[過去ログ] 関西学生アメリカンフットボール Part93 (870レス)
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665: 2014/12/06(土)17:44 ID:PnE5AJuy(1/5) AAS
近年、経営における“失敗の研究”が盛んに行われている。例えば、シドニー・フィン ケルシュタイン『名経営者がなぜ失敗するのか ?』
や、ジャグディシュ・N・シース『自 滅する企業』などがある。
ここでも述べられているように、過去に好業績をあげ名声を得 た経営者であっても、成功体験を積み重ねる中で誤った経営判断を下すようになることが ある。
筆者はその要因の一つとして“独裁経営の弊害”が挙げられるのではないかと考えた。
“名将のもとに名参謀あり”と言われるように、過去の歴史を紐解くと、大きな功績を残 した偉人には「右腕」とよばれる有能な人材がいたケースも少なくない。
彼らはトップの 意思決定を支え、トップのリーダーシップの発揮に良い影響を与えてきた。
しかし企業の トップを支える右腕人材に関する研究は、本田宗一郎に対する藤沢武夫、松下幸之助に対 する高橋荒太郎、
井深大に対する盛田昭夫のような著名な事例についてのエピソード的研 究を除けば、殆ど進んでいない。
特に、現代の大企業における右腕人材に関する先行研究
は見当たらない。 現代の大企業であっても、トップの意思決定を補佐したり、トップに足りない能力を
補ったりする人材もしくは仕組みは何らか存在するはずである。
本研究はこれに鑑みて 行ったものであり、現代の大企業にトップの右腕人材は存在するのか、存在するのであれ ば彼らの役割や要件は何か、
存在しないのであれば彼らに代わる仕組みとはどのようなも のか、を明らかにしようとしたものである。
始めに、本研究における“右腕人材”を次のように定義しておく。
「トップリーダーが全幅の信頼を寄せ、重要な経営判断を行う際に相談および共に行動 することができる、腹心の部下。
同志としてトップリーダーを支える、ごく限られた人数
の者。」
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