[過去ログ] 魔法少女まどか☆マギカSS談義スレその111 (1002レス)
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(1): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [] 2014/09/11(木) 22:31:44.74 ID:xBsnnyq70(5/5) AAS
仁美「上条君、今日は一緒に帰りませんか?」

恭介「いいけど…志筑さんって帰りこっちだったっけ?」

仁美「今日はこちらから帰ることにします」

 珍しいな、志筑さんと二人きりなんて。

恭介「……」

仁美「……」

 どうしよう、何を話していいかわからない。

恭介「…二人きりで話すのって、初めてだよね」

 …何言ってるんだろう。
余計に意識して気まずくなるじゃないか…

 二人きり…か…。いや、何も意味は無いかもしれないけど…。
なんで帰り道を変えてまで僕を誘ったのかな…

仁美「……少し時間をいただけませんか?
   あちらのベンチで、大事な話があります」

恭介(…まさかとは思うけど、やっぱりこれって……)

仁美「上条君…… あの、実は私、前からあなたのことが好きでした…!」

恭介「…!」

 告、白……!

 勿論、志筑さんのことは嫌いじゃない。
やっぱり綺麗だし、頭もいいし… 一緒に居れば有意義な時間が過ごせるだろう。

恋人同士になれるなんて考えていなかったけど、僕には勿体無いくらいの人だ。
そんな人が、僕を見てくれている。僕だけを見てくれる……

恭介(どうしよう、付き合ってみようか…?)

……でも…

恭介「ごめんなさい」

仁美「……」

恭介「気持ちは凄く嬉しいんだ。
   まさか志筑さんみたいな人が僕に告白してくれるなんて思ってなかったし…」

恭介「でも、僕にとっての一番はやっぱり志筑さんじゃないから……」

仁美「…というと……」

恭介「僕の中で一番大切なものはやっぱりバイオリンで、それは今は変わらない」

恭介「今はデートとかよりも、バイオリンのレッスンのほうを優先したいんだ。
   折角付き合ってもデートも碌にできないし、中途半端な気持ちで受け入れるのも悪いと思って…」

仁美「…わかりました」

仁美「上条君はそれでいいと思いますわ。私も、そんな上条君が好きですから…」

仁美「…では、私はもう行きます。バイオリン、頑張ってくださいね」

恭介「うん…気をつけて」

 志筑さんは、最後に微笑んで去っていった。

少し勿体無いことをしたような感じはあるけど、結局志筑さんに言ったとおりだ。
きっと、僕は志筑さんを一番に大切にはできない。
彼女には、もっと大切にしてくれるいい人が現れるだろう。

恭介(じゃあ、早速バイオリンを頑張るとするかな)
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