるプレーヤーという構図で物語が進行していくので、
まるで本当に物語自体が劇のように思えてくるほど。
また、この構図を活かして伏線を上手く張り、事の真相に気づかせにくくしているのが何よりも一番感心した所ですね。
幕間の時にさり気なくヒントを出し、それがサルテ自身にも関わる重大な秘密となっている一方で、あまり気にしても仕方がないと思わせる状況が見事。
幕間という特徴を生かして次の話への期待感から、あからさまな伏線ですらも些末なこととして思わせる演出が凄く上手かった。
省6
90: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:41 ID:KpoJEhrk0(2/7) AAS
■白昼夢の青写真■SM H
世凪というたった一人の少女に焦点を絞った物語。
記憶を失った海斗は自らの記憶を取り戻す為、自我のない世凪は自我を取り戻す為に夢でCASE1〜CASE3の物語を進行させていくという構成。
CASE1〜3はこれまでの同ブランドの過去作の舞台や設定を流用しながらも新たな物語に仕立てており、それぞれ独自の物語を展開させていきます。
CASE1〜3の3つの物語と並行して海斗と世凪にも変化が起こり始め、3つの物語が結末を迎える時、また新たな物語としてCASE0へと続いていきます。
CASE0で全てが明かされるんですが、CASE1〜3があるからこそCASE0が成り立ち、そしてCASE0がCASE1〜3を生み出したという相互作用が上手く
活かされている所がこの作品で一番褒めるべき所でしょうか。
CASE1は有島芳を主人公とした話で、非常勤講師として過ごす傍らで波多野凛と出会う物語。
波多野秋房の娘である波多野凛と出会うことで有島は波多野秋房に共感して次第にのめり込んでいく一方で、
有島と触れ合うことで次第に有島に惹かれ始めていく凛の姿が対照的でした。
省8
91: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:43 ID:KpoJEhrk0(3/7) AAS
そして、CASE0は海斗と世凪の話であり、全ての始まりであり全ての終わりを表した物語。
CASE1〜3が如何にして生み出されたか、そして記憶を取り戻した海斗と自我を取り戻した世凪がどのような結末を迎えるのかというのが描かれているのがCASE0。
CASE1の波多野凛、CASE2のオリヴィア、CASE3の桃ノ内すももという3人のヒロインが全て世凪という一人の少女に集約されていく展開は思わず感心してしまったほど。
ただ、実質的にメインヒロインが実質的に一人であることや、物語の展開的に好みが分かれそうな作品ではあるなと思った。
個人的にはこういうたった一人の少女に愛を捧げる物語が結構好きなのもあって凄く印象に残った作品でした。

■極限痴漢特異点■CG H4
アトリエかぐやで発売されていた最終痴漢電車シリーズの実質的な後継作となるのが本作。
最近ではあまり見かけなくなった痴漢をテーマにした作品ですが、何よりも主人公・喜壱の痴漢にかける熱意が特に印象的だった。
“俺が触りたいから触るだけだ。それ以外のことなど、どうでもいい”と言い放つ姿は正しく痴漢を極めた男。
特に面白いのが、職業:痴漢をヒロインに向かって堂々と公言する所でしょう。
省8
92: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:45 ID:KpoJEhrk0(4/7) AAS
■光翼戦姫エクスティア3■G H5
エクスティアシリーズの集大成として凄く凝っていた作品でした。
エロシーンだけでも81という大ボリューム。
シチュエーションも多種多様で、丁寧でありながらねちっこい描写と段階的に堕ちていくヒロインの姿が上手く絡み合っていて、
久々に枯れるまで抜きまくりました。
シリーズの集大成でもあるので通常ルートだけでも十分に盛り上げる構成になっていて、王道的ながらも熱い展開でした。
残る二人の四天王、ナイオーロと楓がエクスティア達の前に立ちはだかるのですが、劣勢に立たされながらも機転を利かせて逆転へと繋げる展開が良かったですね。
通常ルートが良かったからこそ、二周目の悪堕ちルートがより映える展開になっている所も特徴的な所。
エクスティアシリーズと言えばヒロインの悪堕ちが一番に挙げられるんですが、この作品ではシリーズ随一と言っても過言ではないくらいに素晴らしい悪堕ちが見られました。
序盤の戦闘後、楓の奸計によって真理奈にナイオーロ因子が埋め込まれてしまうんですが、この因子と真理奈の感情の変化が上手く結びついていました。
省7
93: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:46 ID:KpoJEhrk0(5/7) AAS
序盤から仕込まれていたナイオーロ因子がようやく花開く形であり、真理奈の想いを上手く利用することにもなっているので悪堕ちとしては凄く美しかったです。
最早通常ルートすらも悪堕ちルートを映えさせる為の壮大な仕込みだったとすら思えてくるほどに悪堕ちルートの素晴らしさが際立っていた作品でした。

■蛇足■SC H3+1
駄作の流れを汲みながらも上手く自らが構築した世界観に落とし込んだ所が見事な作品。
5人が首を吊っている姿が色々な意味で象徴的な作品であり、この作品の猟奇性と狂気を上手く表現したシーンでもあります。
無人島に流れ着いた5人が塔に閉じ込められ、脱出する為には最低でも一日に一人は首を吊らなければならないという塔のルールが明示される所から本格的に物語が動き始める形。
このルールを皆が見た上でどう行動していくのかというのが蛇足という作品の大まかな概要でしょう。
その行動の仕方によってルートが変わっていき、シナリオが進んでいくことで少しずつ秘密が解き明かされていくという構成。
その情報公開のタイミングも絶妙で、少なくとも最初のルートは何も分からないからこその狂気と恐怖を実感させられました。
最後のルートではこれまでの展開を踏まえた上で希望の光が差し込んでくる展開だったので読後感も良かった。
省6
94: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:48 ID:KpoJEhrk0(6/7) AAS
■ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう■CP H4+2
去年発売の新作エロゲの中でも一番ハマった作品。
12月発売の新作エロゲが一通り終わったのでこっちもやってみようと年始からやり始めたのですが、気づけばこの時期までのめり込んでしまったという。
亜総義を倒すという大義を立てる一方で自分達もまた悪事を重ねるという絶妙なバランスがこの作品の見所でした。
単なる勧善懲悪の物語ではないからこそ、自らの大義を成し遂げる為に手段を選ばないという姿勢がこの作品の特徴的な所なんですね。
最初こそ5人の集いだったナユタは物語を通して仲間が増え始め、和気藹々とした日常と殺伐とした襲撃の繰り返しで次第に仲間同士で絆を深めあっていくという展開が良かったですね。
途中で離合集散を重ねながらも打倒亜総後という大義が一切ブレなかったので気持ちよく最後まで見届けられました。
そんなドーナドーナですが、ハルウリとヒトカリの2つを核としたシステムが一番のメインと言ってもいいでしょう。
久しぶりにアリスソフトの作品をプレイしたんですが、どちらも分かりやすく且つ絶妙なバランスという手際の良さ。
ハルウリでは相手の好みに合わせてルックス、テクニック、メンタルの3つの要素を上手く増減させると効率よく稼げるようになるという仕組み。
省6
95: 121-85-8-114f1.shg1.eonet.ne.jp (ワッチョイ 121.85.8.114) 2021/01/22(金)20:49 ID:KpoJEhrk0(7/7) AAS
効率よく進んでいくと敵が強くて中々歯応えのある感じになるのですが、一旦詰みかけても他の場所でレベルアップをしていくことで大分楽になれるというのが丁度いい塩梅でした。
アイテムが一日一回しか買えないなどの幾つかの制限を付けつつも、ハルウリとヒトカリのどちらもそこまで難しくなくのめり込めやすいシステムでした。
この作品は今までアリスソフトの作品にあまり触れてこなかった人にこそやってほしいですね。
かなり取っつきやすくて簡単に分かるシステムであり、尚且つハマると時間を忘れてのめり込めるタイプの作品なのでお勧めしたいです。

・総評
去年はコロナ禍で中々外出出来なかった一方で、家でも出来るエロゲの攻略が捗った一年だったかなと。
白昼夢の青写真やドーナドーナみたいにメーカーの評価を改めて見直す契機になった作品が出たり、サルテみたいに新ブランドながらも高評価な作品が出たりと充実した年でした。
今年の期待作はまずは2月の極限痴漢特異点2かな。無印は色々と謎を残しつつ終わったので、2はその謎にどこまで踏み込めるか注視したい。
コロナの影響がエロゲ業界にどう及ぼしていくのかというのが心配なのですが、今後も出来る限りで支えていきたいなと。

・2020年発売プレイ本数:28本/エロゲ歴:16年/ベストエロゲ投票参加回数:12回目
省3
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