[過去ﾛｸﾞ] 藤居朋「白波」 (169ﾚｽ)
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130: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:27:22.56 ID:FokWIIF/o(8/30) AAS
数分後・・・。
ちひろ「はい、こちらは準備できました」
社長「よし、始めてくれ」
Ｐ「分かりました」
省10
131: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:27:58.33 ID:FokWIIF/o(9/30) AAS
社長「・・・それは出来るのか？」
Ｐ「私は出来ると思います。現に２０人を超える人数です、いい組み合わせが・・・」
社長「いや、無理だな」
Ｐ「・・・え？」
省11
132: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:28:55.51 ID:FokWIIF/o(10/30) AAS
社長「簡単に引き下がるな。切り口を変えるんだ」
Ｐ「切り口ですか？」
社長「ああ。現に過去の例を言って、それがもたらしたメリットを言っただろう？」
社長「それにどうやったら近づけるか、それを考えるんだ」
Ｐ「・・・・・・」
省15
133: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:30:27.54 ID:FokWIIF/o(11/30) AAS
社長「おう、外部に委託する。そうすれば俺らは今いるアイドルに付きっ切りになれる」
社長「だが、新人アイドルを誰かに託すとなると、より優秀な人間であったり、理解力の高い人間でないと新人をドブに捨てるようなものだぞ」
Ｐ「・・・っ」
社長「委託する金は？誰を雇う？何人月必要だ？」
Ｐ「それは・・・分かりません」
省15
134: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:31:32.45 ID:FokWIIF/o(12/30) AAS
─ 都内某所・カフェテラス ─
Ｐ（事務所を出て１時間）
Ｐ（先ほど会えないかと連絡したところ、青木さんはこの時間ならば話が出来るとの事だった。幸先が良い）
「それじゃあ、麗さん。また今度」
省11
135: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:33:35.79 ID:FokWIIF/o(13/30) AAS
麗「今日は私のローテーションに○○プロを入れる事の交渉でいいのか？」
Ｐ「い、いえ！実は・・・」
・ ・ ・ ・ ・ 。
麗「なるほどな、プロデューサー殿のプロダクションの新人アイドルを・・・」
Ｐ「はい。○○プロ内のより強い活気のために今までとは違う風を得たいのです。そのためにアイドルを外部で育てる空間が欲しいのです」
省12
136: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:34:02.11 ID:FokWIIF/o(14/30) AAS
Ｐ（ここで言い切らなければ・・・切られる・・・）
Ｐ「・・・５人です」
麗「ＯＫ、いいだろう。金銭は二の次だ、この件は○○プロとの合同プロジェクトとして立件する」
Ｐ「本当にいいんですか？」
麗「時間は待ってくれないぞ。キミも急いで動かないといけないのではないか？」
省3
137: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:35:12.84 ID:FokWIIF/o(15/30) AAS
─ ○○プロ・事務室 ─
社長「交渉が完了した、と」
Ｐ「はい、社長に薦められたおかげです」
社長「それで、新人アイドルはどうするんだ？」
省9
138: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:37:52.48 ID:FokWIIF/o(16/30) AAS
─ 定食屋 ─
「はい、アジフライ定食だよ」
詩織「ありがとうございます・・・」
「お礼なんていいんだよ、孫がお世話になってるようだからね」
省20
139: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:38:40.48 ID:FokWIIF/o(17/30) AAS
・ ・ ・ ・ ・ 。
詩織「・・・ごちそうさまでした」
「お粗末様でした。それにしても嬢ちゃんみたいな子がこんな所に来るなんて、孫に引きずられたかい？」
詩織「いえ・・・」
省14
140: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:39:22.65 ID:FokWIIF/o(18/30) AAS
七海「でもプロデューサーどうしたんれすかね？退院祝いじゃないなら、こんな大急ぎで来る理由は分からないれす」
詩織「・・・もしかして・・・」
七海「？」
詩織「・・・七海ちゃんをアイドルとして・・・スカウトしに来たり・・・」
七海「え〜？えへえへ〜♪七海がアイドルれすか〜」
省4
141: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:40:10.14 ID:FokWIIF/o(19/30) AAS
詩織（そして、午後１１時になろうとしていた・・・その時だった）
Ｐ「すみません、失礼しますっ！」
「おっそいねー、どこほっつき歩いてたんだい」
Ｐ「こ、これでもまっすぐ来たんですがね・・・」
省9
142: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:41:34.93 ID:FokWIIF/o(20/30) AAS
七海「お電話じゃダメだったんれすか〜？」
Ｐ「こればっかりは顔を合わせて言わないとダメだと思って、ね？」
「やっぱり告白じゃねーか」
「わざわざ関東から来るだけあるなぁ」
「男を見せてくれ！」
省6
143: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:42:10.88 ID:FokWIIF/o(21/30) AAS
七海「七海がアイドルですかー？」
詩織「・・・・・・」
Ｐ「ああ、七海ちゃんとは前にアイドルになるかならないかっていう話はしたと思うんだ」
七海「したれす〜」
Ｐ「・・・それで、ウチの社長と打診した結果・・・急遽ユニットを組むことになったんだ」
省8
144: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:43:12.44 ID:FokWIIF/o(22/30) AAS
Ｐ「ありがとう。あとは詩織さん、返事を聞かせてください」
詩織「・・・・・・あ・・・」
Ｐ「もちろん、無理なら無理と言ってくれても構わない。俺は話をしにきたんだ、強制じゃない」
詩織「・・・・・・」
七海「詩織さん・・・」
省14
145: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:43:39.04 ID:FokWIIF/o(23/30) AAS
Ｐ「改めて聞きます。詩織さん・・・アイドル、やってみませんか？」
詩織「・・・私で、いいのですか？」
Ｐ「もちろん」
七海「七海も大賛成れすよ〜」
省13
146: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:44:10.82 ID:FokWIIF/o(24/30) AAS
・ ・ ・ ・ ・ 。
次の日。
Ｐ「おばあちゃん、お世話になりました」
「気ぃつけて帰りな、孫を世話するヤツが怪我されちゃ、困るからね」
省5
147: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:44:48.02 ID:FokWIIF/o(25/30) AAS
・ ・ ・ ・ ・ 。
Ｐ（俺は、また同じだけを莫大な時間をかけて事務所周辺に戻ってきたのだった）
Ｐ（・・・あと３人か・・・。どんな人をスカウトすべきだろうか）
Ｐ（詩織さんはいつか壊れてしまいそうガラスのような雰囲気があり、七海ちゃんは芯からある元気って感じ・・・）
省4
148: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:45:51.78 ID:FokWIIF/o(26/30) AAS
─ 都内某所・公園 ─
Ｐ「・・・あ、いたいた」
Ｐ（朋が言うには、１８時以降のとある公園前で店を開いているとのことだった）
Ｐ（・・・人気がなくなった公園の前に、小さな明かりをつけたテーブル。間違いない、あそこだろう）
省13
149: ◆LhnLdWWANE [saga] 2015/04/22(水) 21:46:39.07 ID:FokWIIF/o(27/30) AAS
Ｐ「５人の新しいメンバーを探してくるというのが今、私に課せられた使命なんです」
「そなたの使命ですかー」
Ｐ（ずいぶん古風な喋り方だな）
Ｐ「２人は見つかったのですが、残り３人が見つからないのです。どんなメンバーを探せばいいのか、今のメンバーと合うのかどうか」
「・・・・・・」
省7
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