[過去ログ] 【短編】有名人官能小説 14冊目【長編】 (643レス)
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(1): 2010/09/23(木)18:25 ID:n4HfS5jt(1/6) AAS
「あの、ケーキも食べますか?」
「えっ、さっき食べたじゃないか?」
「真希が作ったケーキがあるんです。昨日作ったんだけど一人だったから食べきれなかったの」
「そうか、ならぜひ頂くよ」
昨日も真希は家に一人ぼっちだったはずだ。
恐らくは寂しさを紛らわせるために作っていたのだろう。
芸能人とはいえ、まだ十代の女の子である真希の心細さは察するに余りある。
(できることならば、今日は長い時間一緒にいてあげたいけど・・・)
「じゃあ取ってきます」
俺に手料理を食べてもらうことが嬉しいのか
省2
437: 堀北 ◆EzkVUuMKhE 2010/09/23(木)18:26 ID:n4HfS5jt(2/6) AAS
キッチンから戻ってきた真希は、まるでウエディングケーキの一段目の様な
とても大きなショートケーキを抱えていた。
「大丈夫か?俺も手伝うよ」
「ううん、平気です。座っていてください」
そう言われても、小柄な真希に運べる重さではないので手伝うために腰を上げる。
が、真希の方に近づこうと二・三歩踏み出したときにそれは起こった。
「あっ・・・!?」
真希は部屋の隅に置いてあった空気清浄機のコードに足を取られ倒れてしまった。
俺とのやりとりに気を取られていたせいだろう。
あわてて駆け寄って、真希の細い肩を抱いて助け起こす。
省3
438: 堀北 ◆EzkVUuMKhE 2010/09/23(木)18:27 ID:n4HfS5jt(3/6) AAS
「あの・・・ごめんなさい」
「謝らなくていいから。それより痛い所はないか?」
「膝が少し痛いけど、平気です。でも・・・」
真希はついさっきまで腕に抱えていたケーキのあまりの変わりように
母親に怒られた赤ん坊のような顔になってしまっていた。
ケーキは上部のクリームの部分が、真希のふとももや頬に付いているだけで
下部のスポンジの部分はすべて床に叩きつけられ、原形を失っている。
「頑張って作ったのに・・・」
快活にバスケを楽しむボーイッシュな真希だが
絵を描いたり、お菓子を作ったりする女の子な部分も沢山持っている。
省2
439: 堀北 ◆EzkVUuMKhE 2010/09/23(木)18:27 ID:n4HfS5jt(4/6) AAS
「真希、落ち着いたかい?」
15分ほど泣き続けた真希にあやすように話しかける。
「はい・・・ごめんなさい・・・」
「謝らなくていいんだ。俺が変なタイミングで話しかけなければ良かったんだ。
それに、真希が倒れる前に支えてあげるべきだったよ。
でも真希が怪我をしなかったんだから良しとしないと。だろう?」
「ありがとうございます・・・でも・・・」
床に落ちているケーキを見ながら、真希は悲しそうに呟く。
よく見ると、中学生が一人で作ったとは思えないほど、上手にできている。
スポンジをベースに、生クリームとチョコがたっぷり。その上に苺という豪華なケーキだ。
省4
440: 堀北 ◆EzkVUuMKhE 2010/09/23(木)18:28 ID:n4HfS5jt(5/6) AAS
「そんなことないさ。すごく美味しそうだ」
嘘ではなかった。形こそ崩れているが、どんなパティシエが
作ったケーキよりも魅力的だった。
「・・・ありがとうございます。でも・・・もう食べられませんよ」
そう言って俺と視線を合わせた真希は、触れれば崩れてしまう氷細工のようだった。
そんな真希の顔は見ていたくなかった。
俺は、いつものバスケの練習の時のような真希の無邪気な笑顔が好きだった。
「何言ってるんだ。ほら凄く美味しいよ」と俺は真希の肩についたクリームをなめとった。
邪な気持ちはない。真希を慰めるためにとっさにしてしまった行動だった。
ぽかんとした表情を浮かべて、それを見ていた真希は
省1
441
(3): 堀北 ◆EzkVUuMKhE 2010/09/23(木)18:55 ID:n4HfS5jt(6/6) AAS
こっからエロパートですが落ちます。スマソ
今日中にまた来ます。

あと、勉強するつもりで書きこませてもらってるから
ダメ出しどんどんお願いします!
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