[過去ログ] 漢方薬(メンタルヘルス板用)Part7 (1002レス)
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(1): 2024/10/24(木)11:43 ID:hNWhGInZ(18/65) AAS
>>828
 こうした恐れがあるため、患者さんが虚証か実証かはっきりしない状況で葛根湯と麻黄湯、桂枝湯の3択で迷った場合には、桂枝湯が無難という考え方があります。
迷ったら攻めの漢方薬よりも守りの漢方薬を選択し、「Do no harm.」のスタンスを取るということですね。

 次回は、芍薬に着目して、桂枝湯の理解をさらに深めていきます。桂枝湯の様々な派生処方を紹介していきますので、お楽しみに。

コラム:生姜のお話

 ショウガから作られる生薬には「生姜」と「乾姜」がありますが、八百屋さんで売られているものと同じ「ひね生姜(生ショウキョウ/鮮姜)」も漢方薬に用いられる場合があります。
これは、乾燥させていないショウガの新鮮な根茎です。
中国では、この日本のひね生姜を生姜と呼び、日本の生姜を乾姜と称します。
日本の乾姜は中国には存在しません。

 どれを使用するかはメーカーによって異なることがあり、葛根湯には生姜を含むものとひね生姜を含むものが、小⻘⻯湯には生姜を含むものと乾姜を含むものが存在します。
半夏白朮天麻湯では、生姜と乾姜を両方含有する場合と、生姜だけの場合があります。

 こうした様々な違いを不思議に思う読者もいることでしょう。
これは、それぞれの国の中でも変遷があり、史的考察を行った文献も存在します。
このような文献を参考にして、各メーカーの漢方薬に含まれる生薬の特長を生かして使い分けることが良いかもしれません。
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