紀州【中上健次】熊野 2 (443レス)
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385: 2023/06/25(日)11:25 ID:qPjBu0jB(3/3) AAS
>>384
妄想じゃなくて、柄谷への挑発だが。

韻踏み夫の絓秀実論を読んだが、絓秀実の作品を俺は読んでないので、韻踏み夫の引用がどうとも判断できないが、
ブランショの「明かしえぬ共同体」の最も?大切な要素であるimpersonalな関係を見落としてる点で駄目だろ。
これは絓秀実や柄谷のナムに致命的に欠けていたこと。無論、チンケな絓秀実のコネを当てにする森脇その他がmpersonalityに
欠けることは言うまでもない。
386: 死廃神酔天魔法狂廃遊舞鬼神龍騎禅軍呪妖幻術医国文師悪魔召喚居士 2023/06/25(日)11:39 ID:LCY2/ZO3(1) AAS
明石N協同体Mじゃねえ。
387: [さげ] 2023/06/28(水)08:02 ID:VS4imBc9(1) AAS
四方田犬彦が今夏熊野大学で「中上健次とパゾリーニ」を講演する
彼は二人の評論本をそれぞれ書いている
パゾリーニは父殺しのギリシャ悲劇『オイディプス王』を映画化した
邦題名「アポロンの地獄」で、1969年キネ旬ベストワン
中上の『地の果て 至上の時』はソポクレスを換骨奪胎した現代版だ
388: 2023/06/28(水)19:45 ID:ROcWFaga(1) AAS
中上は他人の作品を換骨堕胎ばかりしてるな。
389
(1): 2023/06/29(木)08:27 ID:nIBrxBBS(1) AAS
20世紀文学とはそういうものだ
ジョイス『ユリシーズ』はホメロス『オデュッセイア』
ナボコフ『ロリータ』はポー『アナベル・リイ』
大江健三郎『人生の親戚』はバルザック『村の司祭』
390: 2023/06/30(金)19:21 ID:YLSzhqwO(1) AAS
>>389
>>20世紀文学とはそういうものだ

俺は中上は換骨堕胎「ばかり」してるなと言ったんだが、正直、そこまで徹底して主張した訳じゃないが。
「20世紀文学とはそういうものだ」とか、あまり背伸びしない方がww
391: 青木康善 2023/07/09(日)20:40 ID:TeDPQ/0F(1) AAS
19歳の地図だよなやっぱり。
392: 2023/07/10(月)00:41 ID:Omgp3s/d(1) AAS
出来レースみたいでだめ
393: 青木康善 2023/07/10(月)14:25 ID:mZ/eDnxP(1) AAS
19歳の地図、英単語暗記カードを捨てて、肉体労働ばかりしている中上さん。アカの兄。
394: [さげ] 2023/08/13(日)09:34 ID:/+EON4uu(1) AAS
熊野大学での四方田犬彦の講演がどうだったか
情報がまったく出ていないのは何故なのか
395: 2023/09/30(土)22:18 ID:QZe/Ijsm(1) AAS
またかよ、本当に…
396: 2023/11/26(日)15:31 ID:091gbKZY(1) AAS
画像リンク[jpg]:i.imgur.com
397
(1): 04/02(火)15:04 ID:1jt4Hv7E(1) AAS
中上健次のCD出版に際し、文芸誌の編集者の話しが語られています。一部分を省略して、転載しました。
中上を、同人誌「文芸首都」で知った。粗削りながらも、若者らしい力と、新しさを感じた。
文芸誌への執筆依頼の件で会いたいと書いたハガキを握りしめて、中上は受付へ現れた。出版社を訪ねるのも、編集者に会うのも初めてだった。
躊躇なく、袖口のほころびたセーター姿の若者を、サロンに入れた事は、問題になった。上司から、サロンは若者のたまり場ではないと注意された。詩を依頼した事を告げ、上司に言い返した。
予備校生と言ったが、その頃は学校に行かず、フーテンをしていた。
あなたが声を掛けてくれなければ、永山則夫のようになっていた。境遇が似ている、とも言っていた。二人は、新宿の同じジャズ喫茶にたむろしていたのだった。
「この世界は公平で、作品が全て」と言った時から、中上は一層深く、自分を慕うようになった。3歳違いの兄弟のようになった。
「岬」で芥川賞を受賞した。戦後生まれでは初めてで、29歳だった。当時、羽田空港で、肉体労働をしていた。
夜、記者会見場である新橋の第一ホテルに現れた中上は泥酔していたが、私の姿を見ると駆け寄ってきた。私の胸に顔を当て、ひとしきり泣きじゃくった後、小さな声で「あなたが、初めて俺を人間扱いしてくれた」と言った。
中上健次さんは、46歳の時、腎臓がんで、帰らぬ人となりました。
398
(1): 04/02(火)16:54 ID:5st9xyJP(1/3) AAS
宇多田ヒカルは、中上作品について「日本の小説ではないみたい」と言った。
これは作品の構成の仕方が、欧米文学的だということだと思う。
中上という人は、日本文学においては、一、二の知的作家なのであって、
お涙頂戴みたいな人ではない。これは柄谷行人、浅田彰も言っていることである。
中上を世に出した、という自負をもつらしい編集者の、おそらく平々凡々たる生育環境のなかのありふれたことしか身をもって知らないであろう人物の、
あたかも「社会的弱者」をいたわるかのような、
上から目線、というか、バカさ加減には気色悪くて耐えがたいものがあるな。
死人に口なしなので、なんとでもいえる、ということなのだろう。
399
(1): 04/02(火)17:01 ID:5st9xyJP(2/3) AAS
ちなみに、蓮實重彦の説話批判というのは、重点の置き方が間違っていると思う。
たとえば、三島由紀夫の作品の多くは、その内容は説話的であるが、その構成は小説的である。
日本の小説は、内容において説話的でないようにしていても、構成においては説話的なものがほとんどだと思う。
蓮實重彦は、「意味」を批判しながら、
自分自身はあんがい「意味という病」にとらわれていたということだろう。
400: 04/02(火)17:07 ID:5st9xyJP(3/3) AAS
日本文学、というか、マスコミ商売の何がダメかといえば、九割がたの一生涯学生サークル活動の延長をやっていたい人たちが、
組織内の人間として権限を持っていることだろう。その種の連中の農協の職員みたいな体質があらたまらないかぎり、寂滅するしかないであろう。
401: 04/02(火)17:27 ID:9mP0DaAw(1) AAS
>>399
批判の正否はとっくに問題じゃないんだよ
誰についていきたいと思わせるかってだけ
蓮實はそこが上手だった
402: 04/02(火)20:47 ID:iy0pFTpp(1) AAS
『地の果て 至上の時』の素晴らしさが分からない文芸評論家はダメだ
江藤淳、吉本隆明、川村二郎、蓮實重彦、誰も褒めなかった
403: 04/02(火)22:08 ID:wSLhYHZG(1) AAS
中上の「浮島」での坂を下る時のキンマの描写は間違いで、キンマは上から引っ張りながら、ゆっくり降ろしていた。
404: 04/04(木)16:50 ID:z35jYmjK(1) AAS
>>397
とてもいい話だね。
中上は後年はやたらと大家ぶっていたし、海外在住が長くなるにつれ、日本文芸のエトスとして評論家に担がれた感ある
今にいたっては奇妙に伝説化されてるとまで言える
しかし原点はそこなんだよね
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