[過去ログ] 最新ソフトで棋士の指し手一致率を調査した結果 2 (1002レス)
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620(1): ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)11:39 ID:y9FqKoZ5(1/9) AAS
1年分の解析を本日をもって終了した
とりあえず基礎データを貼っとくのでじっくり見ていただきたい
公式戦だけでも全部で1594局、棋士ごとのデータとしてはその倍の3188個のデータになった
プロ棋士平均と比較できるように奨励会三段、女流トップ、アマトップの公式戦での平均も出してみた
女流トップの一致率が意外に高いのは里見や西山の局が多いためで、女流トップは奨励会三段やアマトップと実力的に互角といってよい
これらと女流棋戦の一致率が遜色ないのは対局相手がプロ棋士か同じ女流棋士かの違いによる
当然女流棋戦の勝率は50%になるが、プロ棋士相手の公式戦の勝率は40%とか37%になっている
また、プロ棋士の公式戦と非公式戦で一致率に大きな差が生じていないのは、非公式戦の対局がトップ棋士中心になっているからで、実際には数字以上に非公式戦(超早指し戦が多い)の数字は厳しい
非公式戦60(30局)のうち藤井聡太が12局(一致率82.8%)で平均を押し上げていて、藤井聡太を除くと一致率は70.1%(データ数60)から66.9%(データ数48)に落ちる
なお、棋士平均より全公式戦の一致率が高いのは、強い棋士ほどデータ数が多くなっているからである(対局数が多いので)
省1
622: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)11:57 ID:y9FqKoZ5(2/9) AAS
このあとの予定を記しておく
今夜中に全棋士の換算レーティング表とカテゴリー別のランキング一覧表を公開する
簡単な分析もしてみたいが、その前に個々の棋士の一致率の差異がデータ数的に有意といえるかどうかのいわゆる有意性検定もやってみたい
本格的な分析は明日以降に持ち越すことになる
2019年の棋士データは、そのリスト自体がレーティングの基準表となりえる
解析した棋士データをこれと照合することで過去のいつの棋士でもレーティングを推定することが可能になるのではないだろうか
623: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)12:02 ID:y9FqKoZ5(3/9) AAS
>>621
藤井七段はあまり深読みしないほうがいい手を指せるのと、超早指しでは相手も捻った難しい変化球でなく簡単な悪手を指してしまうことが多くなるからかもね
624: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)12:04 ID:y9FqKoZ5(4/9) AAS
深読みしないほうがでなく深読みしなくてもいい手が指せるんだろうな
628: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)16:10 ID:y9FqKoZ5(5/9) AAS
折田アマについては棋士名「アマトップ」で十把一絡げにしてあるので取り上げていないな
6局は解析してあるけど目出度くプロになれたら析出してみたいね
629: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)16:18 ID:y9FqKoZ5(6/9) AAS
年間解析を開示するにあたってのお断り
今回最終データを出すにあたって相手一致率の算出方法に策を講じた
Eloレーティングの計算ではレートに400以上の差があるときはレートを計算しないことになっている
同じ原理を適用して一致率が極端に低い棋士の一致率は相手一致率の平均を出すときに除くことにした
こうした棋士との対局は高一致率を出して勝っても換算レーティングが下がることもあり得る
データ数が増えれば緩和されるが、対局がつくかつかないかは棋士毎に不均衡なので取り除くに越したことはない
棋士名は伏せるが対象にした棋士は一致率が63%未満の棋士で全棋士の11%に相当する
これを相手一致率の計算に算入させない場合と算入させた場合の違いは換算レートの相関が0.923→0.932に、相手一致率の相関は0.589→0.599に変わる程度の違いでしかない
しかし、個々の棋士では大違いになることも十分あり得るので余計な批判を避けるために対策を講じた
算入していないのは相手一致率への算入だけなので、こうした対局の解析結果は、どっちが勝っても負けても勝局一致率の平均と敗局一致率の平均には算入されるし、それをもとに年間勝率等で割り出している一致率(採用一致率)の計算には入っている
630(2): ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)16:27 ID:y9FqKoZ5(7/9) AAS
フリークラスを除いた全棋士の換算レーティング表
レート換算式
◆C級1組からA級棋士まで
Rate = 2156 × 一致率 + 3873 × 相手一致率 - 2727 (R=0.928)
◆C級2組の棋士
Rate = 610 × 勝率 + 1246 (R=0.916)
画像リンク[png]:i.imgur.com
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省1
631: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)16:30 ID:y9FqKoZ5(8/9) AAS
カテゴリー別ランキング
早指し戦と対抗形はデータ数7局以上と少ないため参考程度となる
永瀬は早指し戦は2局のみのデータなのでランキングに入っていないし、同様に豊島は対抗形が4局のみなのでランキングに入っていない
どのカテゴリーも順位より換算レートのほうを重視すると比較しやすい
渡辺はどのカテゴリーでも1位と安定していて、予期した通りの結果になっているが、とくに注目すべきなのは早指し戦でも棋力が落ちていないことだろう
豊島が銀河戦優勝という実績があるわりに早指しレートが下がっているのとは好対象といえる
もっとも銀河戦の棋譜解析は少なく豊島も3局しかなかったので、もっとデータを集める必要があろう
広瀬と羽生は持ち時間が少ないと実力がハッキリと半減してしまっている
羽生は持ち時間が短い対局でリードしてきた棋士なので、ここに年齢的な衰えが集約されているようだ
藤井は対抗形が相居飛車より100近くレートが下がっていて久保や菅井と同格になっている
省5
632: ◆f7OmZ9ucu2 2019/12/30(月)16:34 ID:y9FqKoZ5(9/9) AAS
次は、視点を変えて先後でのデータの違いを調べる予定だが、先後のデータから相手一致率を調べるのは困難なので換算レートを出すことはできない
なので一致率のデータで比較するわけだが、ここでは原点に立ち返って一致率のデータのみから棋力がどの程度にわかるものなのか考察しようと思う
1995年の主要棋士の解析も完了しているので過去の棋士との比較も課題として取り上げることになる
大変な作業になるのと、ここまでタップリと情報提供したのでこの先は明日ということで
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