[過去ログ] 【アトキンス釜池】糖質制限全般63【じゃろにます】 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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(2): (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:11 ID:8nNnNzd6a(1/7) AAS
>>462
がん細胞はその栄養源として、ブドウ糖しか使えない、という話があります。
では、糖質制限をして、ブドウ糖をなくしてしまえば、がんの増殖を防げるのか?しかし、話はそう簡単ではないようです。

それは糖質制限をしても、血糖値が一定に保たれていることからもわかります。特に低血糖にならないように人間は体内に5種類ものステロイドホルモンを備えています。
だから、糖質ゼロの食事でも血糖値は100mg/dl前後に保たれています。
この血糖は主に脳が消費しますが、がんがあれば、がん細胞もブドウ糖を栄養源として使います。 
つまり、糖質制限中もがんは成長することになります。

肝臓でのケトン体からの糖新生が続く限り、がんは血中のブドウ糖を利用して、成長を続けてしまいます。
ですから、たとえ、完璧な脱炭水化物食にし、血中ケトン値を高める食事をし、脳がケトン体を使うように仕向けたとしても、
肝心の血糖値が一定値以下にならない以上、「脳はケトン体,がんはブドウ糖」という使い分けが起こるだけであろうということになります。
468: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:12 ID:8nNnNzd6a(2/7) AAS
がんは抗がん剤などに対抗するため、糖代謝をペントース・リン酸回路へ一時的に迂回させ、抗がん剤を効かなくさせる作用(解毒作用)を獲得しつつ、
がん自身のエネルギー源であるATPも確保できるように、巧妙に代謝系を利用し、生き延びるようとするあざとい仕組みを持っている
(平成26年3月17日科学技術振興機構 慶應義塾大学医学部発表)」
。がん細胞もいろいろ考えて、うまく増 殖しようとしているのですね。また、がん細胞はミトコンドリアの機能を落としておくことでアポトーシスを防いでいるという説もあります。
469: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:13 ID:8nNnNzd6a(3/7) AAS
JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の末松 誠 教授と山本 雄広 助教らは、
がん細胞が抗がん剤治療に抵抗性を示すメカニズムの1つを新たに解明しました。
がん細胞は、ストレスに対する耐性を持っていて抗がん剤を使い続けていると、さまざまな手段で耐性を獲得していきます。
その1つとして生体内ガスである
一酸化炭素(CO)を生成して生き残ることが知られていますが、そのメカニズムは不明でした。
今回研究グループは、COを多く生成しているがん細胞はエネルギーを得るための代謝経路(解糖系注1))を、
一時的にう回させて抗がん剤を効かなくさせる作用(解毒作用)などを獲得するとともに、
再び元の代謝経路に戻ってエネルギー源も確保していることを発見しました。つまり、がん細胞は代謝系を巧妙に利用して、生き延びようとする仕組みを持っていたのです。
さらに、PFKFB3という酵素が解糖系からう回経路に切り替えるスイッチの役割を果たしていることも見いだしました。
がん細胞がストレスを受けるとCOが増加して、PFKFB3のメチル化修飾注2)が抑制され、酵素活性が下がることにより代謝経路を切り替えています。
省5
470: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:19 ID:8nNnNzd6a(4/7) AAS
これまでに研究グループは、COがシスタチオニンβ合成酵素(CBS)注3)を阻害することにより、多くのたんぱく質のメチル化修飾を制御する機能があることを明らかにしており
(図1)、この機能(CO−CBS系)ががん細胞の抗がん剤に対する耐性の獲得メカニズムと関わりがあるのではないかと考えました。
今回の研究で、がん細胞では解糖系の重要な調節酵素であるPFKFB3(
ホスホフルクトキナーゼ/フルクトース−ビスホスファターゼ−タイプ3)
が常にメチル化されることにより解糖系が活性化していること、
ストレスを受けたがん細胞ではCOを増加させることによってこの酵素のメチル化修飾の度合いが低下し、ブドウ糖の代謝方向をペントースリン酸回路注4)
にう回させるスイッチの役割があることを世界で初めて明らかにしました。
具体的な研究の方法と結果を以下に示します。

1)COは取り込んだブドウ糖を解糖系から一時的にペントースリン酸回路へう回させる
 がん細胞は正常細胞よりも大量のブドウ糖を取り込み
省8
471: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:20 ID:8nNnNzd6a(5/7) AAS
2)COは解糖系酵素PFKFB3のメチル化レベルを制御する
 次に、ペントースリン酸回路へう回させるメカニズムの解明を試みました。
PFK−1(ホスホフルクトキナーゼ−1)は解糖系の一連の反応系で最も重要な酵素です。COが解糖系をペントースリン酸回路へう回させる「作用点」を精査したところ、
この酵素の活性によって触媒され産生される物質の下流の代謝産物が減少していることを発見しました。加えて、PFK−1の活性化因子の1つの含量が、
COを多く産生しているがん細胞において低下していることを発見し、
これらの結果から、PFK−1の活性が下がっていることが示唆されました。
さらに、このPFK−1の活性化因子の産生酵素であるPFKFB3という酵素が、メチル化修飾を受けることが分かりました。がん細胞ではこの酵素が常にメチル化され、解糖系が活性化しています。しかし、ストレスを受けると、COがCBSを
阻害することによりPFK−1を制御するPFKFB3のメチル化レベルが低下し、核酸合成とエネルギー産生を同時にやりくりできるペントースリン酸回路へと
、巧みに代謝経路を切り替えていることが明らかになりました。

3)PFKFB3の低メチル化はグルタチオンの還元化を強めることでがん細胞の増殖を助ける
省8
472: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:21 ID:8nNnNzd6a(6/7) AAS
 ペントースリン酸回路は核酸の合成に必要なだけでなく、NADPH注6)の合成経路でもあります。
NADPHは、細胞内に存在するグルタチオン注7)という解毒物質を還元することにより、その再利用に極めて重要な作用を持ちます。グルタチオンの再利用は、
がん細胞のストレス耐性の獲得に重要なメカニズムであることが知られています。
今回の実験において、PFKFB3の低メチル化を誘導したがん細胞ではNADPH量および還元型グルタチオン量が増加し、抗がん剤の1つであるシスプラチンに対して抵抗性を示しました(図3)。
 さらに、免疫不全マウスを用いたがん細胞の移植実験においても、
低メチル化されたPFKFB3を持つがん細胞では、高メチル化されたPFKFB3をもつがん細胞(対照群)に比べ肝臓内における腫瘍占有率が高く
、質量顕微鏡を用いた測定より腫瘍内のグルタチオンの還元型/酸化型の比率(GSH/GSSG比)が高いことが分かりました(図4)。つまり、PFKFB3のメチル化の度合いが、がん細胞の酸化ストレス耐性を決定するという新しい分子メカニズムを解明しました(図5)。

4)まとめ
 このように、がんは抗がん剤などのストレスに対抗するために、糖代謝をペントースリン酸回路へ一時的にう回させて抗がん剤を効かなくさせる作用(解毒作用)を獲得しつつ、
がん自身のエネルギー源であるATPをも確保できるように巧妙に代謝系を利用し、生き延びるようとするあざとい仕組みを持っていることを見いだしました。
473: (アウアウウー Sad1-gqht [106.154.94.157]) 2016/12/02(金)07:23 ID:8nNnNzd6a(7/7) AAS
外部リンク:www.jst.go.jp
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