[過去ログ] (=^・・^=)猫(害獣)の様子を報告するスレ81ヌコめ (359レス)
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294: 2014/04/12(土)00:50 ID:3Gj0Inkh(1/5) AAS
ウチにはもう10年飼っていた猫がいたんだ。
ウチの前は昔大きな広場で、その猫はその広場の片隅にある車の中で寝ていた子猫だった。
俺と姉ちゃんでその猫を家の庭まで連れ帰ってきちゃって餌とかやってたんだよね。
でも父親は物凄い猫(というか動物全般)が嫌いだったから、庭で餌をやってる俺らをいつも怒鳴りつけてた。
ある日母親が家の中で飼うことを許してくれた。
なんで許してくれたんだろうなんてことは喜びに酔いしれてた俺らは気にもしなかったけど、母親も動物好きだったから隠れて餌をやってた、ということを後で聞いた。
俺俺と姉ちゃんで猫に「ミル」と名前をつけた。
シャム猫と何かの雑種なんだとおもう。
白にうすーい灰色の柄が入っていた。
猫に名前なんて父親には関係ないことで彼はやっぱり名前なんて呼ばなかった、というか家の中に存在するのが嫌だったんだから当然だったな。
省23
295: 2014/04/12(土)00:53 ID:3Gj0Inkh(2/5) AAS
でもミルの風邪は五日間たっても治らない。
でも獣医さんは、風邪でしかないうに元気になった。
やっぱ風邪だったねー、と俺らは安心した。
ミルはそれ以来風邪も引かなかったし、他の病気も全然かからず元気に過ごしてたんだ。
その頃には俺は高校三年、姉ちゃんはもう働き始めていた。
しかし、そんだけ経っても相変わらず父はミルのことを名前で呼んだのをきいたことがなかった。
オイとかオマエとかそんな風によんでたっけな。
それに敢えて自分から撫でたりすることも、遊んだりすることも一回もなかった。
ある日、またミルが病気にかかった。
獣医さんに見せるとそれはまた単に風邪だといわれた。
省9
296: 2014/04/12(土)00:55 ID:3Gj0Inkh(3/5) AAS
3日後に獣医さんにいった。
俺は学校だったから行けなかった。
母親と姉ちゃんは、ミルの病気を楽観的に考えていた自分らとはまったく逆の絶望的なことを聞いた。
「ミルは生まれつき白血球が少なく、そして白血球の減っていく病気です・・・。わかり易くいうと・・・猫の白血病みたいなものです・・・。いまは、白血球が物凄く少ない状態です。」
俺が帰ってきたのは学校が終わった6時くらいだったかな。
玄関を開けてただいまーっっていつものようにいったら、もう目が真っ赤の母親が椅子に座ってた。
俺は物凄く悪い予感がした。
俺は診断結果を聞く日だってことは知ってたし、それを早く聞きたくて学校の授業が手につかなかったぐらい気にしてたから、その母親の顔がすべてを物語っているのがわかった。
しかし俺は母親に聞いた。
「ミルどうだったの?」
省24
297: 2014/04/12(土)00:57 ID:3Gj0Inkh(4/5) AAS
ミルは餌だって自分で食べにくるし、トイレにだっていくじゃん・・・。
ミルは絶対に生きてたいはずじゃん・・・。
そんなミルがいつも休んでいる場所は父親の机の下の座布団だった。
姉ちゃんは仕事から帰ってきたら家族に挨拶よりも先にミルに会いに行った。
俺も学校から帰ったらまず何よりも先にミルを撫でにいった。
撫でてミルがしっぽをふんわりをみて初めて安心してた。
しかし、その時は突然やってきた。
休日の夜、偶々父親、母、姉ちゃん、俺がそろっていた夜だったんだ。
いつものように俺らはリビングでテレビをみていた。
すると、廊下の方で何かにぶつかるような音が聞こえてきたんだ。
省7
298: 2014/04/12(土)01:01 ID:3Gj0Inkh(5/5) AAS
「もういいよ・・・。もういいって!」
母親は転びながら廊下を歩くミルを抱き上げようとした。
しかし、そうしようとしたその時、ミルが転んでも、もう起き上がらなくなった。
ミルの呼吸のペースがすごく速くなって、お尻からは血がでてきた。
その時はミルは本当に今まで聞いたことないような声で鳴き始めた。
「ウワォァーウワ ァーウワ ァー。」
っていう感じだった。
本当に泣いているような、もうさよならだっていってるかのような、本当にそんな感じだった。
その時だった。
父親がミルの胸を、人間で言う心臓マッサジのように圧迫だしたのだ。
省18
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