[過去ログ] 志希「ねぇねぇしゅーこちゃん」周子「ん、なに?」 (37レス)
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1 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:21:27.62 ID:6A2JI5gH0(1/26) AAS
・百合描写注意

・SS投稿初めてなので読みづらかったらごめんなさい

SSWiki : 外部リンク:ss.vip2ch.com
18 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:48:34.75 ID:6A2JI5gH0(18/26) AAS
周子「いやー平和だ」

フレ「ここは日本だしねー」

周子「なんかフレちゃん猫っぽい」ナデナデ

フレ「ごろにゃ〜ん♪」

周子「ネコデリカだ!」ナデナデ
省8
19 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:50:03.64 ID:6A2JI5gH0(19/26) AAS
フレ「んっ……」

周子「……」ナデナデナデナデ

フレ「ふぅ、あっ……そこ、いいっ……」

周子(ナニコレ)ナデナデ

フレ「ふあっ」
省5
20 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:51:19.24 ID:6A2JI5gH0(20/26) AAS
周子(……かれこれ30分くらい撫で続けてるから、腕も足もしんどい)

周子(フレちゃんもあれから喋らないし、なんだか気まずい)

周子「はぁー……」

フレ「あ……ごめんね。アタシばっかり。疲れた?」

周子「あぁ、いいよいいよー。お邪魔してるのはあたしの方だしさ。ちょっと休憩しよっか」
省9
21 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:52:12.77 ID:6A2JI5gH0(21/26) AAS
フレ(どうしたんだろ。シューコちゃんの近くにいると急に余裕がなくなっちゃうっていうか……なにも考えられなくなる)

フレ(身体が熱っぽいし、風邪でも引いちゃったのかな。全然そんな前触れはなかったんだけど)

フレ(心臓がすごいうるさい)

フレ(アタシがアタシじゃなくなってくみたい)

周子「フレちゃん」
省10
22 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:53:39.78 ID:6A2JI5gH0(22/26) AAS
周子(あははー。1日で2回押し倒されるとか、まるでハーレムものの主人公じゃん。あたし)

フレ「あ、え、えっと……そ、その……」

周子(そして私の目の前でうろたえるフレちゃんという超珍しいシチュエーション)

周子(あ、リンゴみたいに顔、真っ赤)

周子(なんかこのフレちゃんかわいいな)
省9
23 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:54:38.73 ID:6A2JI5gH0(23/26) AAS
フレ「か、帰って欲しくな……い」ギュッ

周子「」ムラッ

周子(いや、あかんわ。これ)

ーーーーーーー
24 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:57:27.53 ID:6A2JI5gH0(24/26) AAS
別にあたしはレズってわけじゃないし、かといって同性愛を真っ向から否定するような人間でもない。
ただ目の前にいる女の子がいつもと違う顔をしてあたしを誘っているんだから、据え膳食わぬはなんちゃらってね。
我慢できなくなるのはしょうがないことだとおもう。

「……シューコちゃん」

彼女はそう言って、すっかり赤く熟れた顔をゆっくりと近づけてきた。

あたしは目を細めて少し首を傾けることで、言葉による承諾を省略した。
あと10センチ、5センチ、2センチ……歩くような速さであたしたちの距離は縮まっていく。
そして、ゼロ距離。

形容しがたい、ただただ柔らかな感触が、唇の先から脳へ、手に、足へ、心に、ビリビリとした衝撃を走らせた。
25 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:58:36.75 ID:6A2JI5gH0(25/26) AAS
最初のキスはお互いの唇を確認するような短いキス。

いつもの彼女なら「これはフランスでは挨拶みたいなものだよ」なんて言いそうなんだけど、実際口にしたのは「もっと」という短くて溺れそうな言葉。

唇の柔らかさを知った2度目のキスは味わうような深いものとなった。

自慢じゃないけど、生まれてこのかたキスなんてしたことがなかった。
でも教えられたわけでもないのに、どうすればいいのかなんて悩むよりもまず体が動いた。

さっきよりも倍以上の時間をかけた口づけ。
頭がじーんとなって、蕩けてしまいそうなこの感じ。
省4
26 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/07(火) 23:59:18.03 ID:6A2JI5gH0(26/26) AAS
顔も耳も真っ赤で、半開きになった口から火傷しそうな熱い吐息が漏れている。

「もう、ガマン、無理かも」

普段では考えられない、消え入りそうな弱々しいセリフだったけど、ライン際ギリギリに立っていたあたしの背中を押すには十分すぎるものだった。

後方に位置するベッドを一度見る。
薄いピンクで揃えられたなんでもない寝具が、今日ばかりはなにか意味を持つような気がしてならない。

再び彼女に視線を戻すと、エメラルドグリーンの瞳が水面でゆらゆらと揺れてあたしを誘惑していた。
言い訳にしか聞こえないけど、そんな目で見られたら抗えないに決まっている。
省1
27 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:00:28.36 ID:On04WJHg0(1/10) AAS
彼女の部屋だけど、あたしが手を取ってこの短い距離を先導する。

惚けた顔をしたお姫様をベッドに座らせると、そのまま重力に身を任せるように力なく横たわった。
その隣に腰を下ろすと、1人用のベッドが軽く軋んで、恥ずかしさが今になって押し寄せてきた。

仰向けになると体のラインがはっきりと見えて、意識しないでいることなんて無理。

呼吸に合わせてお腹が沈んだり、膨らんだり。
その動作すらあたしを誘っているんじゃないかとおもってしまうくらい、頭の中はぐるぐるでぐちゃぐちゃ。

なにをするわけでもなく、しばらくの沈黙。
省4
28 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:01:13.34 ID:On04WJHg0(2/10) AAS
キスしといてなんだけど、ここから先は一方通行。
決して引き返すことができないけもの道だ。
一時期の感情による過ち、では済ませられない。

かといってこの空気でやっぱやめたー、なんて無責任なことは言えない。
というか、ここからどうすればいいんだろう。
ファーストキスがちょっと前の出来事なんだから、それ以上のことは深海と同じくらい未知だ。

「シューコちゃん、すごい顔赤い」

はにかみながらそう言う彼女はやっぱりかわいくて、グダグダと思考していたものは全部消失した。
29 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:02:25.39 ID:On04WJHg0(3/10) AAS
顔を近づけていくと、彼女はすべてをあたしに委ねるかのように、ゆっくりと目を閉じた。
細い腕があたしの首元にまわされ、もうどこにも行けなくなる。
そして3度目のキスをする。

ついばむような口づけでは足りないし、長い時間、唇を重ねるのは限界がある。
なのでしゅーこちゃんは考えた。

交わって数秒おき、彼女の唇を舌先でちろりとノックする。
それを何度かすると、彼女もその意図がわかったのか唇を開いてくる。
そこからするりと侵入することができたあたしの舌は、ゆっくりと唇の内側に付いた唾液を舐めとるように動いた。

つるつるとした感触。してる側なのに気持ちよすぎて意識が飛びそうになる。
省2
30 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:03:48.35 ID:On04WJHg0(4/10) AAS
唇を離しても、あたしたちの距離は鼻先が触れ合うほどを維持していて、インターバルを挟むことなく次のキスへと移る。
口づけを重ねるたびにその激しさは加速していき、ぺちゃぺちゃという音まで出すようになった。

違う生きもののように情熱的に絡み合うお互いの舌。
キスというより、これはもはやセックスなんじゃないかとおもえてしまう。

時折、太ももあたりに違和感を感じるようになってきた。
あたしの左太ももはちょうど彼女の股の位置にあって、挟まれるような形で置かれている。
顔を付き合わせているので確認はできないけど、その違和感の正体がなんなのかはすぐ理解できた。
31 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:04:48.28 ID:On04WJHg0(5/10) AAS
「ねぇ、フレちゃん。それ気持ちいい?」

耳元でそう囁くと、ただでさえ赤く染まった耳がより色を濃くした。

「だってえ……」

指摘しても彼女の腰の動きは止まることなく、熱くなったそこをあたしの太ももに擦り付けていく。
羞恥に染まった顔とは対照的に、その体は快楽を貪欲に求め続ける。

「やだぁ、シューコちゃん見ないで」
省9
32 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:05:55.96 ID:On04WJHg0(6/10) AAS
「せつないんだもん……苦しいんだもん……いじわるしないでよぉ……」

大丈夫だよ。
あたしだって、もう我慢できないもん。
33 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:06:53.68 ID:On04WJHg0(7/10) AAS
ーーーーーーー

乃々(もりくぼです……今朝、事務所に来ると、紗枝さんと泰葉さんが謝罪合戦をしていました)

乃々(お互い床に正座して、ひたすら頭を下げているその光景は、見ているこっちがつらくなるものだったんですけど……)

乃々(その後ろでは志希さんがプロデューサーさんにこっぴどく怒られているみたいでしたが……当の志希さんは反省するどころか新しく開発したという香水を取り出しては、まったく意に返さない様子でした……)

乃々(そして今回の被害者である周子さんはというと……)
34 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:07:53.98 ID:On04WJHg0(8/10) AAS
周子「おなかすいたーん♪ お、フレちゃんアイス食べてんじゃーん。あたしにもちょーだい」

フレ「いいよー♪ フレちゃんの食べかけだけど」

周子「もんだいなーし♪」パクッ

周子「んー、おいひー」

フレ「フレちゃんエキスが入ってるからねー☆ 普通より甘くなっちゃうカンジ?」
省4
35 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:09:27.84 ID:On04WJHg0(9/10) AAS
乃々(あとから志希さんに聞いた話ですが、どうもフレデリカさんにも同じような香水をつけたらしいです。周子さんのものに比べるとかなり効果は微弱だとかなんとか……作った本人は「にゃーっはっは! 実験は成功〜♪」って上機嫌だったんですけど……)

乃々(二人になにがあったのか、もりくぼにはわかりません……こ、こわくて本人たちにも聞けません……フフ……きっと知らない方がいいことだとおもうので、もりくぼはこのまま机の下で過ごしています……)

志希「今日、しゅーこちゃんとフレちゃんのにおいが一緒なんだよねー。なんでだろうね?」

乃々「も、もりくぼに聞かないでください……」
36 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga] 2015/07/08(水) 00:11:59.12 ID:On04WJHg0(10/10) AAS
おわり

ありがとうございました
37 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage] 2015/07/08(水) 01:04:47.51 ID:mjRDsH5S0(1) AAS
>>32
の続きはよ

とても良い
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