[過去ログ] 生徒からも保護者からも教師からも嫌われる部活5 [無断転載禁止]©2ch.net (852レス)
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101: 2016/04/13(水)14:45 ID:orsjEn8a(1/12) AAS
2016年03月07日 10時20分
「部活顧問がブラックすぎる」現役教師が署名活動ーー学校の部活はどうあるべき?
外部リンク:www.bengo4.com

「部活がブラックすぎて倒れそう… 教師に部活の顧問をする・しないの選択肢を下さい!」。現役教員らが部活顧問制度の改革を呼びかけるインターネット上の「署名活動」が話題になっている。
署名サイト「change.org」には、3月6日までに約2万4000人の賛同者が集まっている。

文部科学省に対して「学校の教師に部活動の顧問をする・しないの選択肢を与えるよう、文部科学省が日本全国の教育委員会に指導することを求めます」というのが署名活動の趣旨だ。

部活顧問をめぐっては、ネット上にも教師たちの悲痛な投稿がみられる。ある相談サイトには「部活指導で、毎週休みがありません。休みにすると父母会から文句が出て、子供たちもやりたいと言います。もうまともな休みは半年以上とっていません
。疲れました」という中学校教員の嘆きが書き込まれていた。

現在の部活顧問制度に、法的な問題はないだろうか。また、教員の過重負担を避けるため、部活動制度はどのようにあるべきなのだろうか。土井浩之弁護士に話を聞いた。
102: 2016/04/13(水)14:45 ID:orsjEn8a(2/12) AAS
●「人間として尊重されていない状態」

「時間外や休日にも部活動のために時間をさかなければいけない教員たちは、人間として尊重されていない状態ともいえます。残業代請求など、きちんと自分の権利を主張していきましょう」

土井弁護士はこのように語る。そもそも学校教育において、部活動はどのような位置づけなのか?

「各学校が教える内容を学校教育法に基づき定めた『学習指導要領』では、部活動について、『生徒の自発的な参加により行われること』『学校教育の一環として教育課程と関連が図られるよう留意すること』などと定めています」

今回の署名活動については、どうみるか?
省5
103: 2016/04/13(水)14:46 ID:orsjEn8a(3/12) AAS
●部活制度、どこを見直すべき?

具体的に、どこを見直すべきなのだろうか。

「学習指導要領に基づいた取り組みを徹底するということに尽きるでしょう。すなわち、要領にあるように、『学習意欲の向上や連帯感を目的として行われる』ことを目的として部活動を行っていくべきだと考えます。

仮に『生徒の自発的な参加』であっても、『学習意欲の向上や連帯感』という目的を超え、土日や放課後の長時間練習をおこなうことは教員、生徒双方のためにもやめるべきです。

そこで2つ提案があります。
省12
104: 2016/04/13(水)15:03 ID:orsjEn8a(4/12) AAS
「残酷ショー」としての高校野球
松谷創一郎 | ライター、リサーチャー 2014年8月31日 16時17分配信
外部リンク:bylines.news.yahoo.co.jp

1週間で約1000球

夏の甲子園はすでに終わりましたが、べつの高校野球の大会が世の中をザワザワさせています。

高野連が主催する全国高校軟式野球選手権大会・準決勝で、岐阜・中京高校と広島・崇徳高校が、4日間、延長50回に渡って試合を繰り広げたからです。軟式高校野球では、延長は15回で打ち切ってサスペンデッドゲーム(一時停止試合)となり、
翌日にその続きを戦うというルールとなっているためにこのようなことが起こりました。

4日間に渡るこの試合で、中京の松井投手は709球、崇徳の石岡投手は689球を投げました。また、この試合が始まる前日(8月27日)の準々決勝でも両投手は相手チームを完封し、この準決勝に臨んでいます。実は彼らは5連投なのです。
省6
105: 2016/04/13(水)15:04 ID:orsjEn8a(5/12) AAS
軟式野球の投手がプロ野球に来ることはないので、世の中ではあまり問題視されず、相変わらず「美談」と見なす向きも多いようです。しかし、ひとりのピッチャーが1週間で1000球近くを投げる状況は、やはり常軌を逸してます。
投手が腕を振る回数は硬式でも軟式でも同じです。いくら軟式ボールのほうが軽いといっても(註1)、下手をしたら彼らは腕に一生残る障害を抱えることになったかもしれません。

高野連は、高校野球を「教育の一環」と位置づけています。しかし、こんなことを未成年者にやらせておいて、本当に胸を張ってそう言えるのでしょうか? 

これは「残酷ショー」以外のなにものでもありません。

済美・安楽投手の故障と監督の無責任

高野連に批判の目が向けられたのは、いまに始まったことではありません。勝ち上がった強豪校の投手は、連投を余儀なくされます。これによって投手生命を終えた選手も少なくありません。その代表的な例としてしばしば挙げられるのは、
90年代前半に沖縄水産高校に在籍していた大野倫です。1991年の夏の甲子園、肘の故障を隠して挑んだ大野は決勝戦までの6試合で773球を投げました。大会後、右肘の疲労骨折が発覚して手術を受け、
大野の投手生命は終わりました(後に打者としてプロ入りしますが、
大した結果を残せずに球界を去ります)。彼の右肘はまっすぐ伸びず、130度に曲がったままだったそうです。
省2
106: 2016/04/13(水)15:05 ID:orsjEn8a(6/12) AAS
このとき、1回戦を突破した直後に済美高校の上甲正典監督は、インタビューで球数について聞かれ、「それは日本の伝統ある高校野球にはそぐわない。肉体の限界を精神力で乗り越える。 武士道精神のような厳しさもまた高校野球だと思います」と答えました(註2)。

しかしこの大会後の秋、安楽投手は再度肩を故障し、半年ほど公式戦に登板できなくなりました。翌年の春に復活したものの、今年の夏の甲子園では予選で破れています。こうした上甲監督の姿勢に対し、プロのスカウトもそうとう怒っていると報道されています。

私は、この上甲監督の姿勢が教育的に意味があるとはどうしても思えません。逆に、判断力を持たない未成年者に対する虐待に近いと捉えています。いくら本人が投げることを志願しても、それを止めることが保護者の責任なのです。

つい最近、済美高校は野球部でイジメが発覚し、秋の愛媛県大会出場を辞退し、来年春のセンバツ大会の出場も絶望となりました。報道によると、「複数の2年生が1年生に暴力を振るったり、『カメムシか灯油のどちらかを食べろ(飲め)』と迫っていた」そうです。

これのどこが「教育の一環」なのでしょうか。高校ナンバーワン投手を虐待し、部内のイジメを見過ごすような上甲正典監督に、教育者としての資格はまったくありません。・
107: 2016/04/13(水)15:06 ID:orsjEn8a(7/12) AAS
高野連を批判できない大手マスコミ

こうした高校野球の異常性は、これまでに幾度も批判されてきました。しかし、それは短期的に生じてもなかなか継続的には議論されません。それには、明確な理由があります。高野連が日本の有力マスコミと極めて太いパイプを持っているからです。

まず、夏の甲子園大会を高野連とともに主催するのは、朝日新聞社です。次に、春のセンバツ大会は、毎日新聞社と高野連の共同主催です。そして、これらの試合はNHKが全試合中継します。
加えて、朝日新聞が筆頭株主であるテレビ朝日も主要試合を中継し、テレ朝と朝日放送(ABC)が共同製作する『熱闘甲子園』では、その日のダイジェストが放映されます。
もうひとつ付け加えるならば、日刊スポーツ新聞社は朝日新聞の関連会社、スポーツニッポンは毎日新聞社の関連会社です(註3)。

このように高野連は、新聞2社とテレビキー局2社を押さえているのです。これでは単発的に問題視されても、議論が継続的に起こるようなことはありません。なぜなら朝日、毎日、NHK、テレ朝にとって、甲子園は大切なコンテンツだからです。いわば共犯関係なのです。

こうした高校野球を批判するOBも多くはいません。メディア上に顔を出す甲子園OBとは、すなわちプロ入りして成功した選手ですから、なかなか批判することをしないのです。
108: 2016/04/13(水)15:07 ID:orsjEn8a(8/12) AAS
しかし、甲子園OBにも数少ない批判者もいます。その代表的な存在がPL学園・巨人出身の桑田真澄さんです。桑田さんは8月26日にもTBS『ニュース23』に出演し、現状の高校野球について批判を繰り広げました。
そこで桑田氏からなされた提案は、球数制限です。現在のプロ野球では、ほとんどのチームが先発投手を100〜120球に制限し、登板間隔も中5〜6日をもうけています(メジャーリーグでは、100球・中4日が一般的です)。こうした状況を踏まえて桑田氏も球数制限を主張し、
ダルビッシュ有投手など他にも類似の提案をするひとは見受けられます(註4)。

私も、これには強く賛成します。しかし、もちろんこの球数制限によって別の問題も生じます。『ニュース23』では、帝京高校の前田三夫監督がそうなると球数稼ぎの攻撃をすると明言しています。
桑田氏はこうした意見に対して、学生野球憲章の「フェアプレー精神の理念」を持ちだして反論します。
たしかに、前田監督が述べる狡猾な戦略は、「教育の一環」を掲げる学生野球憲章に反しているように思えます。

これ以外の対策も、私ごとき素人でも十分に考案できます。たとえば、「打者ひとりあたりの投球が10球に達したら三振」というルールを思いつきます。つまり、ファールで粘れるのは4〜7球までということです。
さらに、今回の軟式野球の終わりなき延長戦も、球数が増えるリスクがあります。これはすでに議論されているように、タイブレーク制の導入などがあってもいいように思えます。¥¥・¥
109: 2016/04/13(水)15:08 ID:orsjEn8a(9/12) AAS
解決の可能性がある投手の連投

ただ、こうしたことだけでは、連投は止められません。そもそも高校野球の全国大会は短い日程で、連日試合が行われます。数年前、高野連は連投に対する批判を受けて、甲子園では準々決勝と準決勝の間に1日だけ休養日を設けました。しかし、たった1日です。
準決勝を勝ち上がって決勝に出たチームの投手が、2試合とも完投すれば、2日間で18イニング300球近くを投げることになります。

これを改善する策は、大きく分けるとふたつ挙げられます。これにはそれぞれクリアしなければならない課題もありますので、それも付記しておきます。

●1:試合日程の間隔を最低中3日空ける

⇒課題:選手の甲子園滞在費用、甲子園の貸出スケジュール、各地区予選のスケジュール調整
省6
110: 2016/04/13(水)15:08 ID:orsjEn8a(10/12) AAS
リアリティショーとしての高校野球

ここで、高校野球の「残酷ショー」としての側面について触れておきます。

実は、こうした残酷ショーは世界中のテレビ番組で見られます。それらは「リアリティショー(番組)」と呼ばれるもので、素人や芸能人が台本のない状況に身を置いて、さまざまな体験をするといった番組です。
日本では、1996年に放映された日本テレビ『進め!電波少年』での猿岩石による「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」が代表的なものでしょう。現在だと、フジテレビの『テラスハウス』やテレビ朝日の『よゐこの無人島0円生活』シリーズなどが挙げられます。
日本テレビ編『猿岩石裏日記:ユーラシア大陸横断ヒッチハイク』(1996年)日本テレビ編『猿岩石裏日記:ユーラシア大陸横断ヒッチハイク』(1996年)
猿岩石のヒッチハイクが典型ですが、あれはわかりやすい「残酷ショー」でした。無名の芸人ふたりが異国で飢えに苦しみ、ときには入院までしながら半年かけて香港からロンドンまで渡りました。視聴者はときにそれを笑い、ときには涙して、彼らの行く末を観ていたのです。

しかし、現在の日本ではリアリティ番組はアメリカや韓国などと比較すると、それほど多くありません。これにはさまざまな理由が考えられますが、やはり大きいのはリアリティ番組と似た魅力を持つエンタテインメントが他にもあるからだと思われます。
私はそのひとつがAKB48であり、もうひとつが高校野球だと考えています。

AKB48がリアリティショーとしての性質を強く持っていることは過去にもここで書いたとおりです。そしてそのときにも触れましたが、プロデューサーの秋元康さんも認めるとおり、AKB48は高校野球をヒントにしています。
つまり、高校野球の残酷ショーとしての性質が、AKB48へ移植されているのです。
省1
111: 2016/04/13(水)15:10 ID:orsjEn8a(11/12) AAS
「残酷ショー」はいつまで続く?

こうしたリアリティショーは、小説やマンガ、そして映画ではたびたび批判的に描写されています。たとえば、手塚治虫『火の鳥 生命編』(1980年)、スティーブン・キングの小説『死のロングウォーク』(1979)や『バトルランナー』(1982年)、
キングの影響を受けた高見広春の小説『バトル・ロワイアル』(1999年)に、アメリカ版『バトル・ロワイアル』とも言われたスーザン・コリンズの小説『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2008年〜)、
そして、ジム・キャリー主演の映画『トゥルーマン・ショー』(1998年)などがあります。
これらの小説には映画化されている作品もあるので、知っている方も多いでしょう。
2012年に公開された映画『ハンガー・ゲーム』2012年に公開された映画『ハンガー・ゲーム』
これらの作品では、おしなべてリアリティショーを楽しむ視聴者に対してアイロニカルな視線が投げかけられています。登場する視聴者は、残酷ショーの参加者たちの必死な状況を安全な場所から観て、勝手に感動して楽しんでいます。
そのとき、視聴者の感動のために、参加者が殺し合いをさせられていることについては、顧みられることはありません。無責任なのです。

私が高校野球から連想してしまうのは、やはりこれらの作品で描かれるゲームの参加者と無責任な視聴者の関係です。先日、私は夏の甲子園で話題となった「おにぎりマネージャー」について書きましたが
、このときも「本人が決めたことだ」というご意見が散見されました。
省4
112: 2016/04/13(水)15:11 ID:orsjEn8a(12/12) AAS
そして視聴者も、いつまで無責任に高校野球を楽しむのでしょうか?

大手マスコミが意図的に議論を避けるのであれば、インターネットなどでわれわれがもっと考えていかなければならないと思います。

●関連

・「『おにぎりマネージャー』の生きる道」

・「リアリティショーとしてのAKB48:峯岸みなみ丸坊主騒動の論点〈1〉」
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