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242: 2018/12/16(日)12:00 ID:lBwcbXMy0(2/2) AAS
 福岡県大野城市内で10月、アパート一室に内縁の妻の遺体を遺棄したとして、死体遺棄容疑で男が逮捕された。
妻は「ユミコ」と名乗り、一時は仕事もしていたが、県警が調べても身元を特定できなかった。
免許証や住民票もなく、「無戸籍状態」だった。30年連れ添った男も「今となっては、妻がどこの誰だったのか分からない」と話す。

 男は住所不定、無職奥田義久被告(74)。起訴状によると、昨年10月下旬ごろ死亡した氏名不詳の女性(妻)の遺体を遺棄したとされる。一部白骨化し、死因は分からなかった。

捜査員「奥さんのことは分からなかった。ごめん」

 被告によると、妻とは33年前、北九州市戸畑区にあったキャバレー「太陽」で出会った。妻には4歳ぐらいの子どもがいたが、数年後に駆け落ちしたという。
妻の言う通りなら1963年11月27日生まれで、死亡時は53歳だった。

 春日署は、キャバレー関係者や区役所に聞き込むなど「手は尽くした」(署幹部)。
キャバレー関係者は「似た人がいたかも」と話したが、身元は特定できなかった。取り調べの最終日、捜査員は被告にこう声を掛けたという。「奥さんのことは分からなかった。ごめん」

「頭が真っ白になった」

 福岡拘置所(福岡市早良区)で今月11日に被告に面会した。

 被告は淡々と半生を語った。
2人は大野城市に移り、パチンコ店に住み込みで働いた後に、事件現場のアパートに引っ越した。妻は「奥田ユミコ」として食品加工会社などで働いた。給料は妻の銀行口座に振り込まれていた。不可解なことは多かったが「詮索はしなかった」。

 一昨年ごろ、妻は仕事を辞め、被告の年金で暮らしていた。妻は一度も病院に行ったことはなかったが、昨年、目が少しずつ見えなくなり衰弱していった。ズボンや下着を脱がせてあげないと用も足せなかった。

 病院に連れて行くため「昔の住所を言ってくれれば身分証作ってくるけぇ。借金してもいい」と何度も説得した。だが、かたくなに拒まれた。

 その年の10月下旬。野菜ジュースを飲ませると「あぁ、おいしい」とつぶやいたのが最期になった。冷たくなった妻を前に「頭が真っ白になった」。
遺体をベッドに移して消臭剤を置き、そのまま暮らした。大家には「妻は実家に帰った」とごまかした。

 アパートの取り壊しに伴う退去期限が迫った今年9月末、遺体を放置して逃げた。「30年も一緒にいた。嫌いになってしたわけではない。『わかってくれ』という気持ちだった」

 妻は一体誰だったのか−。捜査関係者は「無戸籍だったとは思うが、妻がうそをついていたかもしれない。真実は分からない」と話す。17日、福岡地裁で被告の初公判が開かれる。

無戸籍者、全国に837人 法務局調べ

 法務省の調べでは、無戸籍者は全国に837人(11月10日現在)いて、うち146人は20歳以上だ。市町村の行政窓口を利用したことがある人しか把握できず、支援団体「民法772条による無戸籍児家族の会」は、独自の集計で1万人以上と推計する。

 同省によると、無戸籍者の8割は、離婚を巡り母親が出生届を出さなかった事例。民法772条は「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」と規定し、離婚後に出産しても一定期間は子どもの父親は前夫になる。
暴力が原因で離婚した前夫の子どもにはしたくない、などの事情が多いという。ほかには、記憶喪失や戸籍制度反対、ネグレクト(育児放棄)もある。

 家族の会の井戸正枝代表は「無戸籍者は、過去の事情を知られたくないため身近な人にも出自などを話さないのが特徴。大野城市のアパートで死亡した女性が無戸籍者の可能性はある」と語った。
外部リンク:headlines.yahoo.co.jp
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