[過去ログ] 処女はお姉さまに恋してるSSスレ 第22話 (167レス)
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83: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)22:46 ID:+irF3OKW0(1/11) AAS
お久しぶりです。東の扉です。
サキュバスの晩餐、後編が完成しましたので、投稿させていただきます。
17レス分ありますので、よろしくお願いします。
84: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)22:52 ID:+irF3OKW0(2/11) AAS
〜サキュバスの晩餐 後編〜

 そして僕が調理実習で料理を作った日の放課後、修身室……。
「お待たせしました。皆さんへのお約束の調理実習で作ったお料理です」
 僕はそう言って華道部のみんなに1つずつ僕が作った料理を渡した。
「まあ、ありがとうございます、千早お姉さま」
「どういたしまして」
 部員たちが一通り僕にお礼を済ませると、さっそく興奮気味に雅楽乃へ味の確認を行った。
「御前、千早お姉さまのお料理って、ものすごくおいしいのですよね?」
「ええ。口に入れただけで、千早お姉さまの愛情が手に、足に、胸に、おなかに、足の付け根に、
それこそありとあらゆるところに染み渡って、それはもうすごく感じてしまいました」
省9
85: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:00 ID:+irF3OKW0(3/11) AAS
「まあ、御前がここまで美味しいと感じるなんて……」
「そんな千早お姉さまのお料理をいただけるなんて、私たちはなんて幸せ者なんでしょう……」
 他の華道部員は、そんな雅楽乃の様子を見て、食べる前にすっかり舞い上がってしまっている……。
「お姉さま……なんか嫌な予感がしませんか?」
「奇遇ね。私もそう思ってたところよ、雪ちゃん」
 その予感は的中した。華道部員たちは、全員雅楽乃の言葉と様子に感化されて、食べ終わった時には
雅楽乃同様に桃源郷の中をさまよっていた。

 それから3日後、僕の3ーAが調理実習の時……。
「千早お姉さま、私にも調理実習のおすそわけをいただけませんか?」
「白銀の姫君、私もお願いしてよろしいですか?」
省7
86: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:08 ID:+irF3OKW0(4/11) AAS
「薫子さんもニヤニヤしながら言うことじゃないでしょう。薫子さんだって似たような立場で……」
「まあね。あたしは半分あきらめてるから……」
「確かに、今さら何を言っても仕方のないことかもしれませんね」
 しかし、この時僕たちは知らなかった。本当に大変なのはこれからなのだということを……。

「これで全部ですね」
 ようやくすべてのおすそ分け用の料理を作り終えた。途端に、それを待っていた生徒たちが部屋になだれこんでくる。
「わあっ! ちょっとちょっと、そんなに急がなくてもたくさんありますから!」
 猪突猛進の勢いで我先にと僕の手料理を求める女生徒たちにたじたじ。本当になんなの……。
「私が先ですわ!」
「いいえ、私の方が先です!」
省8
87: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:14 ID:+irF3OKW0(5/11) AAS
「ああ……お姉さまの愛が身体の中に入っていく……」
 そうして、僕の料理を口にした女子たちが、次々に気絶していく。薫子さんをはじめとするクラスメイトは、
気絶した女子を邪魔にならないように移動させていく。
「しかし、まさか食べてすぐ気絶してしまうなんて……」
「恐るべきはエルダーのご威光……か……」
 それから数分後、僕の作った料理はあっという間に底をつきかけた。あれだけ用意していたにもかかわらず。
「まさか、急遽買い足しに行ってもこうなるとは……」
 もう新たに料理を作る時間も材料もない。今回はこのまま終わらせるしかないだろう。
「お姉さま、私の分を……」
「ちょっと! あなたはさっきお姉さまのお料理をいただいていたではありませんか!」
省8
89: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:22 ID:+irF3OKW0(6/11) AAS
「しかし、まさかこれほどとは……」
 昼休みの時間、寮のみんなと一緒に昼食を食べてる最中、調理実習の時のことを話していた。
「ひょっとして、由佳里さんの時もこれだけの大騒動が……」
「起きてませんよ。由佳里お姉さまのお料理の評判が良かったことは確かですけど、
こんな騒動は千早ちゃんが初めてではないでしょうか?」
 生徒会で情報を入手した初音さんがそう語った。
「もう全生徒の話題になってますね! この宮藤陽向、その場にいられなかったのが残念です」
「陽向、あなたは時々寮で千早の料理を食べてるでしょうが」
「いやいや香織理お姉さま、この宮藤陽向としては、その熱気をじかに体験したかったわけでして……」
「しかし、こうまでなるのは私の料理が、由佳里さんよりずっと上ってことでしょうか?」
省10
90: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:28 ID:+irF3OKW0(7/11) AAS
「はあ……では、もうしばらくこの展開が続くんでしょうか……」
 香織理の話を聞いて、沈んだ気持ちになる……。
「“もうしばらく”ですめばいいけどね」
 そして、少し楽しそうに話す薫子さんだった。

「さあ、皆さんの分をお持ちしました」
 そして放課後、調理実習で食べられなかった人のために僕は新たに材料を買いに行って手料理を作り、彼女たちにに分け与えた後、
華道部に注文された全員分を持って訪れた。
「まあ、今日も千早お姉さまの手料理をいただけるなんて……」
「千早お姉さまが華道部にいらっしゃってほんとうによかったですわ」
「いえあの、私は華道部に入部していませんから……」
省6
91: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:35 ID:+irF3OKW0(8/11) AAS
「ああ……お姉さまが身体に入ってくる……」
「ああ……お姉さま……」
 そして、食べ終えた時には死屍累々の山……僕が作った料理でなんでこうなるのか理解に苦しむ。
「なんでお姉さまの手料理1つでこうなるんでしょうね。美味しいのは認めますけど、こんな事態になるのは
私には全然理解できませんけど」
「私も全く理解できませんよ」
 この時は本当に雪ちゃんの言葉が救いになる。いや、本当に。

「では、私もいただきましょう」
 雅楽乃も僕の手料理を食べようとする。ちなみに雪ちゃんは気絶した部員たちを保健室で診てくれている。
 でも雅楽乃、なんで僕の料理を食べるだけで修身室に鍵をかけるの?
省5
92: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:42 ID:+irF3OKW0(9/11) AAS
「お、お姉さま、ダメです!」
 ところが、それに気づいた雅楽乃が、僕の手をとって自分の方に振り向かせてきた。
「ど、どうしたの?」
「雅楽乃を見てください! お姉さまが見てくださると思うと、なぜかとても興奮して、
気持ちよさがどんどん膨れ上がってくるんです!」
 雅楽乃! 僕の理性を崩壊させたいんですか!?
「わ、わかりました……ちゃんと見てますから……」
 そう言うものの、世の男たちにとっては垂涎の状況かもしれないけど、僕にとってはそのまま理性を保たなければならない、
ある意味生き地獄だ。
「ああ……千早お姉さまが、雅楽乃のはしたない姿をご覧になってくださってます……」
省6
93: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:49 ID:+irF3OKW0(10/11) AAS
「やっぱり、お姉さまにご覧いただく方が心地いいです……♪」
「そ、そう……」
 僕はいったいリアクションすれば……。
 それから、僕はとりあえずの応急処置として、寮まで僕の女性用下着を取りに行って、雅楽乃にはかせた。
けど下着が僕のだと言った途端、雅楽乃がまた欲情しているような表情を見せてたけど……。
 僕が調理実習に参加するのって、授業の妨害をしていることにならないか?

「そ、そんな……」
「もうお姉さまの手料理がいただけないなんて……」
 次の日、梶浦先生と初音さんに呼ばれた僕は、調理実習に対しては教える側に回り、作らないでほしいという頼みを受けた。
 理由は、僕の手料理目当ての女生徒たちで逆に授業の妨げをしている、というものだ。
省6
95: 東の扉 ◆FVKSJZ0PUs 2014/10/12(日)23:56 ID:+irF3OKW0(11/11) AAS
「面白いつまらないの問題じゃないです。それに誰がサキュバスですか」
「あら千早、自覚ないの?」
「今や千早の手料理って、ヘタな催淫剤よりよっぽど効きそうだからね」
「くっ……」
 それを言われて否定できないのが悲しい。正直、梶浦先生と初音さんたち生徒会の頼みは、
僕の料理がそうなっていくのを防いでくれるから助かった、と思っていたのに……。
「さいいんざいって、なに?」
 ゆ、優雨……それを聞かないで……。
「さいいんざいっていうのは……そう、芸能人とかのサインをもらうための材料ですよ」
「ちはや、ウソついてる……」
省7
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