【愛と正義の】等身大ヒロイン総合スレ【61人目】 (78レス)
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11: 魔法少女ブライトルビィ ◆BS73c6.htY 2024/07/19(金)23:15 ID:nLf098q0(6/6) AAS
「――遅ぇっつーの! うるぁああああああッ!!」

突き立てた右拳に一瞬、硬い感触がしたかと思うとソイツはたちまち脆く崩れていく。
あたしの全力のパンチ一発で粉々に散っていったのは一言で言えばバケモノだ。

まるで昔のテレビゲームからそのまま抜け出してきたかのような見た目のワニのバケモノ。
どーいう原理で動いてるのかすら全く見当もつかないソイツは突然街に現れ建物や道路を壊しだしたのだ。
こんなことは今回が初めてではなく、得体のしれないバケモノが不定期に現れては暴れ出す。

あたしはそんなヤツらと戦う力をある日突然、なぜか与えられてしまった。
ヘンな喋るウサギに捲し立てられた「お願い」をよく考えもせず受け入れてしまったあたしも今思うと相当ヘンなヤツだと思う。

「……ふー、今日も何とかなったな……」

ぐぐ、と伸びをする。
何度も経験しているとはいえやっぱり無意識にキンチョーしてたのか、力の入っていた体が脱力する。
まあバケモノと真っ向から戦うなんて慣れる方がおかしいか。
そこへ背後から聞きなれた声が飛んでくる。

「オッケー、今行く」
振り向くと一人の兄ちゃんがあたしを待っている。
兄弟のいないあたしにとってそれこそ本当の兄弟のように接してくれてる彼。
まさかこんな事にまで首を突っ込んで来るとは思ってなかったけど……。

「毎度思うけどマジで便利だよなソレ」
彼の能力のひとつ。
まさかあの有名などこでもドアが実際に見られるとは思わなかった。
つくづくこの世界はヘンテコで満ちている。

「だからこのカッコの時はアカリって呼ぶなってば!……そっちの名前もまだ気恥ずかしいけどさ」
ドアをくぐった先はやっぱり見慣れた部屋。
言われるまでもなく戦いで疲れた体でベッドにお尻から着地する。

「……なー、やっぱりこのカッコのままじゃなきゃダメ……?」
ベッドに座ったまま両足をパタパタしながら、それとなく聞いてみる。
戦いの時はテンション上がっているというかアドレナリンが出ている感じで、あまり気にしないんだけど。
やっぱり普通の部屋で冷静になるとこのカッコは、なんとゆーかやっぱりヘンだ。

【書き出しありがとうございます!】
【こちらからはなんとお呼びするべきか迷っております…w】
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