★香港プロアクティブ投資被害回復ノウハウ (14レス)
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4: 893 2017/03/02(木)13:19 ID:LHSmkm9tl(1) AAS
バンリ・グループによって痛い目に遭った債権者のなかには、冒頭の小野グループも含まれていた。小野光太郎氏が率いた小野グループはアルミホイール製造の
ワシマイヤーなどを擁する福井の有力企業集団で、1990年代にはニツセキハウス工業や寿工業(両社とものちに倒産)など旧第一勧業銀行のお荷物融資先を
次々と傘下に引き取っていたことで全国的にもその名が知られていた。
 が、そうした背伸び経営が祟り、2000年代に入ると経営は急速に傾いた。挽回を狙って水面下で手を染めたのはリスクの高い金融商品への投機だった。
ただ、それは墓穴を掘ることにしかならず、結局のところ、日経225オプション取引では121億円もの損失を負っている。そうした挙げ句、銀行融資を
つなぎ止めるため走ったのが粉飾決算だった。取引行ごとに何通りもの決算書をつくり、優良財務を装っていたのである。
 帳尻を合わせるため、しまいにはこんなことまで行っていた。ドイツ銀行とHSBCの口座に総額200億円超の預金があるものの、それは英国の
「エジンバラ公賞国際基金」の支援金に充てており、2020年にならないと返還されない――。小野グループは取引行にそう説明していたが、デタラメもいいところ。
残高証明書は偽造したもので、実際の預金額はわずか500万円ほどしかなかったのである。
 そんな嘘と自転車操業が続くなか、小野グループはバンリ・グループと接点を持ったようだ。小野グループは税務署に対しては真正な決算書を提出していたが、
グループのワシ興産が作成した11年11月期のものを見ると、バンリ総研に対し3億円の貸付金を保有していることが記載されている。カネ詰まりの末、
藁にもすがる思いで文太郎元代表の儲け話に乗ったのかもしれない。
 さて、バンリ・グループが集めたカネはどこに消えてしまったのか。確かに、香港の現地法人には次男の是光副代表(当時)を派遣し、それなりに事業立ち上げに
動いていたフシはある。が、民事裁判を起こした被害者側の調査によると、集めたカネはグループ間の口座を複雑に行き来しながらかなりの額が現金で引き出され、香港に送金された分は
数億円にとどまっていたという。今後そうしたカネの流れをどこまで解明できるかが大きな焦点といえるだろう。
(文=高橋篤史/ジャーナリスト)ニュースサイトで読む: 外部リンク[html]:biz-journal.jp Copyright © Business Journal All Rights Reserved.
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