[過去ログ] 憑かれた僕が従妹と田舎に愛の逃避行した話をする。 (168レス)
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101: 2014/09/24(水)23:14 ID:vYPz26d1P(2/2) AAS
今北産業
102: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:14 ID:EVqMFkLWl(41/52) AAS
友よ、ロリコンだったのか……、ちょっと残念だ。
103: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:14 ID:+lIf9c1Vr(4/13) AAS
 その瞬間、意識は明瞭になった。
 朦朧とはしておらず、ちょうどいい空調の部屋の中でゆっくりと意識が活性化していく。
 何かが鼻先をかすめた。
 柔らかい、幽かな柑橘系の香りだった。

 僕は自分のそばに何かがいるのだと直感的に気づいて、目を開くことなく無言でいた。
 不思議と、あの時の幽霊に対する恐怖はなかった。
 彼女が近くにいることが、なんとなく心地よかった。
104: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:18 ID:EVqMFkLWl(42/52) AAS
友よ、焦りのせいかは知らんが、文末に「た」が目立っている。
105: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:18 ID:+lIf9c1Vr(5/13) AAS
 冷たい感触が、頬に触れる。
 ヒトリとした、そんな何か。
 それが僕の頬からこめかみを伝い、頭に到達する。
 優しい指使いなのか、全く別の、猟奇的な手つきだったのかはわからない。
 だか、やはり、その感触がどことなく心地いい。

 すぐに、その感触が消え去った。
 冷たい指も、気配も。
 だけど、かすかに柑橘系の匂いだけは、そこに留まっていた。
106: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:19 ID:EVqMFkLWl(43/52) AAS
我も一時期そんな時期もあった気がする。文末表現は(ry
107: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:21 ID:EVqMFkLWl(44/52) AAS
我も潜在能力を引き出し、原本に記されし事象に腕を出したいのだが、生憎シリアスゆえと隻腕ゆえに口を出せない。 許せ、友よ
108: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:22 ID:EVqMFkLWl(45/52) AAS
さてさて、代理の方は時間が掛かりそうですな。
109: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:23 ID:+lIf9c1Vr(6/13) AAS
 そして、再び眠りについた僕は、気味の悪い夢を見た。
 どんな内容であったかは覚えていないが、とりあえず気味が悪かった。
 人の形を持たない、人影。
 暗がりから伸びる無数の黒い腕。
 それが僕の首に回り、闇の中に僕を引きずり込もうとする。
 冷たくて、痛くて、辛かった。
 これまで見てきたどんな怖い、辛い夢よりも、悲しかった。
 なぜだろう、それはわからない。
 でも、閉じたまぶたの裏側には、いつまでも、あの少女の意味深な表情がこびりついたままだった。
110: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:26 ID:+lIf9c1Vr(7/13) AAS
 そして、再び眠りについた僕は、気味の悪い夢を見た。
 どんな内容であったかは覚えていないが、とりあえず気味が悪かった。
 人の形を持たない、人影。
 暗がりから伸びる無数の黒い腕。
 それが僕の首に回り、闇の中に僕を引きずり込もうとする。
 冷たくて、痛くて、辛かった。
 これまで見てきたどんな怖い、辛い夢よりも、悲しかった。
 なぜだろう、それはわからない。
 でも、閉じたまぶたの裏側には、いつまでも、あの少女の意味深な表情がこびりついたままだった。
111: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:26 ID:+lIf9c1Vr(8/13) AAS
 目を覚ました僕は、何を思ったのか、カバンからルーズリーフとペンを取り出していた。
 あの奇妙な悲しい夢が、小説に役立つと思ったのである。
 自分の記憶していることを、ただ書き連ねていく。
 白い奇妙な腕に、冷たい感触。
 思い出せるものをすべて文字に書き起こした。
 ただ無心になって。

 思えばこれが、悪夢の始まりだったんだろう。
112: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:27 ID:+lIf9c1Vr(9/13) AAS
すみません、投稿ミスしてしまいました
113: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:27 ID:EVqMFkLWl(46/52) AAS
我の推測で悪いのだが、代理人も友も、もしや我と同じ世界の住人ではないだろうか。 我は途端にその思考へと至る。 もしそうであるのであれば、あちらの世界で会うかもしれない。 情報をくずかごへと放り投げた。 敵じゃない、味方だ。 疑り深い故、許してくれ。
114: 2014/09/24(水)23:28 ID:zuGND5Ufr(3/3) AAS
あれ
夢日記じゃねこれ?
115: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:29 ID:+lIf9c1Vr(10/13) AAS
お気になさらず
116: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:29 ID:+lIf9c1Vr(11/13) AAS
 ゆりは、旅館からの帰り道、僕の父親が運転する車の中で、ずっと浮かない顔をしていた。
 ぼんやりと車窓から流れる世界を見て、まるでマネキンのようだった。
 彼女は一体、何を考えているんだろう。
 一体昨晩、どんなことがあったのだろう。
 わからない、わからないが、それでも、なんとなくやりきれない、胸を締め付けられるような感覚を覚えた。
 尻目に、彼女の父親の様子を伺う。
 彼は、むすっとした表情を浮かべていた。

 幽霊の少女は車の中にはいなかった。
117: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:30 ID:EVqMFkLWl(47/52) AAS
友よ……、夢日記を経験したことが……
118: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:33 ID:+lIf9c1Vr(12/13) AAS
 自宅についた後、いとこの両親はこのまま帰ると言って車から降りると、タクシーを呼んだ。
 やってきたタクシーに、ゆりも乗るようにとオヤジが声をかけるが、彼女はそれに答えずに渋っていた。
 まるで、自宅に帰りたくないと暗示しているようなそんな思わせ振りな態度に、オヤジは無理やり手を掴むことで応じる。
119: 隻腕の王(刻限間近) 2014/09/24(水)23:34 ID:EVqMFkLWl(48/52) AAS
すまぬ、どうやら刻限が来てしまったようだ。

君らには少し迷惑をかけたかもしれない。

許せ、そしてできたら崇めて欲しい。

最後に王がここに踏み入れたことを記す。
120: 代理に憑かれた人 2014/09/24(水)23:35 ID:+lIf9c1Vr(13/13) AAS
お疲れ様でした
スレ主に代わってお礼を申し上げます
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