[過去ログ] 【第3〜4土曜迄】2018年ベストエロゲー投票スレッド [無断転載禁止]©bbspink.com (274レス)
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114: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:23 ID:PMvv1zBb0(1/10) AAS
■空に刻んだパラレログラム■+1 SC H3
紙の上の魔法使い、水葬銀貨のイストリアと重いテーマを扱ってきたウグイスカグラであるが今回は比較的ぬるいテーマを選んだと思う。
また水葬銀貨のイストリアで扱った「見捨てる選択肢」のような苦渋の選択は今回一切存在しないどころか分岐関連に関してははっきり言って最低だと思う。
ノベルゲームという体裁を取っている以上最低限どうして分岐するのか?分岐することで他のキャラクター達はどうなるのかをもっと強調してほしかった。
この点ができているメーカーは確かにだんだん減っているがウグイスカグラに関して言えば演出の甘さなどが際立ち、そのような部分で取り返していたところもあったので今回なくしたことには心から呆れた。
また恋愛描写も甘く、個別ルートは短いうえに第一の面々の人物紹介に徹し、ほんの少しのデートシーンとエロシーンのみなのはエロゲとしても落第点をつけざる得ないと思っている。
だがそれでもこの作品に加点したいと思うのは本気で部活という物を書こうとした点を評価すべきだと思ったからである。
そもそも部活は本気でやるのならば苦しくて辛くて投げ出したくなるものであり、実際に去るものも多い醜い部分が圧倒的多数を占めるものだ。
部活に費やす時間のうち実際に輝く姿を見せられる陽の部分は1%にも満たず、大半は先輩や顧問からの厳しい言葉と先の見えなくて報われることがあるかもわからない練習に向き合うこととなり、隣り合うチームメイトと時には争わなければならない辛さが確実に存在する。
だがその先にある輝きはどこまでも美しい。たった数時間で今までの努力が否定されることもある。しかしその努力が肯定された時何にも代えがたいものが得ることができる。今作はそれを本当にうまく描くことができていた。
115: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:25 ID:PMvv1zBb0(2/10) AAS
このために全キャラクターへの描写をしっかりしたのは今作最大の評価点だと思う。前作では圧倒的悪役が複数いたが今回は本質的な悪役は一人もいない。しかし本当の意味での味方も主人公とヒロインの5人だけなのである。
この関係を絶対に譲らなかったからこそ一試合とてなあなあで終わるような試合はなかった。どの試合でも全キャラクターが自らの勝利のために必死になっていることが描き切れていた。
そしてその必死さの裏付けとなるべきキャラクター達の背景もどのキャラクターも魅力的で場合によっては主人公サイドさえも食うものになっており、一つ間違えばどのキャラクターも主人公になれたのではないかとさえ思える。
特に赤坂水樹、遊佐硝子、境遼二、この3人の描写は本当に良かった。
そしてヒロインの中でも生まれつきのハンデから夢を託さざる得なかった里亜と常に比較対象がいたせいで諦め続けていたほたるの2人は本当に魅力的だった。
この2人の描写はネタバレになるので詳しく書かないが、このテーマでないと書くことができないものだ。もし最後まで本気で部活をやったことがある方がいたら是非プレイして彼女たちのたどり着く答えを見てほしい。
最後になるが今作はエロゲとしては落第点だと思う。それでもこの作品を好きだと言わざる得ないとほどの衝撃をキャラクター達の1つのスポーツに全てを賭ける姿は私に与えてくれた。
反省点は腐るほどあるがまたこのような作品を作ってほしい。キャットコピーである「憧れも、楽しさも、努力も、苦しみも、不協和音もそれら全てが煌めいている。」という言葉がこれほどまでぴったり合う作品もないだろう。
116: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:28 ID:PMvv1zBb0(3/10) AAS
きゃべつそふとと言えばデビュー作である前作が不調で今作も発表当初は不安視されていたように思う。
しかし2017年発売されたさいころのライターである冬茜トムが参加するということで地雷でも何でもいいと思い、思い切って踏み込んでみた。
結果は2018年トップのガチガチのシナリオゲーとなっていた。
世界が終わり、閉じた世界で独自の文化を形成された「街」という単位での我々の一般的な常識とは大きくかけ離れた世界観を活かした設定やギミックに関しては,
歴代の作品を見てもトップ層に入り込む余地があるほどのクオリティとなっており、雰囲気ゲーとしても非常に優秀であると言えるだろう。
また選択肢の重さにもこだわっていることがよくわかる構成になっていることも見事である。
今作は所謂階段分岐であり、各ヒロインのルートに進むにつれてこの結末を受け入れるかという選択を迫られる。
そしてその選択の重さを一番最後の選択肢で突き付けられる。彼女の言葉に応えるか否か、ここに長時間悩んだプレイヤーも多いのではないかと思う。
このような演出は選択肢で分岐していく物語であるノベルゲームにおいて許される特有なものなので今後もこのような作品が生まれることを期待する。
そして最大の評価点と呼ばれているある伏線、これは本当に見事であった。この衝撃を味わってほしいがゆえに紹介しにくいという悲しい現実を持つ作品ではあるが是非その真実をプレイして確かめてほしい。
省5
117: (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:31 ID:PMvv1zBb0(4/10) AAS
■アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-■+2 SC H1
きゃべつそふとと言えばデビュー作である前作が不調で今作も発表当初は不安視されていたように思う。
しかし2017年発売されたさいころのライターである冬茜トムが参加するということで地雷でも何でもいいと思い、思い切って踏み込んでみた。
結果は2018年トップのガチガチのシナリオゲーとなっていた。
世界が終わり、閉じた世界で独自の文化を形成された「街」という単位での我々の一般的な常識とは大きくかけ離れた世界観を活かした設定やギミックに関しては,
歴代の作品を見てもトップ層に入り込む余地があるほどのクオリティとなっており、雰囲気ゲーとしても非常に優秀であると言えるだろう。
また選択肢の重さにもこだわっていることがよくわかる構成になっていることも見事である。
今作は所謂階段分岐であり、各ヒロインのルートに進むにつれてこの結末を受け入れるかという選択を迫られる。
そしてその選択の重さを一番最後の選択肢で突き付けられる。彼女の言葉に応えるか否か、ここに長時間悩んだプレイヤーも多いのではないかと思う。
このような演出は選択肢で分岐していく物語であるノベルゲームにおいて許される特有なものなので今後もこのような作品が生まれることを期待する。
省4
118: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:32 ID:PMvv1zBb0(5/10) AAS
最後になるが前作で少し失敗してしまったきゃべつそふとがこれだけの作品を出してくれたのは本当に嬉しい。次回作も本当に期待する。
1つの考え方に縛られず多様な考え方のぶつかり合い、みんなが納得できる答えにたどりいたとき本当の意味で「明けない聖夜」は訪れる。そんな作品になっていると思う。
119: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:33 ID:PMvv1zBb0(6/10) AAS
■抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?■GS H2
未プレイの方でも初報のティザームービーを見た方は多いのではないだろうか?
正直言って狂気に満ちている。OPも割とふざけた雰囲気で設定や世界観も常識離れしており、これは抜きゲーの設定ではないだろうかと言いたくなるような作品である。
しかし2ndOPがこの作品の評価を一転させた。今作はバカな世界観を全力で生きるキャラクター達がお互いの信念をぶつけあう物語である。
なんといっても2nOPの存在が大きいだろう。それまで狂気に満ちた世界観ばかりが提示されていた中いきなりカッコいいOPが出てきたのでかなり驚いたことを今でも覚えている。
主人公のスタンスも中々上手く、狂った世界観を否定する常識的(なふりをした)キャラクターとして作り上げているのは上手くできていただろう。またシナリオ自体もまず主人公たちの青藍島への考え方とその狂ったありようを上手く提示している。
しかし個別ルートに入ればその島の恩恵を受けている人たちの姿が少しずつ露になっていく。この構成のよって青藍島の価値観をいつの間にか受け入れていたプレイヤーも多いのではないだろうか?
そして最終ルートでの彼女の演説と選択は見事だった。その世界観であるからこそ生きていける人たちや苦しんでいる人たち、それぞれをしっかり描くことができていたからこそ今作はここまで面白くなっていたのではないだろうか?
また作中に多発するパワーワードの数々も上手い。これだけでギャグになるだけでなく他の人にどのような作品かを提示しやすくなっている。これは世界観構成の賜物であり、最も評価されるべき一点だとあると思う。
この他にもただ帰宅しているだけなのに全力で考え、戦う姿のカッコよさや時に暴走を始めるキャラクター達の姿は見てて飽きないものとなっており非常に良かった。
省2
120: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:39 ID:PMvv1zBb0(7/10) AAS
■ラズベリーキューブ■CS H4
今作はコンセプトの提示が少し失敗している印象がある。ストレスフリーを謳っていたが残念ながらそんなことは一切ない。
だが少しずつ関係を深めていく二人の姿は中々見ごたえがあり、面白いものとなっていたと思う。
あくまで個人的にではあるがみなと、瑠璃、美琴の三人のルートはこの部分が上手くできていたと思う。
特に最初は自分の思いにばかり考えていたみなとが主人公とのやり取りを通じて少しずつ他の人との関係を深めていく姿はとてもよく書けていたのではないだろうか。
また瑠璃ルートにおいて最初は憎たらしいだけだった彼女が主人公の問題に気付き、その心を溶かしていこうとする様は結構気に入っている。
そして美琴ルートの誰かの優しさを受け入れる勇気という部分をしっかりと描けておりこの部分も好感が持てる。
以上が評価点なのではあるがこれらの描写のために少しキャラクター達の行動が暴走気味なのは残念。
この部分がもっとうまく書けていたらと思わずにいられない。ストレスフリーではない部分もここから生まれてしまっていると思う。
最も物語である以上ストレスがないことはまずありえないのでそもそもそんなコンセプトを提示するなという感想が一番の出るが…
省2
121: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:40 ID:PMvv1zBb0(8/10) AAS
■RIDDLE JOKER■CG H3
所謂安定のゆずソフト、だからこそ上手くできている部分も多いのではないか。
今作は異能力物であり、能力の存在が軸になるシナリオとなっているがその部分よりもやはりキャラクターとの関係性の詰め方が上手いなと言いう感想が出てくる。
特に今作ならば在原七海の存在は語るに欠かせないだろう。
本人の自覚の有無は別として彼女は初期時点から主人公に対する好感度が高いヒロインとなっている。
だからこそ他のヒロインとは違い、彼女を選ばないとなると失恋してしまうのである。
この部分は書き方を一歩間違えると無駄シリアスと呼ばれる危険性を孕んでいるにもかかわらずよく書いたなというのが感想である。
そしてその壬生千咲ルートではその部分をしっかりと描写される。このシーンは今作において指折りの名シーンだと思うので是非見てほしい。
正直不満点としてアストラル能力者の未来や偏見などにどのように向き合っていくかなどもう少し書いてほしい部分はあった。
しかし七海の存在を叩かれる危険性を犯しながら非常に上手く書いただけで評価に値すると思う。今後もほんの少しでいいから今回のように冒険をしてほしい。
122: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:41 ID:PMvv1zBb0(9/10) AAS
■君と目覚める幾つかの方法■GM H1
正直かなり悩んだが評価しないのは違うなと思った一作。
まず不満点だが値段にしては短いのはかなりの不満点。フルプライスならもう少しヒロインの数を増やすか、そもそもミドルプライスで出してほしかった。
そして終盤の分岐の雑さ、これに関してはそもそも分けた意味があったのか謎である。
なにより何をやりたいのかがいまいち伝わってこなかった。サスペンス物がやりたいのか、人情物がやりたいのか、ここは正直伝わってこなかった。
しかしエロゲをプレイする上でプレイヤーが自然としてしまうある行動を取ると物語が進めないどころか悲劇が起こってしまう構成になっているのは非常に上手かった。
あくまでコンセプトに則った物語の進行を行わないと物語は進まない。この部分一点で投票してもいいかなと思えるくらいには面白かった。
また初音が少しずつ心を開いていき、成長していく姿も上手く書けているのでその部分も評価点であるだろう。
今作は良い部分もかなり多く、もう少し頑張れば名作になったのではないかという思いが付きまとう作品となっている。
また某人物の発言等で評価を下げてしまっている点も本当にもったいない。もう少し初音の成長という部分に焦点を当てて、ミドルプライスで作っておけばと思わずにいられない。後BGM鑑賞モードくらいつけてくれ。
省2
123: f86-pc56.cty-net.ne.jpn (ワッチョイ 590f-qnWR) 2019/01/22(火)15:42 ID:PMvv1zBb0(10/10) AAS
【総評】
初参加です
少しでも業界を盛り上げることができればと思い参加させていただきました
今年は期待されていたメーカーがあまり振るわずにむしろ蔑まれていたメーカーの下克上が目に入りやすい年だったのではないでしょうか?
正直DeepOneやくれものといった問題児はいましたし、ユーザーを裏切るような真似をしてしまったメーカーも多くあると思います
それでも必死に作ってくれるメーカーの作品は面白い!
そして自分たちの強みを生かしつつ新しい挑戦ができるメーカーはいい作品を作ってくれることが伝わってくるのではないでしょうか?
そして昨年で忘れてはいけないのはSummer Pockets
本当に素晴らしかった
オーラス構成ながらしっかりと個別ルートが明るい意味で楽しかったと言える作品はそうそうないと思います
省5
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