◎●○三島由紀夫の名言・格言○●◎ (853レス)
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147: 2010/05/14(金)11:49 ID:/3WvYEUo(1/7) AAS
私の言ひたいことは、口に日本文化や日本的伝統を軽蔑しながら、お茶漬の味とは
縁の切れない、さういふ中途半端な日本人はもう沢山だといふことであり、日本の未来の
若者にのぞむことは、ハンバーガーをパクつきながら、日本のユニークな精神的価値を、
おのれの誇りとしてくれることである。
三島由紀夫「お茶漬ナショナリズム」より
148: 2010/05/14(金)11:49 ID:/3WvYEUo(2/7) AAS
エロティックといふのは、ふつうの人間が日常のなかでは自然と思つてゐる行為が、
外に現はれて人の目にふれるときエロティックと感じる。
三島由紀夫「古典芸能の方法による政治状況と性」より
149: 2010/05/14(金)17:09 ID:/3WvYEUo(3/7) AAS
日本人本来の精神構造の中においては、エロース(愛)とアガペー(神の愛)は一直線に
つながつてゐる。もし女あるひは若衆に対する愛が、純一無垢なものになるときは、
それは主君に対する忠と何ら変はりない。
三島由紀夫「葉隠入門」より
男の世界は思ひやりの世界である。男の社会的な能力とは思ひやりの能力である。
武士道の世界は、一見荒々しい世界のやうに見えながら、現代よりももつと緻密な
人間同士の思ひやりのうへに、精密に運営されてゐた。
三島由紀夫「葉隠入門」より
150: 2010/05/14(金)17:11 ID:/3WvYEUo(4/7) AAS
忠告は無料である。われわれは人に百円の金を貸すのも惜しむかはりに、無料の忠告なら
湯水のごとくそそいで惜しまない。しかも忠告が社会生活の潤滑油となることはめつたになく、
人の面目をつぶし、人の気力を阻喪させ、恨みをかふことに終はるのが十中八、九である。
三島由紀夫「葉隠入門」より
思想は覚悟である。覚悟は長年にわたつて日々確かめられなければならない。
三島由紀夫「葉隠入門」より
151: 2010/05/14(金)17:12 ID:/3WvYEUo(5/7) AAS
長い準備があればこそ決断は早い。そして決断の行為そのものは自分で選べるが、
時期はかならずしも選ぶことができない。それは向かうからふりかかり、おそつてくるのである。
そして生きるといふことは向かうから、あるひは運命から、自分が選ばれてある瞬間のために
準備することではあるまいか。
三島由紀夫「葉隠入門」より
「強み」とは何か。知恵に流されぬことである。分別に溺れないことである。
三島由紀夫「葉隠入門」より
152: 2010/05/14(金)17:15 ID:/3WvYEUo(6/7) AAS
エゴティズムはエゴイズムとは違ふ。
自尊の心が内にあつて、もしみづから持すること高ければ、人の言行などはもはや
問題ではない。人の悪口をいふにも及ばず、またとりたてて人をほめて歩くこともない。
そんな始末におへぬ人間の姿は、同時に「葉隠」の理想とする姿であつた。
三島由紀夫「葉隠入門」より
もし、われわれが生の尊厳をそれほど重んじるならば、どうして死の尊厳をも重んじない
わけにいくだらうか。いかなる死も、それを犬死と呼ぶことはできないのである。
三島由紀夫「葉隠入門」より
153: 2010/05/14(金)17:27 ID:/3WvYEUo(7/7) AAS
今日只今の平和な日常生活の中にも、間接侵略の下拵(したごしら)へは着々と進められてゐる
三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
不退転の決意とは何か?すなはち、国民自らが一朝あれば剣を執つて、国の歴史と伝統を
守る決意であり、自ら国を守らんとする気魄(きはく)であります。
三島由紀夫「祖国防衛隊はなぜ必要か?」より
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