[過去ログ] ´ω`)ノ こんぬづわ10 (1002レス)
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241: 共産党宣言 [sage] 2015/10/05(月) 20:17:47.95 ID:r2LN84vZo(5/7) AAS
p194
一方ドイツの社会主義は、自らの天職とはこうした小市民の高慢な代表になるということだと、ますます了解するようになっていった。
 ドイツ社会主義は、ドイツ民族を正常の民族であると主張し、ドイツの自主性のない人々を正常な-人々であると主張した。
ドイツの社会主義はこうした卑劣な思想に対して、隠された、気高い、社会主義的な意味合いを与えたのである。
実際にはまったく逆の意味だったのだが。ドイツの社会主義は共産主義の粗野で破壊的な方向に対し直接反対し、
あらゆる階級闘争に対してどの党派にも属さないという中立を明言したのだ。いくつかの例外はあるものの、
ドイツで表向きに社会主義や共産主義の作品だとして流通しているものはどれもこれも、こうした薄汚い、気の滅入る文献である。

(注釈)マルクスとエンゲルスの1845-48年までの批判の多くは、この真正社会主義者向けられた。その理由は、マルクスとエンゲルス自身、
実はかつてその仲間だったことにある。ヘーゲル左派の延長線上に出てくるこの真正社会主義者は、ある意味でマルクスとエンゲルスと祖先を同じくする。
マルクスとエンゲルスは1845年以降ドイツの外での共産主義運動に接するようになり、その批判力を増す。
もちろん、義人同盟内ではヴァイトリンクやハインツェンとの対立」と抗争があったが、それは義人同盟内部の問題であった。
義人同盟の外での最大の勢力は、同じドイツ人の真正社会主義者であったことは間違いない。他方、フランスのカベー主義者、サン=シモニアンなどは、
間接的な意味での批判の相手であり、当面の敵ではなかったと言える。
 エンゲルスは「ドイツの現状」の冒頭で、こうしたドイツの真正社会主義者、中でも自称共産主義者と名乗っている一団を批判する。
「この真正社会主義者の仲間に入るのは、特に社会主義者と名乗っている連中ばかりではない。共産主義者という党派名を受け入れたドイツの著作家の大部分も、
やはりこれに入る。もしかすると後者の方がもっと悪いくらいである。こういう事情なので、これらの自称共産主義者作家たちがけっしてドイツ共産主義者の党派を代表していないことは、
明らかである」(MEW4巻38頁)。「きわめて明白なきわめて明瞭な目標をもつドイツのプロレタリアートの代表者であるドイツの共産主義者は、自分が誰を代表しているかを自分で知らず、
そのためドイツ諸政府の腕の中によろよろと転げ落ち、「人間を実現している」つもりで、ドイツの小市民の神格化を実現しているにすぎないこの文士一味(というほかない)から、
もはや断固として袂を分かつべきである」(同、40頁)。1890年の『宣言』ドイツ語版ではエンゲルスは次のような注を付け加えている。
「1848年の革命の嵐によって、この惨めな学派は一掃され、社会主義にまだ関係しようという気持ちは失せた。その代表そしてこうした古典的タイプは、カール・グリュンである」と。
「流通している」の後に、「1847年」という言葉がエンゲルスによって付加されている(MEW4巻502頁)。

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