[過去ログ] 一発芸を強要される女の子の小説part6 [無断転載禁止]©bbspink.com (716レス)
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83: 2021/02/26(金)04:25 ID:3aRy45ro(4/16) AAS
堂島が去った後のスタジオは混乱し、レコーディングは中止となった。
マネージャーは人一倍動揺していたが、何とかUrewを自宅に送り届けてくれた。

「うちの会社と君に、今後何が起こるかは分からない。身の危険などはないと思うが、念のためしばらく外出は控えなさい」
別れ際に恐ろしいことを言う。堂島組の黒い噂は耳にするが、
このネット全盛の時代に人の身を危険に晒すことなどあるだろうか。
出来るのはせいぜい事務所への圧力による、活動の規模縮小、最悪でも停止といったところだろう。
それなら自分はもう覚悟が出来ている。元に戻ることなど怖くない。自分がこれほど華やかな場所にいられるのが不思議なくらいなのだ。

マンションの自室に入り、ソファに座り込む。
自分が堂島の誘いを断ったことによって、マネージャーをはじめ多くの関係者に迷惑が掛かるのだろうか。自分の身には何が起きても構わないが、周りの人たちのことを考えると胸が痛んだ。

「ピンポーン」

突然インターホンが鳴った。受話器の画面を見ると、ガラの悪い若い男女が3人ずつ部屋の前に立っている。
「どうして?オートロックを通り抜けられないはずなのに...」
戸惑い固まるUrew。画面の向こうで、真ん中の金髪男がポケットから何かを取り出した。

...鍵だ!

ガチャリとドアの開く音がした。
「おじゃましまーす。おお、部屋広っ!さすがセレブ!」
男女が土足のままズカズカとUrewのいるリビングに上がり込んでくる。

「よう。堂島さんの使いで来たぜ」
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