[過去ログ] 一発芸を強要される女の子の小説part6 [無断転載禁止]©bbspink.com (716レス)
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87: 2021/02/26(金)05:47 ID:3aRy45ro(8/16) AAS
結局数分ほどもうずくまっていたが、痛みが引いてきたところでヨロヨロと立ち上がり、男女に尻を向けるUrew。
生来シャイで恥ずかしがり屋のUrewにとって、尻文字なんて人生で初めての経験だ。

「いっとくけど、中途半端にやりやがったらまた蹴るから。思いっきりいけよ。ちなみに書くのは漢字で本名な」

残酷な命令だ。無礼な若者たちの前でアーティストとしての名を引き剥がされ、しかもその本名を告げるのでは尻による文字なのだ。

「よーし、じゃあそのふわっとしたロンスカは捲り上げて、パンツ丸出しでいってみよう」

Urewは抵抗を見せず従った。白のロングスカートの中の下着もまた白で、その布に包まれた柔らかそうな尻に男たちは「ヒュー」と口笛を吹いた。
Urewは必死で尻を振った。二度と股間を蹴られたくない一心で、複雑な漢字を表現するためにクネクネと腰を動かした。
その機敏で滑稽な動きは、Urewの歌う神秘的な姿からはとても想像のつかないものだ。
普段のUrewを知る人もまた、このパンツ丸出しでキビキビと尻文字を書く後ろ姿を見て、それがUrewだと信じることはできないだろう。

最後の文字を書き終えたが、Urewはスカートを下ろさずにいた。何かいちゃもんをつけられそうな気がして怖かったのだ。
滑稽なまでにクネクネと尻を振った結果、パンティが半ばTバックのように尻たぶに食い込んでいるのを感じていたが、それを直すこともしなかった。
しばし無言の男女。スカート捲りで尻を見せたまま立ちすくむUrew。沈黙が何より痛かった。

「...いや、なんというか、無言でやられてもなあ」
「盛り上がりようがないよね」
「むしろ盛り下がったわ」
間を置いてポツポツと囁かれる自分の尻文字自己紹介への酷評に、Urewは後ろ向きでただ震えることしかできなかった。
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