[過去ログ] 競技プログラミングにハマるプログラマのスレ 222 (1002レス)
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862: 04/24(木)21:33 AAS
? 公平性への懸念とその克服
 反対論の核心は「AI が代わりに解くのでは実力を測れない」という公平性の問題である。だが主流サイトは既に運用知見を蓄積しつつある。Codeforces は 2024 年 9 月の公式ブログで「テンプレート生成・翻訳など限定用途の AI 利用を許可」する方針を示し、AtCoder も 2025 年 4 月に「解法アイデアの取得は不可」と線引きを明文化した。​ つまり「AI 完全禁止」か「無制限解禁」かの二択ではなく、用途で区分しながら共存する路線はすでに現実に運用されている。さらに AI 部門と従来部門を分ければ、純粋に人間のみの実力を測る舞台も存続する。

? 思考力低下への懸念への反駁
 AI が思考を奪うという指摘は、囲碁・将棋界でかつて繰り返されたが、実際には逆に戦術研究が深化した。生成 AI を使うほど“なぜその解法が正しいか”という説明責任が増し、参加者は証明責任を果たすために理論をより厳密に学ばざるをえない。思考力がむしろ研ぎ澄まされるのは、過去十年のボードゲーム AI 研究が示す通りである。

? 規約運用コストと不正検出
 「不正検出コストが膨らむ」との懸念には、AI 前提部門の導入が逆に解となる。AI 使用が前提ならば「AI を使ったか否か」という監視項目自体が不要になり、運営は提出コードの正当性だけを検証すればよい。従来部門ではオンライン実施で監視強化を続ける一方、AI 部門で自由度を確保する二分化運用が最小コストで最大の参加体験を提供する。

結論
 生成 AI の活用を奨励することは、?学習効率を劇的に引き上げ、?大会と産業の経済圏を拡大し、?実務価値の高い協調スキルを育成し、?競技そのものの技術革新を加速させるという多面的な利益をもたらす。一方で提起される公平性や思考力低下の懸念は、用途区分や部門分化という既に実証済みの運用策によって克服可能である。
 ゆえに、競技プログラミング界は GPT をはじめとする生成 AI の活用を公式に奨励し、新たな競技形態と学習パラダイムを構築すべきである。この選択こそが、AI 時代における競技者・企業・コミュニティ三者の利益を同時に最大化し、未来のソフトウェア開発を先導する最短経路である。
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